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酒好き、映画好き、本好き、落語好き、バイク好き、そして鬱。 ちょっとばかり辛い日もあるけれど、フンニャロメ~と生きてます。
◎心にとめおく言葉
●人は、自分が見たいと思うものしか見ようとしない――ユリウス・カエサル
●為政者たるものは憎まれることはあっても、軽蔑されることだけはあってはならない。(塩野七生)
●自分に当てはめられない基準を他人に当てはめるべきではない
――ノーム・チョムスキー
●さまざまな知識人、文化人、政党やメディアは一般の人々よりも右よりな立場を取る――ノーム・チョムスキー
●考えろ、考えろ、考えろ!――ジョン・マクレーン

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支持率
今日の朝日新聞による世論調査では、自民党の支持率は20%で、前回(7月4、5日)に行ったときの24%から4ポイント下がり、01年4月以降で最低となった。その一方で、民主党は31%(前回25%)と6ポイント増。
「いま投票するとしたら」として聞いた衆院比例区の投票先も、自民党が19%に対して民主は42%と圧倒的。
ついでに内閣支持率は17%で、前回の20%からさらに下落した。

同様の調査は他の新聞社やテレビ局も行っているだろうが、おそらくは似たような結果だろう。

実際の投票はまだ40日も先のことだから、この先、どんなふうに世論が変化していくのかは分からない。
けれども、内閣支持率が20%を割り、自民党の支持率も20%となると、もはや自民党は党としての体裁を保つこともままならず、選挙を前にして分裂するなどして自滅してしまうのではないかと思ってしまう。
悪政をこれまで続けてきた自民党など潰れてくれた方が、私としては喜ばしいが、一方では核拡散の恐怖ではないけれども、自民党の主流派が民主党と野合してしまう大連合という恐れもある。政権交代は歓迎するが、こればかりは勘弁してもらいたいものである。
昨日は鳩山邦夫が渡辺喜美と平沼赳夫の3人で会合を開いたという報道があったが、もはや化石のような極右の平沼と新自由主義者の渡辺に、死刑制度を自動化できないかなどという、私から見れば気違い沙汰にしか見えないものを信条にしている鳩山邦夫などが党を結んだとして何をやろうというのか。まったく訳が分からない。

一方の麻生太郎も、もはや観念したというのだろうか、記者のぶら下がりインタビューに対しても、どこか他人事というか、なげやりな受け答えが目立つようになってきた。
もとから優柔不断な麻生は、解散の時期を聞かれるたびに「自分の判断でしかるべきときにする」と自主性があるかのように答えてきたが、その実、タイミングをはずすにいいだけはずしてしまい、もはや自力ではどうにもならないところまできてしまい、ようやく解散を21日、総選挙の投票日を8月28日と決めた。これにしても、当初は解散を14日としていたのを1週間もずらさざるを得なかったなど、麻生の決断力の鈍さと周囲の信用のなさはここに極まった観がある。

さらに、中川秀直ら反麻生勢力が両院議員総会の開会を求めたのに対し、自民党執行部はもたついた挙げ句に議員懇談会を開くことでお茶を濁すことにしたが、これに対しても麻生は自分は総会が開かれたとしても逃げるつもりはないなどと言っておきながら、懇談会にトーンダウンしたことについては「党が決めたことで自分はそれに従うまでのこと」と、まるで自分は自民党の食客でもあるかのような言い方をして平気な顔をしている。

麻生はもはや自民党総裁であることも忘れてしまっているのではないか。

都議選で自民党が大敗して以降、党内があれだけゴタゴタしていたにもかかわらず、それを収めようとするどころか、我関せずといった態度を貫いてきた。下手なことを言えば自分の責任問題に火が付くのを恐れたのかもしれないが、麻生の無責任さは、端から見ていて異常なほどだった。

党首がこんな無責任を続け、党内では反麻生勢力が声を上げ、党分裂の恐れも否定できない状況にある。
これでは鳩山由紀夫がいくら問題のある政治資金を受け取っていたとしても、自民党を支持する理由が見あたらない。

麻生太郎にはもはや期待するのは無理に決まっているが、自民党はこの際潔く解党して一から出直したらどうか。
おそらく40日後には、好むと好まざるとに関わらず、同じような結果が出るだろうが、まともなマニフェストも作らずに「政治は、ギャンブルじゃない」などと、民主党を貶すばかりのパンフレットしか作れないような党には政権を担当する資格はないとしかいいようがない。

民主党は、マニフェストも大切だが、政権交代したあかつきには、麻生内閣が15兆円も無駄にばらまいた税金をどうやって補っていくのか。それこそ財源を明らかにしていかなければならないだろう。
その財源が、やはり消費税増税しかありませんというのでは、国民はとうてい承知しない。
次の政権には、これまで自公政権が行ってきた悪政のツケをどう埋め合わせるのか、その知恵も託されているのだ。
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関連タグ : 自民党, 麻生太郎,

正直なことを書こう。
実を言うと、このところブログを書くのが楽しくない。
なぜといって、麻生太郎をはじめとする自民党や公明党のことを批判するのはいくらでもできるだろうが、それをして何になるかという空しさと後味の悪さばかりが残るようになってしまったからだ。
金融危機以降、国内の景気は最悪。どこを見回しても不景気な話ばかりで気分はさらに落ち込んでくる。
おまけに去年もまた自殺者の数が1万人を超え、これで11年連続となった。
景気の悪化とセットで語られる雇用状況も悪くなるばかりで、社会保障というセーフティネットがないこの社会では、一度職を失うなりして人生の階段を踏み外してしまうと、死ぬかホームレスになるかという究極の選択をしなければならなくなる。

政府は15兆円もの大金を投じて景気対策に役立てようとしているようだが、その対策とやらも見てみればいずれも一時的なものでしかなく、たとえば高速道路の通行料金が1000円になったところで2年間の限定的なものでしかなく、3年目になれば値上げの他に消費税増税というオマケまで付いてくることは明らかなのだ。
これで何を喜べと言うのだろう。
他の対策も、生活困窮者をなくしていくための施策というよりも財界を喜ばせるようなものばかり目について、これではいくら金をばらまいても国民の生活を底上げすることにはならないだろう。

麻生太郎は民主党が出した政策案に対して財源をどうするのかとしきりに尋ねていたものだが、今回自民党がやったことはといえば単に赤字国債を発行したり金をたくさん刷り上げることでしかないではないか。こんなことをやっていて将来はどうなるのだろうと心配で仕方がないが、それをここで書いたところで何ほどの力にもならない空しさが、やはりつきまとう。

支持率が低下したまま、麻生太郎は首相の座にしがみつき、もしかすると本気で9月の任期満了まで解散はしないつもりではないかと思えてきた。
これに対する民主党の方も、西松建設スキャンダルがいまだに尾を引いていて、しかも当の小沢一郎はあくまでも代表の座を降りないと言い張っている。世論調査では6割から7割の国民が小沢辞任すべしと答えているのに、こちらも国民の声などは耳に入らない様子である。
仮に今、麻生太郎が解散総選挙に踏み切ったとしたら、やはり自民党は負けるだろう。だから麻生太郎は解散などできない。
民主党は勝つには勝だろうが、その差はごくわずかで、たとえ小沢内閣が発足したとしても支持率は最初から低迷、不安定な政権を余儀なくされることだろう。

今、日本には政権交代が何よりも必要だとは思うが、このままその夢が実現したとしてもこれくらいのことしか起こらないというのではせっかくの夢もふくらみようがない。
私には一向に辞めようとしないという点において、麻生太郎小沢一郎も同じように見えている。それぞれいうことは違っているかもしれないが、国民の信を失った人間が何を言っても詮ないこととしかいうしかない。

こんな状況では怒る気にもなれないし、怒ったところでどうにもならないのは分かりきっているので、ただただ虚しいばかりだ。

昨日は千葉県知事選に続いて秋田県知事選でも自民党が推す候補が民主党の推す候補を破った。マスコミは西松建設スキャンダルが民主党の足を引っ張ったのと、自民党の15兆円の景気対策が功を奏したのだと書き立てているが、はたしてそうか。
当選した佐竹敬一郎は自民、社民の他に連合秋田がついており、政党支持者よりも連合の組織票がものいったのではないか。それは千葉で、森田健作の圧倒的な知名度が党派を超えて支持された(森田はこの点で実に汚い手法をとったわけだが)のと同じようなものに思える。小沢が辞めないから民主党推薦の候補に入れない、とはならないだろう。思えば日本人の投票動機は実に単純で、それを考えるとまた頭が痛くなって寝込みたくなる。

今日本を襲っている未曾有の不景気と生きづらさは、ある意味で国民の民度の低さが支えているのではないかと思えてならないからである。

関連タグ : 小沢一郎, 麻生太郎,

今さら麻生太郎の批判をしても仕方がない。
麻生太郎のような無知で無能な男の悪口を書いたとしても、何にもならない。
そう思って我慢していた。

しかし、景気はどんどん悪くなる一方で、派遣切りはすでに常態化しており、今では正社員すら職を失いかねない状況になりつつある。
奥谷禮子のようなおめでたい新自由主義者は、「やる気さえあれば仕事はいくらでもある」とか、「ハローワークにいけば求人はたくさんあるのに、仕事に就かずにいるのはわがままだ」と吠え続けているが、とんでもない。

すでに派遣切りなどで苦汁をなめている人ならば、同じ派遣社員にはなりたくないと思うのは道理だし、できるだけ長く勤めるならば、自分の適正や希望にかなった仕事に就きたいと思うのも至極当たり前のことだ。
しかし現実には派遣の仕事ならばあるかもしれないが、正社員の募集は少ないし、あったとしても年齢や資格などの条件があって仕事に就くのは難しい。
それでも働かずに無一文になって野宿をするよりはましだからと、仕方なく再び三度、派遣の仕事を選ばざるを得ないのだ。

こうした現状が、この半年というものずっと続いており、状況は好転するどころかどんどん悪くなるばかりである。
しかし、これに対して政府はどんな対策を打ってきたか。

自分は「経済の麻生」だ、などと称して自民党総裁選に立候補し、目出度く総理総裁になった麻生太郎は、欧米諸国に比べて経済的打撃はずっと少なかったはずの日本の経済を今も立て直すことができずにいる。実際には、日本の経済事情は欧米よりも恵まれていたなどということはなく、外需に依存して未曾有(笑)の利益を上げてきただけで、輸出先の経済が悪化すればその影響をもろに受ける体質を持っていた。多くのエコノミストを名乗る「専門家」は、これを見抜けずに「日本が受けた傷は浅い」と言っていたが、経済の麻生もまた同じように先を読むことができず、ついこの間まで「世界の中でいちばん最初に不況から抜け出すのは日本だ」などとうそぶいていた。

日本を率いていくリーダーが、これほど先見性がないだけでも大いに問題なのだが、事の本質はそれだけに止まらない。
麻生がダメな総理で、もしかすると安倍晋三にも劣らない史上最低の総理かもしれないのは、これほど日本経済が打撃を受け生活に困る人が増え続けているというのにその現実を見ず、なんら有効な対策を打つことなく総理の座に執着していることにある。

もはや内閣支持率は20%をとうに切り、一桁台まで落ち込んでいるというのに麻生太郎の鈍感さはそれをやり過ごす。そして「政局より政策」と言い続けて何もせず、予算案審議が始まれば民主党が邪魔をするとごねて見せる。
そうしてやはり何もしないのである。
あまりの鈍感さ・無神経さに、自民党内はもとより閣内からも早期退陣を求める声が出ているが、麻生太郎は「解散・総選挙は総理の専権事項」を繰り返すばかりで一向に応じる気配を見せない。

私は、麻生は解散の時期を見失い、孤立無援になって立ち往生しているのだと思うが、それでも少しまともな頭をもっていれば辞職すればいい。しかし、麻生太郎にはその決断もつけられず、総理の座に恋々としてしがみついている。

日本は今、深刻な経済情勢にあり、国民の生活を立て直すためにはなによりも早く手を打たなければならない状況にある。それなのに、麻生太郎にとって最も重要なことは総理であり続けることであるかのように、予算を通した以外には何もしていない。
政治的空白は許されないとは誰もが言うが、麻生太郎が首相になってからの半年近くはまさに政治的空白としか言いようがなかったのではないか。

今、日本国民はもっとも重要で喫緊の課題は経済対策であると知りながら、それよりもまず必要なのは首相が交代することであり、解散総選挙が行われることであるというジレンマに陥っている。
まさに泣くにも泣けない状態にあるのが、今の国民感情なのではないか。

そして、国民をここまで追い詰め、情けない思いをさせているのはひとえに、麻生太郎の無能さと権力に対する醜い執着であるということを忘れてはならないと思う。

関連タグ : 麻生太郎, 解散総選挙,

麻生太郎は、その所信表明演説で、これまで政府が取ってきた規制緩和と小さな政府を目指す新自由主義的な方針からの転換を明らかにした。
それは昨年秋以降アメリカから起こった金融危機で、市場原理主義が結局は破綻を招き世界を混乱させるのを証明したからで、当初は日本への影響はわずかだとエコノミストたちが楽観していたものの、実際には製造業を中心に経営内容が次々と悪化し、大手企業が軒並み収益を下方修正して派遣労働者の大量解雇が社会問題になるや、日本への影響は少ないどころか、かつてないほど深刻な景気の悪化に見舞われることが明らかになった。日本もまた、アメリカに追従する形で新自由主義的政策を採ってきた結果が今日の惨状となっているわけで、麻生太郎が政策の転換を表明するのは遅すぎたと言ってもいいだろう。

しかし、麻生は新自由主義からの転換を明らかにしながらも、自分で言っている言葉の意味がよく分かっていないらしい。

今日、参議院で行われた代表質問で、自民党の尾辻秀久参院議長会長は、政府の経済財政諮問会議規制改革会議について「新自由主義、市場原理主義を唱え、日本をアメリカのような国にすればいいと言ってきた。それが間違いだったことは今回の世界不況が証明した。責任は重く、廃止すべきだ」と主張した。
ところが、これに答えた麻生太郎は「諮問会議と規制改革会議は、経済財政政策の重要事項などの調査、審議で大きな貢献を果たしてきた」として廃止する考えがないことを明らかにした。

私は、先日のエントリで小渕政権の下で新自由主義の旗振り役を演じた中谷巌を批判したが、政府の方針に大きな影響を与える立場にあった人間が、今ごろになって自分は間違っていたと懺悔録を出しても社会はすでに崩壊の危機に瀕している。本を出して謝っただけですむ話ではないのである。
中谷はなぜ、自分が間違っていたと思うならば国民の前に出て頭を下げないのか。

これと同様に、日本を誤った方向に導く役目を果たしてきた経済財政諮問会議規制改革会議のメンバーたちも、自分たちの発言が毎年3万人以上の自殺者を生み、若者から中高年に至るまで広い世代にわたって定職を持てず、路頭に迷う寸前に立たされているという異常な事態を招いたことを認め、自分たちの過ちを恥じて即刻辞任すべきなのである。
しかし、麻生太郎をはじめ、諮問会議や規制改革会議のメンバーたちには毛頭そんな認識はないようだ。

片や金融危機の震源であるアメリカでは、オバマ大統領が金融機関の首脳たちに対して激怒したというニュースが伝えられている。
米国の金融機関は巨額な公的資金による救済を受けながら、その役員らは昨年も高額なボーナスを受け取っていた。その総額は推定で1兆7000億円にのぼるという。
「無責任の極みだ。けしからん」
オバマ大統領は記者団に語ったが、これからどうするのだろう。ハゲタカのようにどんなときにも金を鷲づかみにしていく人間どもから金を奪い返すのか。オバマがそれをやれば、支持率はまた上がるだろう。

しかるに日本では、中谷巌が懺悔したのはまだいい方で、竹中平蔵に至ってはいまだに「改革が中途半端だからこういう社会になった」と平然と言いふらしている。
毎日ホテルや高級レストランでゆっくり食事をしている麻生太郎には、社会が直面している危機を共有する能力もなく、今もっとも重要なことは国民経済の問題ではなく政権の座にどこまで居座れるかにあるかのようだ。
麻生太郎のような愚鈍な男がトップでは、日本にもいるハゲタカのような人間たちから金を奪い返すという発想すらなく、足下にある諮問会議さえ解散させる気がないのだ。
これでは支持率など上がりようがないだろう。

経済財政諮問会議は、小泉政権下では金融システム改革、郵政民営化、三位一体の改革、政策金融改革、規制改革、税制改革、経済成長戦略、歳出・歳入一体改革などを行ってきた。自民党の閣僚の他には経団連の息がかかった経営者が顔を並べており、この連中が格差を拡大し、日本の社会構造を破壊したことは明らかである。

現在の民間メンバーはトヨタ自動車の現会長である張富士夫、新日鐵会長の三村明夫、エコノミストで元日銀副総裁の岩田一政、東大教授の吉川洋。吉川は小泉内閣でも経済財政諮問会議議員を務めている。

規制改革会議は2007年に「規制改革・民間開放推進会議」という、その名もずばり新自由主義を標榜したグループが終了したことを受けて安倍晋三が再度設置したもの。労働時間や派遣労働の規制を全面的に撤廃することを主張、最低賃金の引き上げには反対するなど、まさに国民の敵ともいっていい集団だ。
メンバーは議長に日本郵船会長の草刈隆郎、議長代理に政策研究大学院学長の八田達夫、ヤマトホールディングス会長の有富慶二、成蹊大学法科大学院教授の安念潤司、日本綜合研究所理事の翁百合、八王子市教育委員長の小田原榮、社長府製作所社長の川上康男、キャスターの木場弘子、関西大学政策創造学部教授で千葉知事選にも出馬する白石真澄、慶応大学商学部教授の中条潮、政策研究大学院教授の福井秀夫、マッキンゼー・アンド・カンパニー・インク・ジャパンプリンシパルの本田桂子、松井証券社長の松井道夫、アドベントインターナショナル日本代表兼マネジングパートナーの松本洋、慶応大学理工学部教授の米田雅子。
このなかには白石真澄のような筋金入りの新自由主義者や中条潮のように大学でも構造改革の推進を教えている人物がいる。

これらの人間どもが自己批判をして考えをあらため、自ら解散するなどということは、おそらく絶望的にないだろう。
したがって、麻生太郎はこれからもこうした新自由主義的主張をするグループを足下に置きながら「政策の転換」を推し進めていくというわけだ。

麻生の言っている言葉が、いかに軽く、信憑性のないものかが、これ一つをとっても明らかになってくる。

関連タグ : 麻生太郎, 経済財政諮問会議, 規制改革会議,

第44代のアメリカ合衆国大統領にバラク・オバマが就任した。
その模様は世界に中継され、多くの人が関心を持って注目していた。
日本での中継は20日深夜だったが、これを歴史的瞬間と捉える人々はテレビに釘付けになっていたことだろう。

すっかり夜更かしが苦手になってしまった私は、はじめから起きているつもりはなく、新聞で中継があることを確かめて録画しておこうかと思ったが、それも止めて寝てしまった。

どうせ翌日になっても日本のテレビは腐るほどこのニュースを繰り返し報じるに違いないのだから。
そして、今日21日、その通りだった。

ネットでは早くもオバマ大統領の就任演説日本語訳が読めるようになっている。

読んでみると、さすがにプロが練りに練ったものだと感心する。
オバマは大統領選のときから「私(I)」を使わず「私たち(We)」を使い、国民(You)に対して呼びかけてきた。
今回の就任演説でもそれは踏襲されていて、オバマはアメリカ国民のみならず世界の人々に対して、今直面している危機を乗り越えようと呼びかけている。

しかし、イスラエルによるジェノサイドを見て見ぬふりをしていたことを許せずにいる私には、このよくできた演説も皮肉な眼を持って見てやりたくなる。

オバマは、暴力と経済の危機に直面して深刻な状況であることを認めながら、恐怖ではなく希望を持ち、争いでなく協調していくことの重要さを説いている。
けれどもそれは結局従来通りのアメリカ中心の内向きのメッセージでしかないように思う。
イラクはイラク人の手に返す、アフガニスタンには平和を取り戻す、さらに核の脅威を減らすべく努力し、地球温暖化とも対峙する、とオバマは高らかに宣言しているが、もとはといえばアメリカが先頭に立って世界を引っかき回し、核の脅威で脅しをかけ、地球温暖化の責任から一方的に逃れてきたのではなかったか。
オバマはこれら「先人のしてきたこと」について、誇りを謳い上げるよりもまず世界に対して悪いことをしたと詫びるべきではなかっただろうか。そうでなければ、とてもではないがオバマの優等生的な作文をそのまま受け入れる気にはなりようもない。

しかし、優等生の作文だとしてもそれが幾人かを感動させたのは事実だろう。その点は率直に認め、彼我の違いを思って羨ましいとさえ思うのである。

アメリカ大統領就任式に先立つ18日、日本では自民党と民主党が定期党大会を行った。
民主党代表の小沢一郎は、相変わらず原稿を棒読みする芸のなさを繰り返し披露したが、それでも国民の生活が第一という党是を確認したことはまず評価できる。

ひどいのは自民党の党大会だ。
なにしろ、応援に駆けつけて演説したのが公明党の太田昭宏に経団連会長の御手洗冨士夫。これだけでも今の自民党が国民生活を蝕むカルト集団と財界べったりな関係にあり、こんな政党が社会格差をなくし、ワーキングプアの問題や雇用問題を解決できるはずがないと思わせるに十分である。
そして最悪だったのが麻生太郎演説だ。
ブルーのカクテルライトに照らされながら、まるでプロレスラーのように会場に入ってきた麻生は、あの柄の悪いだみ声で「公明党、経団連から励ましていただいたが、励まされるようじゃダメ。オレたちが励ますような立場にならねばいかん!」と、「オレたち」を連発させたのだ。

この頭の悪い宰相には、国民と共にがんばろうとか、国民のために力を尽くそうといった思いは微塵もなく、「オレたちが頑張らなければ」とか「オレたちが世界で最初に不況から脱出する」とか、自分たちのことしか頭にないのだ。

当日、会場には3400人もの出席者がいたそうだが、麻生が予定時間を倍もオーバーする演説を始めると、どんどん席を立っていく者がいた。そりゃそうだ。この期におよんでいまだに消費税増税をぶち上げ、オレが、オレがと叫ぶ党首を見ていれば、誰だって見切りをつけたくなろうというものだ。
麻生のような思想も主義もない男には、オバマの爪の垢を煎じて飲ませてももはや手遅れというべきで、こんな男は早いところ総裁の座を降りてほしいというのが党員たちの本音だったのではあるまいか。

しかし辞めるつもりはないのだろうな、麻生太郎ご本人にはいつまでも。
麻生太郎

関連タグ : 麻生太郎, バラク・オバマ, 演説,

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