上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。
酒好き、映画好き、本好き、落語好き、バイク好き、そして鬱。 ちょっとばかり辛い日もあるけれど、フンニャロメ~と生きてます。
◎心にとめおく言葉
●人は、自分が見たいと思うものしか見ようとしない――ユリウス・カエサル
●為政者たるものは憎まれることはあっても、軽蔑されることだけはあってはならない。(塩野七生)
●自分に当てはめられない基準を他人に当てはめるべきではない
――ノーム・チョムスキー
●さまざまな知識人、文化人、政党やメディアは一般の人々よりも右よりな立場を取る――ノーム・チョムスキー
●考えろ、考えろ、考えろ!――ジョン・マクレーン

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
最近の、日本の調査捕鯨をめぐるシーシェパードの妨害問題や、グリーンピース・ジャパンによる鯨肉横領疑惑の告発、そして告発をしたグリーンピース職員の逮捕をめぐり、鯨問題が私のなかでもやや錯綜してきた感があるのでまとめておくことにする。

私は鯨を普通に食べたいと思っている
まず、第一に私は食糧源として鯨が考えられている以上は、鯨を美味しく、しかももっと安価に食べたいと思っている。海洋生物の食物連鎖のトップに位置する鯨だが、その肉の安全性が確認されている限りはBSEの危険性がある牛肉よりも安心して食べられるだろう。もちろん、鯨肉が牛肉に置き換わることはないだろうが、食糧問題が日本にとっても重要な問題になってきているとき、資源として活用できるのなら鯨をもっと流通させて昔のような大衆的な食べ物にしてやればいいと思う。
ここに動物愛護問題を持ち込むのはナンセンスであり、私は不毛な議論に加わるつもりはない。この点、IWCが捕鯨反対のもっとも大きな根拠にしている「倫理的な反対」は、アメリカ、オーストラリアなどが作り上げた勝手な屁理屈だと思っている。

鯨は増加し、なおかつ食害の恐れがある
なぜ鯨は食糧たり得るかだが、ひとつには鯨の数がひところの乱獲で激減したことを反省したことにより、現在ではミンククジラだけで南氷洋に78万頭も棲息しているという報告があり、その数はかなり増加していること。
さらに鯨が増加することにより、サンマ・イワシ・スケトウダラ・サケなどの魚やオキアミなどの甲殻類、イカなどの軟体生物の食害問題が起きていること。科学的調査によれば、鯨がそれらの生物を消費する量は年間2.8~5億トンと推定され、これは人間による漁獲量9000万トンの3~6倍にあたる。鯨を過剰に保護することにより、海洋の生態系が破壊される恐れがあることは国連食糧農業機関(FAO)も警告していることである。
これからも乱獲することは許されないが、許容される範囲で捕鯨していくことは、世界の食糧問題にも貢献するものではなかろうか。

鯨と環境問題を結びつけるのはおかしい
もうひとつ、鯨の問題は環境問題と結びつけて論じられる傾向があるが、そもそもはアメリカが片方で戦争を起こしておきながら、もう一方の手で鯨保護を訴え、鯨を守ることが環境保護につながるというアピールから生まれたものである。グリーンピースなどの環境保護団体は、ほぼその主張の流れで捕鯨反対活動を続けている。
しかし、これはどう考えてもおかしい。
戦争を起こし、大量の人間を殺しておきながら、それを糊塗するために鯨の保護を訴えるのは欺瞞以外のなにものでもないだろう。イギリスでは日本人の鯨肉を食べる習慣を野蛮人の習慣と書き立てたことがあったが、肉食民族アングロ・サクソン独特の独善的な思い上がりという他ない。
またアメリカは、生息数が激減しているホッキョク鯨(推定生息数8200頭)の捕獲を、自国のイヌイット族に対しては許可している。1995年から97年にかけて捕獲されたホッキョク鯨は204頭で、イヌイット族による鯨肉生産量は、日本の調査捕鯨による鯨肉生産量をはるかに凌ぐという報告がある。日本が捕獲している鯨は78万頭棲息しているとするミンククジラが中心である。

調査捕鯨がかかえる問題点
ただし、日本が行っている調査捕鯨にも問題点が多い。
ひとつは、科学的調査を行うという名目のために、なぜ800頭以上もの鯨を捕る必要があるのか。これは素朴な疑問として誰もが抱く問題だ。
もうひとつは、鯨保護区と決まっている南氷洋で捕鯨を行っている問題。IWC(国際捕鯨委員会)に加盟している以上、国際協約で決められた約束事を破ってしまうのは問題だろう。

調査捕鯨天下りと利権の温床となっている問題
日本の調査捕鯨は、政府(農水省)が鯨類研究所(鯨研)に対して特別許可証を発行し、捕獲をふくむ調査活動を行うことになっている。実際に調査活動をするのは鯨研から委託された日本共同船舶株式会社で、日新丸もこの会社に所属する船だ。
さて、ここで問題なのはやはり金の流れだ。
06年度、鯨研は無利子で36億円を借りていたが、そのうち10億円を返せなくなった。結局、07年度から4年間かけて分割返済することになったのだが、鯨研に無利子という好条件で融資していたのは農水省所管の財団法人・海外漁業協力財団だ。この財団自身も毎年農水省から12億円規模の補助金をもらって事業を行っている。
鯨研にも農水省から毎年5億円の補助金が出ており、巨額な税金が調査捕鯨に投入されていることになる。
調査捕鯨の金の流れ
しかも、海外漁業協力財団というのが典型的な水産庁からの天下りの受け皿団体で、理事長以下非常勤の理事まで7人が水産庁の元役人となっている。ことに昨年まで鯨研の理事長をやっていた畑中寛という男はここでも非常勤理事となっている。つまり、無利子の融資を受けて返すことができなくなった団体の理事長が、融資をする側の理事になっているというわけだ。
しかも理事長の給料は115万円、常務理事が102万円、非常勤理事は87万5000円という高給取りだ。
こりゃ、いいように金を操作して自分たちの都合がいいように使っていると思われても仕方がない。


鯨肉はだぶつき気味なのに高級食材である不思議
調査捕鯨の規模が拡大するにつれ、鯨肉の供給は増えている。しかし、その一方で販路拡大を狙って立ち上げた企業は2年連続で赤字を計上している。
つまり、肉はあるというのに出回る量がわずかで、しかも高級イメージばかりがつきまとったままだから、売れるわけがない。そして肉が売れなければ、鯨に親しみを持っていない人々はますます鯨肉など買わなくなるという悪循環が起きている。
今回の鯨肉横領疑惑は、こうした状況の中で恒常的に行われてきた悪習が暴露されたということではないだろうか。
鯨研では平成18年度の一般事業費約8億2000万円のうち、約6億円を広報費に充てている。これほど広報に金を使っていながら、鯨肉に対する啓蒙活動はほとんど目にすることがない。つまり、ここに注ぎ込まれている税金も無駄遣いされているということだ。

グリーンピースに対する疑問
以上のことは、私がネットで調べただけでわかったことだ。
これだけみても、鯨類研究所にしても海外漁業協力財団にしても、叩けばいくらでもホコリが出てくることだろう。
それなのになぜ、グリーンピースはあえて窃盗をしてまで日新丸の横流しを告発する必要があったのか。結果を出すために性急に走ったうえでのことなのかもしれないが、手法としてはいかにもまずかったと言わざるを得ないだろう。
第一、あれでは国民の共感を得ることができない。
国や役人どもの不正を暴くには、事実を白日の下にさらすことは重要だが、それ以前に国民全体の共感を得ることが重要だと思う。
グリーンピースがやった行為は、その点で失敗だった。
あれではむしろ、「また過激な環境保護団体のパフォーマンスか」と思われるだけである。
少なくとも私は、グリーンピースの行為は支持しない。
偏狭かもしれないけどね。

税金の無駄遣いと役人の不正を暴くには世論を盛り上げるしかない
性根の腐った役人どもの不正には、ほんとにウンザリするばかりだが、われわれとしては根気よくこれらの不正を一つひとつ暴き出し、世論を作り上げていき、良識ある議員たちに訴えていくしかないのではないか。グリーンピースがせっかく明らかにした横領疑惑もうやむやにせず、これからも追及していくべきだと思う。
ブログの発言がそのために役立つのなら、私はいくらでも書いていこうと思う。

その上で鯨肉を食べるにはどうすればいいのか
日本ははっきりと調査捕鯨を止めると宣言すべきだ。いざとなったら、IWCを脱退したってかまわないではないか。

そのかわり、近海だけにかぎるとしても商業捕鯨を続けることにする。増えすぎて食害をおよぼす鯨は捕獲した方がいい。
そして、捕獲した鯨は昔のように無駄なく利用し、肉はなるべく安価に流通させて国民の口に入るようなシステムを作る。
残念ながら日本の大手水産会社はもう鯨を扱わないと言っている。

けれども食糧問題と合わせて考えたとき、鯨肉が持つ重要性はおのずと高まってくると思われる。今後は役所任せにせず、鯨肉を守り、鯨食の伝統を続けていってほしいというのが、私の願いだ。

■追記
●水産庁の本音は、商業捕鯨再開を世界に求めることにあるのではなく、現在のまま調査捕鯨を続け、官僚どもの天下り先を温存することにあるようだ。そうだとするなら、捕鯨に対する賛成・反対の論議はまったく虚しいものになる。捕鯨という看板に隠れて自己の保身を画策し、税金を懐に収めようとしているのであれば、それは他の省庁でも問題になっている税金の無駄遣いと同じことになる。
私とすれば、「また、ここでもコレかよ」と溜息が出る思いだ。
やはりここは強く主張しておきたい。
日本は調査捕鯨を止めるべきだ。そして商業捕鯨を開始し、食糧問題の側面から捕鯨の必要性を説いていくべきだ。捕鯨という、高度な技術を廃れさせてはならないし、少しの無駄もなく鯨を利用する文化も、今後守っていくべきだと思う。
●グリーンピースに対しては、その資金源(ロックフェラー財団などの超リッチなパトロンが50ほどもついており、それらから流れ込む金は資金の80%を占めるという)からして、世界的規模で行われている「環境ビジネス」という名のペテンの広告塔のような役割を持っているのではないかと勘ぐりたくなっている。
●驚くことに、グリーンピースには年金制度まであるそうだ。彼らにとって、違法行為をふくむすべての活動は、ビジネスなのだ。
●環境保護団体といいながら、グリーンピースはもっとも環境破壊に影響を与えているはずの自動車に対しては反対運動を行っていない。自動車メーカーに抗議運動を行おうとしても、だれも資金を提供してくれないからだそうだ。


ブログランキングに参加しています。
↓よろしければクリックしてください↓
人気ブログランキング


にほんブログ村 政治ブログ 政治・社会問題へ
スポンサーサイト

関連タグ : 調査捕鯨, 鯨肉横領, 税金の無駄遣い, 天下り,

日本の調査捕鯨船「日新丸」の乗組員が、捕獲した鯨の肉を横流ししようとしたことを証明するため、グリーンピース・ジャパンの職員が運送会社から荷物を盗み出した。
日本の警察は、運送会社が盗みの届けを出したことを受けて、荷物を盗み出した職員を逮捕した。

この事実の流れにおかしいところがあるだろうか。

「カナダde日本語」の美爾依さんは、日頃敬愛してやまない先輩ブロガーだが、今日のエントリ「グリーンピース職員の即時釈放を」については、いささか違和感を持たざるを得ない。

美爾依さんは「メディアでは、まるで逮捕された方が悪いように報道されるが、実際許しがたいのは、国家権力を不当に行使して逮捕した政府や警察の方だ。真実を暴露しただけで逮捕されちゃうんだから、横暴だよね。」と書いているが、問題を混同しているのではないだろうか。

今回の問題は、日新丸の乗組員が鯨肉を不当に横流ししようとした疑惑が第一にあり、グリーンピースの職員はその問題を公にした。そのことに限って言えば、グリーンピースがやったことは正義に基づく行為だったと思う。これがなければ、もしかしたら高級食材である鯨肉に闇ルートがあるのではないかという疑惑は表面化しなかっただろう。

ただし、問題はもう一つあり、それはグリーンピースが横領疑惑を明らかにするために取った手法がまぎれもなく窃盗にあたるという点だ。グリーンピース側は、正義のために行ったことなのだから許される行為だと主張しているが、窃盗は誰が見ても窃盗であり、正義のためだから許される特別な窃盗などはない。
この点で、グリーンピース職員が逮捕されたことは当然だったといえるだろう。

鯨肉の横流し疑惑と、運送会社に侵入しての窃盗とはまったく別のものとして考えなければならない。
もし正義を明らかにするためならば手段を選ぶ必要がないというのならば、極端な話、自爆テロだって認めなければならなくなるだろう。加藤智大が秋葉原で7人を殺した事件も、日本社会に横たわる格差という問題を暴くため、正義の目的で行ったものだったとしたら、これも許さなければならないことになるだろう。
しかし、社会が抱える問題を糾弾するためとはいえ、人を殺してはならないのだし、同様に盗みもしてはならないのである。

グリーンピースは日新丸の不正を糾弾しようとした。それはいい。
けれども、その手段として盗みをしてはならなかった。盗みではなく、別の方法で不正の証拠を見つけ出し、それを公表するべきだったのだ。

たしかに、職員が逮捕された同じ日に、東京地検が告発された日新丸の職員を不起訴にしたのは、背後に何らかの意図を感じるし、鯨肉の闇ルートの存在がうやむやにされてしまったのだから、不正があるものと感じる。
だが、それだからといって盗みを犯した者を許せと言うのは筋が違うのではないか。

前にも書いたが、私はかねがねグリーンピースにしろシーシェパードにしろ、過激な環境保護団体については胡散臭く思っている。
たとえばシーシェパードの船は南氷洋まで日新丸を追いかけていって妨害活動を行っているが、南氷洋まで行ける船を持つには相当な資金がなければならない。彼らはその資金をどこから手に入れているのだろうか。
グリーンピースについても同様だ。彼らの公式サイトには、「グリーンピースの主な活動資金は、皆さまからの会費やご寄付です」と書いてあるが、会費と寄付だけで東京都心に事務所を構え、捕鯨船を追いかけていけるほどの船を持つことができるのか?

どうも、こうした環境保護団体は、正義の味方のような格好を見せたがっているが、その実、彼らもまた公にはできないような事情をいろいろ抱えているように思えてならない。「グリーンピース、資金」でググるとたくさん出てくるので、美爾依さんにはそれらを見てもらいたいものだ。
そのうえで、やはりグリーンピース職員逮捕は不当といえるのか。

私には彼らを応援する気になれないよ。

彼らの逮捕に反対する署名を求めるよりも、鯨肉の横領が行われていたのかどうかをはっきりさせるために捜査の継続を要求する署名を求めるのなら、私もよろこんで協力するけどね。


ブログランキングに参加しています。
↓よろしければクリックしてください↓
人気ブログランキング


にほんブログ村 政治ブログ 政治・社会問題へ

関連タグ : グリーンピース, 窃盗, 鯨肉横領,

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。