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世界的企業としてあまりにも恥ずかしい「トヨタ」という企業

ここでは、「世界的企業としてあまりにも恥ずかしい「トヨタ」という企業」 に関する記事を紹介しています。
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トヨタ
今さら言うまでもないが、トヨタ自動車といえば世界的な企業として知られている自動車メーカーで、その売り上げは昨年4月から12月期の連結決算が19兆7221億円というから、国家予算的な規模の金を稼ぎ出していることになる。
そのトヨタが9月以降、大きく収益を減らしたことを理由に非正規雇用を中心に大規模なリストラを行おうとしていることはすでに報じられている通りである。首を切られる人の数は来年の3月までに9600人。さすがトヨタ、儲けもでかいが、首を切る人の数も思い切っている。

もとよりトヨタ車など金輪際買う気のない私は、今回のトヨタによる血も涙もないリストラ策に今さら驚くまでもなく、ますますトヨタが嫌いになっただけだ。
こんな企業が日本を代表するカイシャだとは、まったくお恥ずかしい話だと思う。
たとえば「トヨタ」と「売上」でググってみると、数え切れないほどの項目が上がってくるが、その中でこんな見出しが目を引いた。

トヨタ自動車は売り上げ23兆円、営業利益2兆円以上を上げています
この記事はYHOO知恵袋の質問で、次のように続いている。

「トヨタ自動車は売り上げ23兆円、営業利益2兆円以上を上げています。

一般的な企業で利益率5%あればよいほうだといわれています。
トヨタでは10%に達します。なぜこれだけの利益を得ることが出来るのでしょうか?
他の自動車会社と比べてみても極めて優秀といわざるを得ません。」

これに対するベスト・アンサーは次のものだ。

「知らないのですか?
下請けや関連企業が苦しめられて
その血肉がトヨタの利益となっているのです。

ちなみにトヨタの口癖は30%コストダウン!
トヨタと繋がっていないと生きていけない人が多く
利益が1%でもあればと・・・・涙流している人ばかりですよ」

このQ&Aを読むだけでも、トヨタがいかに自分の儲けを上げるために非道なことをしているかが分かるというものだ。下請け会社を生かさぬよう殺さぬよう、絞れるだけ絞った挙げ句に2兆円もの利益を上げているのだ。こうした企業体質は社員に対しても反映されており、その具体的な話が日本労働党のHP内にある“学者 弁護士 議員 労組が共同 連携してリストラはね返せ”というページに出ている。以下はその引用だ。

「トヨタのリストラの現状だが、賃金ではすでに十三年前に職能給を導入し、段階的に年齢給を下げてきた。そして、今年になって事務、技術系は完全な職能給賃金を完成させた。現場では一部年齢給が残っているが、トヨタは狙い通りの賃金体系ができたといっている。
 事務部門では正社員を減らし、ほとんどが派遣労働者でまかなわれている。また、最近は安上がりな労働力ということでラインに女性労働者を入れてきた。」

これは2000年4月に行われた講演会の記録で、発言したのはトヨタ関連労働者の武田浩一さんという人である。すでに8年前にしてトヨタは年齢給を引き下げて職能給とし、生産ラインだけでなく事務部門でも正社員を減らして派遣労働者を利用、さらには肉体労働の現場である生産ラインに女性を使うなど、ありとあらゆる手段を使ってコストを切り下げている。この発言から8年経った現在は、さらに徹底したコストの切り詰めが行われていることだろう。
来年3月までに9600人もの非正規雇用をクビにするというのも、トヨタにとってはまったく理にかなった方針であり、人の情が入る余地なく出されるべくして出された方針だろう。

しかし、ここでさらに神経を逆なでするようなトヨタ式経営の嫌らしさが現れたのは、自動車レースのトップに君臨するF1に対するトヨタの態度である。これについては12月5日の「きっこの日記」できっこさんが書いている。
F1レースといえば、日本ではホンダが1960年代から取り組み、一時は会社の経営を傾けるほどの熱の入れようだったことが知られている。「F1は走る研究所」と言われるように、最大のパワーとスピードを発揮するエンジンを開発するためにレースの期間を通して研究が重ねられ、技術が蓄積されていく。それでも成功よりは失敗することの方が多く、ホンダが初めて念願の初優勝を獲得したのはレースに参加して3年後の1965年のことだった。メキシコグランプリで見事に勝ったとき、当時の監督だった中村良夫はユリウス・カエサルの言葉を借りて「来た、見た、勝った」と東京にいる本田宗一郎に電報を送ったという逸話がある。
ホンダにとってF1とは単なるレース以上のものだったのだ。

そのホンダが、やはり9月以来の円高と金融危機により収益を大幅に減らし、やむなく非正規雇用を合計760人削減すると発表。その一方で年間500億かかるとも言われるF1レースからも撤退することを正式に発表したのだ。
ホンダにとっては掛け替えのない夢に違いなかったF1を諦める。そのかわり、申し訳ないが雇用調整もさせてほしいというメッセージが伝わってくる。
もちろん、非正規雇用を都合よく馘首することに違いはないし、実際に首を切られる労働者からすれば、この年の瀬と正月をどうやって迎えたらいいのかと頭を抱えたくなる気持ちだろう。
それでも、まだホンダのやり方には理が通っているところがある。
トヨタロゴ

しかしトヨタはどうだ。
大きく収益を減らしたことはホンダと変わらないが、それでもトヨタは赤字になるわけでなく、相変わらず6000億円という利益が出る予想が立っている。それにもかかわらずトヨタはホンダの13倍にあたる数の労働者をクビにするというのである。

これには海外メディアも注目しているらしく、この秋以降、韓国やヨーロッパから取材陣が次々と名古屋を訪れているという。
「黒字だというのに、なぜリストラが必要なのか。その姿勢や背景を知りたい」と韓国のプロデューサー、崔炳崙(チェ・ピョンユン)さんは語っている。
「このような人員整理をされたら韓国では労働者は怒って行動するが、日本では派遣社員も期間従業員も経営者側に理解を示しているのが不思議だ」(asahi.comより)

なぜ、トヨタはかくも非道な仕打ちをしているというのに、労働者たちは声を上げないのか。
その疑問は私の疑問でもある。
そして、それに対する答えはおそらく、先に挙げたQ&Aにあったように、巨大なトヨタという存在に拳を振り上げることすらできない状況が日本という国の中に横たわっているということになるだろう。

儲けを上げるために必死で、そのためにはどんな非道も、法に触れない限りは厭わない。都合が悪い法律は自民党のへたれな政治家どもに奥田碩が圧力をかけて変えてしまう。

そんな企業が日本を代表する企業で、いいのか。恥ずかしくないか。
私は、恥ずかしい。
トヨタという企業を嫌悪する。
F1で多くの人に夢を与えるというストーリーも持たず、ひたすら広告塔として利用し続けるトヨタ。
1万人近い労働者を路頭に迷わせて、それでもF1だけは続けますといけしゃあしゃあと言ってのけるトヨタ。

こんな企業が日本を引っ張っているなどという現実に、私は止めどもなく失望を感じるばかりだ。

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関連タグ : トヨタ, 非正規雇用, F1, ホンダ,

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