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格差社会のなかの身分差別が定着しつつある

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洞爺湖サミットについては、私は何も期待するものがない。
己の利害を第一に考える指導者たちが雁首を並べたところで、実りある具体策が生まれるとはとうてい思えないからだ。
ため息混じりの私の思いを象徴するような場面が、昨日の「ニュース23」で映し出されていた。

「おい、ジョージ。来いよ」
テラスでの記念撮影を終えた首脳たちがホテルに引き上げようとしているとき、イタリアのベルルスコーニがブッシュに声をかけた。
ニヤニヤしているベルルスコーニのところにブッシュが行くと、ベル公はホテルの窓を指さして言った。
「君のことを撮りたいって言ってるのかもしれないぞ」
ブー公が指さされた方を見上げると、2階の窓際に、携帯やカメラを持ったホテルの女子従業員たちが立ち並び、キャーキャー声を上げているのだった。
ブー公も思わずニヤニヤして手を振り、その声援に応え始めた。
ベル公とブー公の他に、もう一人フランスのサルがにやけて女子従業員たちを見上げていた。
G8

まるで高校生が修学旅行先で、どこかの女子校の生徒たちに遭遇しているような光景だった。
「おい、ナンパしようぜ」
ベル公あたりはそんなことをブー公の耳元で囁いたかもしれない。
「一発やれるかもな」
サルも言ったかもしれない。

つまりはサミットなど、この程度の集まりでしかないのだ。

破産寸前のホテルを大金を出して借り上げ、地元名産の食材をふんだんにつかってフルコースの食事を振る舞い、世界の貧困と食料問題を語り合う。

なんとふざけた会合だろう。
税金の無駄、と騒ぐ連中がいて当然だ。
G8など、なにももたらさないと批判されるのも当然だ。
2050年までに温室ガス排出量を半減させると宣言したところで、金儲けに走っている先進国は例の排出量取引とやらで貧しい国の人々を札束で顔を張るようにして排出権を買い取り、帳簿上の体裁をつけるだけに決まってる。
こんな奴らの宣言に、誰が騙されるものか。

先進国首脳というセレブたちが専用ジェットで大量に二酸化炭素をはき出しながら日本に来ている最中にも、日本の社会の底辺では派遣労働者たちが新しい身分格差のなかで苦しんでいる。
その実態を毎日jpが取り上げている。

39歳の男性は都内でひとり暮らし。複数の派遣会社に登録しているが、仕事がない日はざら。仕事は大工や引っ越しなど力仕事の現場がほとんどで収入は10~20万。
ある現場では、正社員がスタンガンをちらつかせながら派遣を酷使している場面に出くわした。
「同じ派遣の仲間が、そいつにけられ、殴られた。スタンガンは使わなかったようだが、まるで奴隷扱いだった」と男性は振り返る。

横浜市の45歳の女性は親元で暮らしているが、月収は10万未満。仕事は荷物の仕分けや街頭でのティッシュくばりなど。夏の仕事場で、「お前は社員ではないから」と休憩室を使わせてもらえず、炎天下の道ばたでおにぎりを食べたことがあった。乗りかけたエレベーターから追い出され、1階から6階を階段で行き来したこともある。

派遣社員が働く現場では、このような差別が日常的に行われているのである。
社員は社員で、成果主義のもと会社に尻を叩かれ続けているので余裕などない。自分より下に位置する派遣社員に対して、いきおい居丈高になり、鬱憤を晴らしているのかもしれない。
しかし醜い差別構造が、この社会の中に着実に根付いていることは事実なのだ。

このような状況は、はたして改善されるのか。
自民公明両党は8日、日雇い派遣の原則禁止など派遣制度の規制強化策を盛り込んだ提言をまとめ、桝添厚労相に今秋の臨時国会で労働者派遣法を改正するよう求めた。派遣先企業にも法律上の労災防止責任を反映させる措置や、特定企業だけに労働者を派遣する「専ら派遣」への規制強化、マージンの公開義務づけも盛り込んでいるという。しかし、経団連をはじめとする企業側はこの規制に警戒感を示し、今後抵抗していくことが予想される。

企業側は人件費を削るために非正社員を使い、人件費を抑えようとする。しかし、低賃金で保障もない非正社員では結婚することもままならず、このままでは少子化がさらに進んで年金制度も社会保険制度も破綻する。企業は社員の技能や熟練を蓄積できなくなり、国際的な競争力を失っていく。
経済学者の金子勝は、こうした悪循環がすでに社会を蝕み、日本の将来に暗い影を投げかけていると分析している。

企業側は、財界側は、国際競争力をつけるためという名目で税制の優遇を受け、さらに人件費を節約して非正規雇用を多量に利用することで利潤を上げてきた。
しかし、結局行き着く先は企業にとっても労働者にとっても暗澹たる未来でしかないのだ。

洞爺湖で馬鹿げた政治ショーが演じられている間にも、社会は暗闇の待つ未来に向けて歩み続けている。
われわれが目を向けるべきは、行く手に待つ「闇」をいかに振り払うか。その有意義な方策を語る人々であることは言うまでもない。

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