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反小泉のシンボルが平沼赳夫だけでいいはずがない

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今日の朝日新聞朝刊では、総選挙前の新党結成を目指す動きとして平沼赳夫に触れている。
平沼といえば郵政民営化法案に反対して自民党を離れ、9.11の衆院選では刺客として自民党から立候補した阿部俊子と闘って返り討ちにした経緯を持つ。
自民党はその後、平沼ら郵政造反組を復党させようとしたが、平沼だけが復党条件に反発。「誇り高き無所属」などと称して一匹狼を気取って現在にいたるが、総選挙を前に新党を作る動きが始まっているようだ。
7月には平沼自身が「新党をつくるなら総選挙前が望ましい」と語り、自民、民主など各政党にまたがる保守系議員を糾合し、「第三極」として既成政党に飽き足らない国民の受け皿になる狙いがあると朝日は報じる。

一方、民主党は平沼の発言に呼応するかのように鳩山由紀夫が「自民党政権を倒すためにご協力を願いたい」と秋波を送り、平沼を自党に引き込みたい考えを明らかにしている。

民主党にしてみれば、平沼の存在は「反小泉」のシンボルとして大きく、また魅力的に映るのかもしれない。
また、ゴルフをしたり、一新会の勉強会で講演するなど小沢一郎と親和性が高いことも、ポイントになっているのだろう。

しかし、いかに「反小泉」のシンボルとはいっても平沼自身は保守中の保守であり、民主党反自民の勢力として平沼を味方につけようと考えるのには同調できない。第一、利権談合で腐りきった自民政治の後に来るものが平沼一派が理想とする右派民族主義的政治では、喜ぶにも喜べない。
打倒自民を叫ぶのはいいが、「反小泉」のシンボルが平沼一人であっていいはずがない。次に来るべき政権が基本にするものは修正資本主義であり、社会民主主義でなければならないことをあらためて確認するならば、リベラル・左派陣営もまた「反小泉」すなわち「反新自由主義」のシンボルを打ち立てる必要があるのではないだろうか。

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