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酒好き、映画好き、本好き、落語好き、バイク好き、そして鬱。 ちょっとばかり辛い日もあるけれど、フンニャロメ~と生きてます。
◎心にとめおく言葉
●人は、自分が見たいと思うものしか見ようとしない――ユリウス・カエサル
●為政者たるものは憎まれることはあっても、軽蔑されることだけはあってはならない。(塩野七生)
●自分に当てはめられない基準を他人に当てはめるべきではない
――ノーム・チョムスキー
●さまざまな知識人、文化人、政党やメディアは一般の人々よりも右よりな立場を取る――ノーム・チョムスキー
●考えろ、考えろ、考えろ!――ジョン・マクレーン

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日米欧に中国、ブラジルなどの新興国を加えた主要20カ国・地域(
G20)による金融サミットが日本時間の16日朝閉幕した。
首脳宣言では、金融危機に歯止めをかけるため金融監督に関する国際的な連携を強化するするとともに、内需刺激のため財政出動で各国が協調する方針を明記。金融政策もふくめた政策総動員体制で危機克服に臨む姿勢を協調した。――毎日新聞より。

これに対して投資家やエコノミストの間では、各国の協調体制が示されたと一定の評価をしながらも、首脳宣言には具体性を欠き、実体経済にすぐ効果をあげるのは難しいという冷ややかな反応が見られた。
たしかに、金融サミットが終わっても株価が大幅に上がることはなかった。その意味ではこれまで行われてきたサミットと同じく、実効性に乏しい会合だったのかもしれない。

しかし、私は経済問題に明るいわけではないが、この首脳会議には麻生太郎やサルコジが胸を張って答えたような「歴史的意味」があったと思う。
それは先進国と新興国の首脳が一堂に会した席で、今回の世界的な金融危機をもたらす原因ともなったアメリカの市場原理主義、すなわち新自由主義が明確に否定されたからだ。
今回の会議は、米国発の金融危機にどう対処するかが最大のテーマだったが、論議を主導したのはアメリカではなくヨーロッパと新興国で、サミット開始前からヘッジファンドや格付け会社への監視・規制強化拡大をアメリカに対して要求した。
これに対してブッシュは、サミット直前まで「自由な市場は経済繁栄のエンジンだ」と抵抗していたが、アメリカに対する批判の前に妥協せざるを得なかった。

その結果として、首脳宣言には広範な規制強化が盛り込まれ、かくしてアメリカ流の新自由主義は修正せざるを得ない形になった。つまり、経済を市場の自由に任せていたのではブレーキが利かなくなって世界経済が立ちゆかなくなることが共通認識として確認されたのだ。
麻生太郎やサルコジの肩を持つ気は毛頭ないが、2008年11月16日は歴史に残る日になったのではないかと、私は思っている。

もっとも、新自由主義が否定されたからといって、ここまで危機に瀕した経済が立ち直る方法が見つかったわけではない。その点を専門家たちは冷ややかな言葉で表現しているわけだが、真価が問われるのはこれからであることは言うまでもない。
ことに日本の場合は、これまでアメリカに追従する形で経済政策をとってきたおかげで金融・財政政策はガタガタになっているといってもいいのではないか。これをどうやって立て直すのか。関門は非常に高く、麻生太郎では歯が立たないことは明白だ。そしてもちろん、利権談合集団と化している自民党にも解決能力はないだろう。

わが国の経済を立て直すには、まず税制を見直して社会保障を再構築し、貧困・格差の問題をなくすことから取り組まなければならない。これらの問題を抱えている限り、どんなに政府が財政出動しようとも、内需拡大を叫ぼうとも、効果を上げることは難しい。
政府は法人税を下げて消費税を上げるべきだとほざいている財界の亡者どもを一喝し、まずは雇用拡大、適正な賃金、労働者を守る保障制度を立て直していくことが急務だ。

そのためにも政権交代が一日も早く行われることが必要なのだが、麻生太郎はいまだに煮え切らない態度を取っている。
それに対する民主党も、昨日は突如党首会談を申し込んでみたりしたが、わずか30分ほどの話し合いで何の結論が得られたというのか。「100年に1度の危機が降りかかろうとしている」という認識を持つのであれば、民主党もテロ特措法案などを政争の具に使わずに、国会で自民党の経済政策ではこの危機を乗り切ることは不可能であることを具体的に示して麻生太郎を追い詰めてやるべきだ。

世界は新自由主義を否定したというのに、この国ではいまだにそれを理解せず、改革という名の社会の破壊が行われている。
日本でも市場原理主義は通用しないのだということを共通認識とし、なんとしても今行われている愚行に歯止めをかける必要がある。

日本にも政権のチェンジを。
新自由主義をはっきりと否定し、社会民主主義の世の中が一刻も早く訪れることを祈りたい。

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関連タグ : G20, 首脳宣言, 新自由主義,

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