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替わり続ける首相――それでも明日を信じたい

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鳩山由紀夫は辞任するしかないというエントリを揚げて一週間もしないうちに、本当に鳩山由紀夫が代表の座を降りることになってしまった。

何と言うことか、これで日本の総理大臣は4人続けて一年以内に辞任したことになる。
これにはまったく呆れるばかりなのだが、仕方がない。
誰が見ても明らかに鳩山由紀夫は優柔不断で実行力に欠けており、普天間基地問題では覆いようのない失政を犯した。

ブログ界の中には、鳩山のインテリぶりを挙げ、あるいは好人物ぶりを挙げて、「こんなにいい首相はいなかった」と惜しむ声もあるようだ。

確かに、鳩山由紀夫という人は私も前のエントリで書いたとおり、「いい人」だったと思う。

しかし、だからといってもっと首相を続けさせるべきだったというのは、あまりにセンチメンタルな考えというもので、いくら政治をセンチメンタリズムで語っても、生み出すものは何もない。

重要なことは何よりも、鳩山由紀夫という人は、国民の生活を守ろうといいながら実行できなかったのであり、沖縄の人々に対しては煮え湯を飲ませるような裏切り行為までしたのである。
鳩山由紀夫が我々に抱かせた失望の大きさに比べれば、首相が4人短期間で変わることなど、大きな問題ではない。
むしろ、鳩山とともに政治とカネの問題につきまとわれながら、ついに国政の重要な問題については何もしなかった(かに見える)小沢一郎も一緒に辞任してくれたのだから、よかったとさえ思う。

もちろん、国際的に見れば、くるくる替わる首相の交代劇はみっともないものには違いなく、フィナンシャルタイムズではその社説で「参事」という言葉を使っているほどだ。これから外交の面で日本が目覚ましい成果を上げるには、よほどの人材とチャンスに恵まれないと難しいかもしれない。

それでも、失ったものを嘆いてばかりはいられない。
私はむしろ、今回の鳩山と小沢の辞任によって、日本の政治が本当にリセットされるのではないかと期待している。
政権交代は確かに昨年9月に成ったが、ほんとうの意味で政権が替わるのはこれからなのだといってよいのではないだろうか。

支持率ががた落ちになってしまったとは言え、民主党が中心の政権はこれからあと三年は続く。この間に新しいリーダーが立ち、自民党時代から続き、鳩山由紀夫にはついに断ち切れなかったものを断ち切って新しい政治が始まれば、日本は息を吹き返せるのではないだろうか。
私はその可能性に賭けたい。

何から何までリセットするのは難しいかもしれない。
それでも、鳩山内閣でさえ、いくつかの点では自民党政権時代にはあり得なかったことを実現させたのは事実だ(もっとも事業仕分けについては、いろいろ注文があるけれど、それでも自民党時代よりはましになったと、私は思っている)。
鳩山内閣では平野博文や中井洽など、疑問符をつけざるを得ない人事があったが、それでも長妻昭などは厚労省で水を得た魚のように働いていた。
新しい内閣が、人物を吟味して適材適所の人事を行えば、政権交代によって生まれた望ましい政治のあり方の芽のようなものが、これから大きく育っていくかもしれない。私はそれに賭けたい。

今、次期民主党代表候補には菅直人が有力と見られている。
たしかに菅直人ならば、15年前の薬害エイズ問題で大きな役割を果たしたこともあるし、その行動力には期待ができる。
心配なところといえば、財務大臣として赤字削減のためには消費税引き上げもあり得るという見方をしていたことで、とくに「使い方さえ間違えなければ、増税しても景気がよくなる」と言っていたのは見逃せない。
現在のように景気が落ち込み、国民の生活が苦しい状況で消費税を引き上げれば、景気は必ず悪化し、さらなるデフレスパイラルに陥ってしまうだろう。
菅直人は、はたしてこの点を修正できるだろうか。

新しい内閣には普天間の問題をどうするのかという宿題もある。
鳩山由紀夫が出した結論をそのまま受け継ぐのでは、首相が変わる意味がないのだし、かといって「最低でも県外」という言葉をこれから復活させるにはすべての交渉を一からやり直さなければならない。新政権ははたしてどう取り組むか。

私は、沖縄の問題については、首相自らが折衝に当たるのではなく、アメリカの通商代表のように大きな権限を持った役職を設け、その任に就いた人物に交渉を委ねるようにした方がいいと思う。現在も沖縄及び北方対策担当大臣がいるが、これは国交相でもある前原誠司が兼任している。これでは大役を果たすのは難しい。
今は、沖縄問題専門のポストが必要なのだ。
そして首相は、最終的な判断を下すだけにする。
そうしなければ、国内に山積している問題に対処していくことは難しいだろう。

問題は民主党に、それだけの人材がいて、志を一つにしていけるかどうかだが、それが何とも悩ましい。
新しい代表は明日の代表選挙で決まり、夜には新しい内閣の顔ぶれが決まるだろう。それがどんなものになるか。
期待半分、心配半分といったところか。

しかし、今度の顔ぶれによって、7月の参院選の行方は大半決まってしまうのは確かだろう。
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