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政府の「エコ政策」は環境にも人にもやさしくないのだ

ここでは、「政府の「エコ政策」は環境にも人にもやさしくないのだ」 に関する記事を紹介しています。
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いまや「エコ」という言葉は一種の免罪符になっている。

ガソリン消費が少なくてもすむハイブリッドカーはエコの代表選手みたいな扱いをされて大人気だし、消費電力がより少ない液晶テレビや最新型のエアコン、冷蔵庫なども二酸化炭素排出量を減らすのに貢献すると言われている。

それって「エコ」だよね。
といえば時流に合っていてカッコイイという意味を持つようになっている。

だからみなさん、エコな商品に買い換えましょう。

そう言って麻生太郎が考えたのか、とにかく自公政権は「エコポイント制度」などを盛り込んだ補正予算を成立させた。

しかしなあ。
よく考えてみましょうよ、皆の衆。

たとえば15年使い倒してきたオンボロ車をインサイトとかプリウスに買い換えるとして、それはほんとうにエコにつながるのか?
とりあえずは自民党さんのおかげで自動車減税が受けられるし、何に使えるかは分からないけれどエコポイントもつくらしい。
そのうえガソリン燃費がよくて二酸化炭素の排出量も少なくてすむのだからいいことづくめじゃないの。

だけど、その一方で廃車にしてしまったもとの愛車の末路を考えると、そうそう上手いことばかりではないのではないかと思えてくる。
だってそうでしょ。自動車をスクラップにすれば確実にゴミが増えるのだ。
今は再生できるものは資源として再生するというが、費用対効果でいえばエコカーが環境に貢献する度合いとゴミを処理するために環境を汚す度合いというのがどの程度のものなのかが分からない。
もしエコカーに乗り換える方がほんとうに環境にやさしいのなら、乗り換えによる効果>廃車による環境負荷でなければならない。
でも、そんなこと誰も証明したわけじゃない。

それはテレビやエアコンにしたところで同じである。
いくら2011年からは旧式のブラウン管テレビはそのままじゃ使えなくなると言われても、液晶テレビの方が消費電力が少なくてオトクですと言われても、現に今映っているテレビを買い換えることがほんとうに環境にやさしいことなのか。
新しいエアコンの方が冷却効率もよくて消費電力もぐんと少なくてすむと言われても、ときどき妙な音がすることはあるものの、まだ十分に冷房として使えるものを買い換えることが環境にやさしいのか。

昔の人だったら、無駄遣いはするものじゃないよ、と諫めるところである。

しかし今は、国をあげて買い換えろ、その方が環境にもやさしいのだからとけしかける。
その尻馬に乗って、「どうせ買い換えるのなら、ポイントも高くなる大型テレビがいいよなあ」などということをやってしまうと、疑問はますます大きくなる。
だって、いくら液晶だって大きくなればなるほど消費電力は上がるに決まってる。
エアコンにしたって、「ついでだから今年は子供の部屋にも1台ずつつけるべえ」ということにしたら確実にエコじゃなくなる。

今の政府が進めている「エコ政策」には、実はもっと恐ろしい落とし穴がある。
これはさとうしゅういちさんが「景気対策、逆に『エコ破産』『公共交通衰退』を加速?」というエントリで書いている。

たとえば今しきりに宣伝されている太陽光発電、オール電化住宅だ。
これらをわが家にも取り付けたいと考えたとする。
環境にやさしいのはもちろんだし、なにより太陽光発電なら電気代がタダになる。
ところがこれらの装置は決して安くはない。当然ローンを組むことになる。
問題は、そのローンが、これまで払っていた電気代よりも高くなり、払いきれなくなって破産に追い込まれるケースがあるのだ。
以下、さとうさんの文を引用する。

わたしの大学の同級生が中国地方の農村部で弁護士をしています。その地域の弁護士は、彼女ともう1人しかいません。地域では最近、太陽光発電や太陽熱温水器が流行していて、みなさんがこの手のものをつけました。、高いローンを組まされます。

 「小泉・竹中」以降、金融機関は、金融庁の指導で、中小企業向け融資は絞りますが、個人向けは積極的に融資をしています。個人は(言い方は悪いが)脅かせば、サラ金から借りてでも返してくれますから……。ローンの支払いは、かからなくなった電気代分より遙かに大きい。その上、今般の不景気で失業したり給料が下がったりすると、ローンが払えなくなる。そして、自己破産して家ごと失ってしまうのです。

 「エコの意味ないじゃん! わたしのところは、こんな事例がしょっちゅうなので腹が立つ」と彼女は呆れ顔です。

「エコ破産」と同様に「オール電荷破産」もある。さらには自動車の「エコ替え」で今までよりも高いローンを組まされ、自己破産のあげくローン付きの車を引き上げられるというケースも決して少なくないという。

要するに、政府の言いなりになっていると、とんでもない目に遭う可能性がありますよ、ということだ。
これって、エコじゃないよね~。

さらに、ETC付き自動車限定の「高速1000円」のおかげで、今、地方の公共交通が大打撃を食らっているという。
先月のゴールデンウィークは休日1000円を当て込んだマイカーが高速道路に殺到して大渋滞を引き起こしたことが記憶に新しい。
これ自体、すでにまったくエコからかけ離れた現象なのだが、この制度の問題は大将を限定しているところにあって、恩恵を受けられない物流業者や定期バスなどは配送が遅れたりダイヤが守れなくなって大変だった。
のみならず、みなマイカーを使うことで観光バスやフェリー会社が大打撃を被り、経営問題にまで発展しているという。

そりゃそうだ、本州と四国を結ぶ瀬戸大橋も1000円で通行できるとなれば、わざわざ観光バスに乗ったり、フェリーを使わずマイカーで、ということになるだろう。
このため打撃を受けたフェリー会社は航路の一部を廃止し、今では雇用問題になっているという。

エコでもなければ雇用の問題まで生んでしまっている、今の政府がやっていることって何?
麻生太郎が最重要課題として景気対策を掲げ、国会を通過させた補正予算て、誰のためのもの?

よ~く考える必要があると思うよ。

ほんとうに環境のためを考えるなら、政府の尻馬に乗ってエコ替えなんかしないことだ。
古い自動車、古いテレビ、古いエアコンで我慢することだ。
そしてできることなら、どこにも出かけず、テレビも見ず、これからの暑さを我慢してエアコンをつけないことだ。

やせ我慢こそ究極の姿である。

それって、エコじゃね?(カッコイイんじゃない?)
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関連タグ : エコ, 自己破産,

コメント
この記事へのコメント
我慢してたら経済が潤わないけどね。
2010/05/01(土) 17:53 | URL | K #-[ 編集]
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