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「安心実現内閣」は「消費税増税実現待望内閣」の欺瞞

ここでは、「「安心実現内閣」は「消費税増税実現待望内閣」の欺瞞」 に関する記事を紹介しています。
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3日付のロイターによると、福田改造内閣の主要閣僚は3日午前にNHKや民法の番組に相次いで出演し、税制抜本改革で取り扱いが焦点になっている消費税について、景気の下振れリスクが高まっていることなどを背景に2009年度からの税率引き上げに多くの閣僚が慎重な見方を示した。
官房長官の町村信孝は、消費税をふくめた税制改正についてはこれからの議論としながらも「景気を見なければいけない」とし、「景気に下振れ感があり、09年度の税制改革で消費税率上げを決めるのは、今の経済情勢を前提にすればなかなか難しい」と指摘した。

また、二階俊博経済産業相は、消費税率引き上げ議論に対して「経済を成長路線に持っていくために、そうした問題で(景気を)冷やしていく時ではない」と強調し、「消費税をすぐにどうするということではない」と、中長期的な観点で議論するべきとの認識を示した。

要するに、福田改造内閣は「国民目線に立った安心実現内閣」といいながら、虎視眈々と消費税を増税させる機会をうかがっているということだ。
ロイターの記事では、とりあえず09年度からの消費税増税については各閣僚とも慎重な意見だった述べているだけであり、消費税増税について消極的だとはどこにも書いていない。

それを裏づけるように記事の最後には財務相の伊吹文明の言葉を引用している。
「(恒久財源を確保できるまでは)手持ちのお金がどこかにないのか、そのほかに国民が納得できる個別増収を図れる税目がないのか。こうしたものを予算の編成過程で検討する」。
これは例の「目くらまし」発言から生まれたもので、その心は、今は増税しなくても、いずれ必ず消費税増税はすると断言しているのと同じと考えていいだろう。

しかし消費税増税については、景気が落ち込んでいるときに実施すべきではないという問題ではなく税制そのものの見直しをして語られなければならない。つまりそれは、今内閣が目指そうとしている保守本流回帰路線の中で語られるのでなく、政権交代により社会民主主義に移行した上で所得再分配効果を強化した、福祉国家実現の過程の中で語られるべき問題なのである。
そういう意味でも、今回の改造内閣が中川秀直ら新自由主義を推し進めようとする「上げ潮派」を排除したことは大きいといえるが、国民としてはまだまだ気を許すわけにはいかない状態が続いている。

一方、経団連は4日、停滞感が強まる日本の経済情勢を打破するための緊急提言をまとめ発表した。
緊急提言の内容は次の9項目だ。
(1)原子力の活用促進(設備利用率の向上)
(2)中小物流・農林水産業者の燃料費高騰に対する緊急避難的な補助。高速道路料金の引き下げ
(3)資源価格の投機的高騰の抑制
(4)世界最先端の電子行政・電子社会の構築
(5)魅力ある農業経営のための基盤強化
(6)子育て世帯を中心とする所得税減税
(7)住宅取得促進減税
(8)省エネ・環境対応製品の普及のための税制措置
(9)EPA・FTA締結交渉の加速、WTO交渉の最終合意に向けての一層の努力

各項目を見てみると、燃料高騰に対する緊急避難的な補助、高速道路料金の引き下げ、資源価格の投機的高騰の抑制など、すぐにも手を打つべきものが盛り込まれているとはいえる。
しかし、経団連にしてみれば、こうした処方箋によって構造改革を進め、新自由主義路線を推し進める意図が根底にあるわけで、活力ある経済社会を実現するためには、当然のごとく消費税の引き上げは必要とし、そのうえで税・財政・社会保障制度の一体改革の断行をすべきであると説いているのだ。彼らの本音は、今回内閣から閉め出された形の「上げ潮派」に近いものであることを考えると、とりあえずは高速道路料金引き下げなど場当たり的な手当てを施しておき、ゆくゆくは麻生太郎に政権を担当させ、上げ潮派勢力を復帰させることにあると考えるのは容易なことだ。

公明党は権力の座さえ保証されるならば政権担当者は誰でもいいと考える政党なので、経団連にしてみれば問題はない。
問題があるとすれば、自民党内部の上げ潮派が民主党の一部と接近して政界再編が起きることで、経団連としてはそうした混乱は避けたいところだろう。各施策について「政治の強いリーダーシップによる早急な実施を求める」という訴えの背後には、彼らがうすうす感じている危機感が現れていると見ることもできるのではないか。

国民としては消費税増税を望んでいる現政府と財界の思惑に注視し、安易な財政再建策や構造改革を許さず、一日も早い政権交代を実現させるよう意思表明していくことが重要であり、底の割れた福田改造内閣の欺瞞や経団連の都合のいい思惑には絶対に騙されてはならないと思う。

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