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もっとクジラを食わせろ!

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ことによったら日本は、国際捕鯨委員会(IWC)を脱退してもいいのかもしれない。
このところ、偶然ではあるが鯨に関する仕事をしていることから、いろいろ調べ、専門家からも話を聞く機会があった。
その結果、考えさせられることが多かった。
くじら

すでに承知の通り、捕鯨問題については複雑な事情が絡み合っている。現在のところ、捕鯨国である日本はノルウェーとともにIWCでは、まるで悪役扱いを受けており、一日も早く捕鯨活動を止めるように言われている。これに環境保護団体のグリーンピースやシーシェパードらが加わって、さらに事態を複雑かつエキセントリックなものにしている。

私は、鯨が知的生物であり、それを殺すのは残酷だから捕鯨を止めるべきだという言い方はもういい加減にうんざりしているので取り合わないことにする。一言だけいうならば、鯨を殺すのが可哀相ならば、牛や豚は可哀相ではないのかということになる。鶏だって鶏なりに知的な動物である。それを生まれたときから小さな檻に入れて肥え太らせ、適当な時期が来れば機械的に首をはねて逆さ吊りにするのは可哀相とはいえないのか。そういうことになる。

捕鯨問題を考えていくと、いちばん質が悪いのは、やはりアメリカということになる。
IWCにおいても反捕鯨国であるカナダ、ニュージーランド、オーストラリアと並んでアメリカはその一員となっているが、もっとも強硬に捕鯨禁止を訴えているのがアメリカである。

その理屈は、上記のごとく動物愛護精神に発したものから、希少動物を保護すべきだというものが多いが、彼らの本音は実のところ、鯨を食うくらいなら、自分の国が輸出する牛肉を食えというものだ。
この視点から見れば、捕鯨問題に対して強硬に反対しているのはいずれも牛肉の輸出国であるということに気がつくだろう。

そのなかで、なぜアメリカは質が悪いかといえば、それは狂牛病の恐れのある牛肉を食べさせたくて騒いでいることもあるけれど、それよりも、イラクで何万人もの民間人を殺しておきながら鯨を殺すのは残酷だなどという幼稚な思考回路でものを言っているが悪質なのである。
さらにアメリカは、アラスカエスキモーに、保護資源であるホッキョククジラの捕獲を許しているが、ホッキョククジラこそ絶滅が危惧されている種であり、それを先住民の文化を守るためだからといって自国内の人間に捕獲させるというダブルスタンダードをとっている。
この欺瞞も許しがたいものがある。

さらに歴史的に見ても、アメリカは1712年以降マッコウクジラを捕獲していたが、それは肉を食べるのではなく、もっぱら鯨から捕れる油を使ってロウソクを作るためだった。肉などは捨てていたのである。あまりに捕獲したためにアメリカ近海ではマッコウクジラが獲れなくなった。するとアメリカは、大西洋から太平洋まで船団を組んで鯨を捕るようになっていった。
そして1846年には、アメリカ船736隻、その他の国230隻が太平洋で操業し、一年間に1万頭以上のマッコウクジラを捕獲したという。とくにアメリカでは46年当時、7万人以上が捕鯨に従事したといわれ、漁場はインド洋をふくむ全世界に拡大した。
その結果、当然ながら鯨の数は激減し、漁場は荒廃してしまった。
これがアメリカの捕鯨を廃らせる要因になったが、もう一つは石油の発見があったために、鯨油が必要なくなったことも大きな理由になっている。その後はクジラヒゲが使われていたが、これも鋼の開発によって需要が減少した。
かくしてアメリカは、鯨をとことん工業資源として利用した挙げ句、代替資源がみつかったために捕鯨を止めたのである。
ここに動物保護の精神などは微塵も混じってはいないのだ。

これに対して日本はどうだったか。

まず日本では、鯨を勇魚と呼んだように、ほ乳類ではなく魚という意識が強かった。それゆえ肉食をしなかった時期も、鯨だけは貴重な動物たんぱく源として鯨の肉を食べてきた歴史がある。
いや、肉だけではない。アメリカのように鯨油は灯火用に利用したし、肉以外の部分もほとんどを食用にしてきた。今も残る、クジラ料理のかずかずは、古人の工夫の歴史でもあり、実にさまざまな料理が残っている。これはひとつの文化といってもよい。
さらに料理だけではなく、骨や内臓は肥料として利用されたし、ヒゲはゼンマイに利用するなど、ほとんど無駄にすることがなかった。
くじら部位

組織的な鯨漁は、和歌山県の太地町が発祥とされている。その後は土佐、肥前、壱岐、対馬などで「鯨組」という700名からなる企業集団へと発展していった。ここには、漁を行う者だけでなく、経営・管理担当者や解体処理担当者、大工、鍛冶屋までもふくまれていた。
日本で行われた捕鯨は、近海にやってくる鯨を対象にした、消極的捕鯨であり、ナガスクジラ、ザトウクジラ、イワシクジラ、セミクジラ、コククジラ、ミンクジクラが主だった。捕獲した頭数は年間300~400頭程度といわれる。
日本各地には捕鯨基地が置かれたが、そこには鯨を祀る塚が建てられ、「鯨鯢(げいげい)の塚」と呼ばれた。そして捕獲した鯨には、なんと戒名までつけて、感謝の祈りを捧げてきた歴史がある。

歴史的に見て、日本はクジラを非常に愛してきた民族ということができるだろう。

その日本も、近代捕鯨が行われるようになって鯨を乱獲したのはアメリカと同じである。
それゆえに第二次大戦後、1948年に設立されたIWCには51年から加盟し、鯨類の国際的な資源管理に協力することになった。
けれども終戦後の日本は食糧事情が極端に悪く、クジラは貴重なたんぱく源だった。1950年代から60年代まで、日本では牛や豚よりもクジラの肉がポピュラーなものだった。私自身、クジラの肉やベーコンが、肉屋ではなく八百屋で売られていたのを見た記憶がある。
何故なのかはわからないが、それほど身近な商品だったのだ。
もちろん、クジラの竜田揚は学校給食のメインメニューのひとつだった。

世界的に反捕鯨運動が活発になったのは70年代以降である。
この気運によって、日本の捕鯨活動も自粛せざるを得なくなり、現在では調査捕鯨という名目で捕鯨をしているのはご存じの通り。

しかし現在、この調査捕鯨によって地球上にはかなりな数のクジラが生息していることがわかっている。ことにミンクジクラは南氷洋だけで78万頭おり、クジラによる食害が懸念されている。
IWCは捕鯨禁止の方向で話をまとめようとしているが、それはすでに述べた通り牛肉の輸出国であるアメリカやオーストラリアが主導している意見である。
実際、国連の下部組織であるFAO(国連食糧農業機関)などは、クジラの過剰保護に警告を与えている。

さて、以上のことから、日本人はどうすべきなのかが見えてくるのではないだろうか。
つまり、「クジラをもっと食わせろ」である。

ことに食料自給率が低い日本では、今後食糧事情は難しくなっていくことが予想される。
今のような輸入に頼ったやり方では早晩行き詰まってしまうだろう。

この問題を解決するには、ひとつには自給率を上げる努力をすることがあげられる。
そして第二は、資源としてのクジラを有効に利用することだ。
もちろん、以前のように乱獲をしてはならない。しかし、昔から日本人がやってきたように、鯨に敬意を払いながらすべて無駄にすることなく使うのであれば、何をアメリカなどに遠慮する必要があるものか。BSEの恐れのある肉など、食えたものではないではないか。

クジラをもっと食わせろ。
そのためには、国はもっと資金を注ぎ込み、捕鯨産業を保護し、以前のように鯨肉が豊富に安価に流通する仕組みを作る必要がある。

これが今回、私が得た結論である。


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関連タグ : 捕鯨問題, IWC, 食文化,

コメント
この記事へのコメント
これは凄いですよ、人間が一年分食べる魚を鯨が食べてしまうと云われています、それを防止するのが調査捕鯨、この点でもどれだけの力で外国に情報を流しているのか?
日本の悪い癖です、云わなくても理解されるだろう?そんな事は有り得ない。
中国・韓国に誤解されるのも意見を言わないからです、人と仲良くするなら腹を割らないと、鯨も腹の中を調べないとどの位食うのか・
2008/05/24(土) 15:24 | URL | 観音崎 #kU3g/2a6[ 編集]
おっしゃる通りです。
まさに「鯨を食わせろ」ですよね
外国の価値観の押付けに従うことはありません。
捕鯨は国民の食生活のために再開すべきですね。
2008/05/25(日) 09:27 | URL | 信介 #-[ 編集]
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