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宇宙基本法成立は、9条改憲への布石か

ここでは、「宇宙基本法成立は、9条改憲への布石か」 に関する記事を紹介しています。
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昨日21日、参院本会議で宇宙基本法が自民、民主、公明3党などの賛成多数で成立した。
これにより、従来は平和目的の利用に限定した宇宙政策が、軍事利用も可能になった。

これは日本政府による政策の大きな転換点になるはずの出来事なのだが、あまり話題になることなく、通り過ぎようとしている。
話題にならずに通り過ぎたのは参院も同じことで、与党案を土台にした修正協議に民主党が応じたために実質審議は衆参あわせて計4時間だった。
これではまともに論議したとは、とてもいえないだろう。

この法案が成立したことで、今後、日本の宇宙開発はどう変わるのか。

まず、自衛隊による宇宙空間の軍事目的利用が可能になる。つまり、偵察衛星やミサイル防衛体制の中核にあたる警戒衛星も開発・運用することができるようになる。また、通信傍受衛星など独自の開発も可能になる。
共同通信は「非侵略なら平和利用、という解釈を取り、専守防衛の範囲内で軍事的利用を認めた」と報じている。また朝日新聞では民主党の細野豪志衆議院議員の談話として「災害などの脅威除去、資源探査にも活用できる」との談話を載せている。

日本の宇宙開発が平和利用に限定されていたのは、69年の国会決議で「宇宙の平和利用」を定めたためだった。
今回の法案成立は、宇宙開発の目的が「わが国の安全保障に資する」という文言を加えることにより、事実上、これまでの平和利用が非軍事であるという解釈を変更したことになる。

どうも日本人は宇宙というとロマンを求める傾向が強く、こういう大事な法案が成立してもなんとなくOKのような気持ちで見てしまってはいないだろうか。
しかし、今回の宇宙基本法は、考えようによっては非情に危険性をはらんでいると思う。

まず、何よりも平和利用としてきた宇宙開発を、軍事にも利用できるとしてこれまでの方針を180度変えるほどの決定をするにもかかわらず、議員たちはろくに議論もせずに結論を出してしまったことが問題だ。共産、社民は反対しているが、自公、民主はこれらの声にほとんど耳を貸すことなく法案を成立させてしまった。
なぜ、ろくに話し合いもせずに結論を急いだのか。ひとつは国防族議員による強い要望があったことがあげられる。そしてもう一つは、宇宙開発産業を活性化させることにより金儲けのチャンスを得たい産業界の要望があったことだ。両者は互いに利権で結びついており、ビジネスチャンスが広がればそれぞれが潤うようになっているのだから、一致団結して話を進めようとしたのだろう。自公がその尻馬に乗って法案を通そうとするのはわかるが、民主党までがやすやすと歩調を合わせてしまったのはなぜなのだろうか。

宇宙基本法が成立したことにより、これからの日本の宇宙開発は、専守防衛の範囲とはいえ着実に軍事化の道を歩むことになる。そして、軍事化の道を進む先には、防衛だけでは飽きたらず攻撃目的の開発が待っている。軍事というものは、守るだけとはじめは言っていても、いずれはそれにあきたらなくなり、攻撃のことも考えるようになるものだ。ミサイルを迎撃するミサイルは防衛目的に作られるが、ミサイルはミサイルに違いなく、立派な殺人兵器になりうるのと同じだ。

そして専守防衛といいながら軍事化を進めていくことで、それはいずれ拡大解釈されるようになり、結局は憲法9条改憲に行き着くことだろう。
そのときになって反対を唱えても、すでに既成事実が積み重なっていることを与党は盾にして、反対意見を封じ込めようとするだろう。
もうそのときになっては手遅れ、というわけだ。

こんな心配をするのは、私が被害妄想に駆られているからだろうか?

いやいや、後期高齢者医療制度にせよ、あとで大問題になる法案は、いつも何となく決められてしまっていることが多いということをわれわれは学習しているはずだ。

今回の宇宙基本法は、もう一度、改めて議論する余地が大いにある。
宇宙ロマンの陰で、軍事化と金儲けに血眼になっている連中がいることを、ゆめゆめ忘れてはならない。

ネットでは、「宇宙の平和利用」の原則を堅持しようという署名運動が行われている。
念のため、私もここにリンクを張っておくことにする。


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コメント
この記事へのコメント
9条と宇宙開発は別でしょうが、万が一そうで有れば、戦争を防ぐ大きな力と考えた方が良いのではないでしょうか?
全てが宇宙から見れる、山をくり貫いて北朝鮮の様な事をしても見通せる、直通のラインでも有れば~(何をされているんですか?)~質問が出来るだけでも会話に成ると言うモノです。ロケットの動き、飛行訓練、航海訓練(潜水艦は?)も判りますからね。
今では「座して死を待つ」のが日本の防衛体制、情報の先手が戦争を未然に防ぐ「核」を持たない唯一の解決法でも有ると思います。
国が立ち行かなければ「後期高齢者」も「前期高齢者」も有ったものでは有りません、「国家」有っての日本人・外国人の区別もできるのです、マダマダ世界は「地球人」と呼べる時代では有りませんね。
2008/05/24(土) 15:39 | URL | 観音崎 #kU3g/2a6[ 編集]
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