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あれじゃあ大阪府職員が気の毒だ

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私が通っていた高校は男子校で、今は知らないが当時はあまりガラのいい方ではなかった。
クラスの5%がガリ勉で40%が不良、残りは勉強もしないけれどワルもできないというサエない没個性組。図らずも私は第3のグループに属し、学校が嫌いで、小説と映画に没頭していた。
どこを見ても校舎は灰色で暗く、黒の詰め襟がうようよしている学校は私にとっては刑務所のように思えた。教師は威圧的か無気力で、授業は反吐が出るほど詰まらなかった。

教室はほんとに暴力教室だった。休み時間になるとワルの子分がすべての机を片隅に寄せ、空いたスペースで決闘がはじまった。彼らのカバンには教科書などなく、ヌンチャクやメリケンサック、チェーンが入っていた。
ワルが街で問題を起こすと、授業中いきなり教師がワルたちをぶん殴った。
ワルは大人しく殴られていたが、数日後、どこかでその教師に復讐したらしい。それがどんなものであったのかは分からないが、次の授業では顔を腫らした教師がいきなり掴みかかり、首謀者らしき生徒をぶちのめしはじめた。肉と骨を打つ音が教室に響き、私たちはじっと下を向いているしかなかった。
まるで時津風部屋状態。

威圧的な教師のなかで、もっとも恐れられたのが数学のヒオキという男だった。
彼は生徒を下等動物のように壇上から見下ろし、怒鳴り散らした。
ただでさえ数学が不得意だった私は、この学校で決定的に数学が嫌いになった。
当時はテレビで「必殺仕置き人」シリーズが人気だった頃で、私たちサエないグループは、その数学教師のことを「必殺ヒオキ人」と呼んでいた。ヒオキ先生がそれを知ったら、私たちはどうなったのだろう。おそらくゴミでも見るように一瞥されるだけだったろう。
とにかく、ヒオキが教室に入ってくるとそれだけで、数学ができない私は相当にびびったのを今も忘れない。

選挙で大勝し、大阪府知事に就任した橋下徹が初登庁した日の挨拶で、職員たちに号令をかけていた。
「皆さんは『破産会社』の従業員であるという、その点だけは厳に認識してください」
「給料が半分に減ることなんて当たり前」
「破産・倒産状況になれば、職員の半数や3分の2カットなんて当たり前」
職員たちは相当びびったに違いない。

たしかに5兆円もの負債を抱えているのだから、呑気に構えてはいられないのはわかる。
そのうえこれまでも、大阪府では信じられないような税金の無駄遣いをしてきたのだから、仕方がない部分がある。

しかしなあ、橋下。
初日から職員をびびらせて、どうするんだよ。
いきなり給料半額にするぞ、首を切るぞといわれて、働く気がするか?
部下を脅す上司のために、頑張って仕事をしようと思うか?
ほんとに橋下って、頭が悪いな。想像力がないな。
職員にだって生活があるんだから。
民間企業にこんな社長がきたら、業績下がるんじゃないの、普通。
イヤな奴。ヒオキみたいな奴。

あれじゃあ、仕事が嫌いになってしまうよ。
私が数学嫌いになったように。

職員同士でひそひそ言ってる声が聞こえてきそうだ。「またエライのが来たな」。
せめて、「今は非常に苦しいが、力を合わせて頑張ろう」くらい言ってやれないものか。
大阪府の財政を救うということは、職員も合わせた府民の生活を守るという意味もあるだろうに。
それを脅してどうすんだよ。
橋下ってやつは。
NHKに啖呵切るのもいいけどさ。あんまりエラそうにしない方がいいよ。
0802220071.jpg
石原都知事と握手した図。ある意味、歴史的な絵だったかもしれない。
極右知事ががっちり手を組んだ絵として。
日本の、あまり明るくない未来が見えてきそうだ。

大阪府庁が、職員たちにとって刑務所のようにならなければいいが。

私にとっての高校がそうであったように。

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関連タグ : 橋下徹, 大阪府, 石原慎太郎,

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