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酒好き、映画好き、本好き、落語好き、バイク好き、そして鬱。 ちょっとばかり辛い日もあるけれど、フンニャロメ~と生きてます。
◎心にとめおく言葉
●人は、自分が見たいと思うものしか見ようとしない――ユリウス・カエサル
●為政者たるものは憎まれることはあっても、軽蔑されることだけはあってはならない。(塩野七生)
●自分に当てはめられない基準を他人に当てはめるべきではない
――ノーム・チョムスキー
●さまざまな知識人、文化人、政党やメディアは一般の人々よりも右よりな立場を取る――ノーム・チョムスキー
●考えろ、考えろ、考えろ!――ジョン・マクレーン

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冬木三男

すでに「食のテロ」などという言葉も見られるほど、三笠フーズによる事故米の転売事件が影響を拡大させている。

ほんらいならば工業用のノリなどにしか使ってはならないはずの農薬やカビで汚染された米が、こともあろうに食用と偽造して酒造メーカーや菓子メーカーに出荷されていたのである。
それと知らずに商品を作ったメーカーは、原料米に有毒物が混入していた恐れがあるとしてやむなく商品を自主回収せざるを得なくなった。

すでに鹿児島県の西酒造は代表的銘柄の「薩摩宝山」約30万本を回収しているほか、喜界島酒造(鹿児島県)、光酒造(福岡県)、抜群酒造(熊本県)、六調子酒造(同)、美少年酒造(同)が原料に事故米を使用していた可能性があると発表している。さらに今日になってアサヒビールも三笠フーズから仕入れた原料米を使っていたとして芋焼酎「かのか」や「さつま司」など9銘柄約65万本を回収すると発表した。

しかし、いくら商品が回収されたとしても、焼酎業界の今後の売り上げが大きく落ち込むことはさけられないだろう。

それは当然だ。
われわれ消費者はこのところ嫌と言うほど食品偽装に騙されてきたのだから。

売り手がいくら「安心です」「間違いありません」と太鼓判を押して見せたところで、おいそれとは信用できなくなっている。
事故米転売に限って言えば、たとえ今年作られた酒が汚染されている可能性があるとして回収されたとしても、去年以前に作られたものはどうなのかという疑問が残る。
実際、三笠フーズ冬木三男社長は事故米を食用米として転売する不正を5~6年前から行っていたと答えている。
単純に考えても、5~6年前から販売されていた米原料の製品はアヤシイということになる。
三笠フーズの米

さて、世の中では福田康夫が総理大臣の座を放り出してしまって以降、つぎの総裁は誰になるかという話題一色になっている観があるが、実はあたりまえのことながら、現内閣の閣僚たちは今も大臣職を務めているのである。

その証拠に、9日には舛添要一が年金記録の改竄に、社保庁職員が関わっていたことを認める発表をしているし、今日11日は法務大臣の保岡興治が死刑囚3人の刑執行を「粛々と」行った。

それでは国民の食の安全がかくも脅かされているこのときに、責任者の農水相太田誠一は何をやっているのか。
9月9日の時事通信によれば、閣議後の記者会見で太田誠一は「日本の食品は安全であるという国内外の評価があると思うが、それを損なう出来事で衝撃を受けている」と述べ、遺憾の意を表明。また、転売は農水省との売買契約に違反するとして、同社に違約金を請求する方針を明らかにした。 
太田誠一

中国製毒入りギョーザのように被害者はまだ出ていないとはいうものの、これだけ広範囲に影響が及び、国民の安全が脅威に曝されているというのに、三笠フーズはけしからんとして違約金を請求するだけか。
農水省三笠フーズを刑事告発する準備を進めているというが、それだけか。

すでに指摘されているが、農水省は1年も前から三笠フーズが事故米を転売している情報を知っていた。それなのに何ら手を打ってこなかった。
事故米の加工・流通状況を確認する検査に際しては、日程を業者に事前連絡していた。何十回となく行われた検査では、会社側が差し出す裏帳簿を何の疑いもなく信用して悪事を見逃してきた。
のみならず、農水省は事故米の売却先として住友商事に三笠フーズを紹介するなど便宜を図っていたことも分かっている。
これだけ見れば、三笠フーズが行った悪事は農水省が共犯だったといっても間違いにはならないだろう。

それなのに。

農水省は三笠フーズを告発し、違約金を請求するだけで問題がすむと思っているのだろうか。

今後、この問題が酒や菓子だけにとどまらず、味噌や醤油などにも影響が及ぶ可能性があるというのに、農水省は、その代表である太田誠一は国民に対してまず謝る責任があるのではないか。さらに、もっと重要なことは、三笠フーズが食用として事故米を転売した先をすべて公表する責任があるのではないか。
すくなくとも、国民にとってはこの2点がなによりも優先するはずの事項である。

アホな太田に「やかましい」「潔癖バカ」などと言われる筋合いはない。
太田誠一はすぐにもその間抜け面を国民の前に出し、謝罪をした上で農水相としての責任を取るべきである。

日本国中を食のパニックに陥れかねない事態が出来したというのに、今この国には先頭に立って国民を安心させ、被害を最小限に抑えるべく指示するリーダーがいない。

こんな事態を招いたのは福田康夫であり、自公政権であることを、われわれ国民はゆめゆめ忘れてはならないと思う。

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関連タグ : 事故米転売, 三笠フーズ, 農水省, 太田誠一, 冬木三男, 食の安全,

人の言葉尻をつかまえて揚げ足を取るような真似をするのは本意ではない。
けれども、先日の麻生太郎のナチス発言に続き、今度は農水相太田誠一がとんでもない発言をした。
これは捨てては置けない問題だ。
太田誠一

太田誠一は10日のNHKの番組に出演した折り、中国製冷凍ギョーザによる中毒事件などを受けた食の安全対策について、「日本国内は心配ないと思っているが、消費者がやかましいから徹底する」と述べたのだ。

これに対して毎日新聞は、国民が食の安全に対して過剰反応していると消費者を軽視したとも取れる発言と批判。
一方の太田はその後、「日本は消費者が正当な権利を主張する民主主義の国という意味での発言だった」と釈明した。

しかし太田の言葉を蒸し返して言うならば「消費者がやかましいから徹底する」とは、もし消費者がやかましくなければやらないということであり、中国産毒入りギョーザに対する消極的な姿勢が端なくも本音として現れているととっていいだろう。

まして、今、日本では国内でも各種食品の偽装問題が相次ぎ、高級料亭でさえもが客の食べ残しを使い回していたことが発覚するなど、食と食に関わる者の倫理観が厳しく問われているときである。
さらに、毒入りギョーザ事件では、死者こそ出なかったものの、重症患者が出ているのであり、一つ間違えば無差別大量殺人事件に発展する可能性さえはらんでいた。

こうした国民生活の基本に関わる重大な問題を抱えているにもかかわらず、「消費者がやかましいから安全対策をやる」という言い方はまったく不見識というもので、これは先にスーフリグループによる集団レイプ事件が起きたときに、レイプ犯のことを「元気があってよろしい」と言った軽率な発言に通じるといえるだろう。

麻生太郎は対立野党である民主党に対して「ナチス」という最大限の侮辱をしたのであり、太田誠一は国民に対して「やかましいから安全対策をやる」と侮辱的な発言をした。
政治家として、人間として、許されるべきことではないと私は思うのだが、当の野党からも国民からも大して声が上がらないのはどういうわけなのだろう。

こういうアホでトンマで無神経な男たちが国政に携わっていることの危険性には、もっと敏感にならなければならないと思う。

関連タグ : 太田誠一, 農水相, 毒入りギョーザ, 食の安全,

四川省大地震による被害で、中国国内は今も混乱のさなかにあるのだろうが、それより以前に起きた中国製冷凍ギョーザによる中毒事件はまだ解決していない。
今日の報道によれば、兵庫県高砂市の家族が食べたギョーザのトレーに付着していた具材から、約1万3200ppmの有機系殺虫剤「メタミドホス」が検出されたことが県警捜査1課の調べでわかった。
この数値は、残留基準値の約4万4000倍にあたるという高濃度で、県警は残留農薬ではなく、やはり人為的混入の可能性が高いとしている。

人が口に入れるものに毒物を混ぜるという、きわめて悪質で卑劣な犯罪が行われているのだ。
犯人は必ずいる。
しかし、この地震による混乱のために、ただでさえ捜査が行き詰まっていたものが、事件解明はさらに遠のいてしまった観がある。
ここはなんとしても、救助活動とはべつに断固とした捜査を中国側にしてもらいたいと思うのだが、現実には難しいのではないだろうか。
だからといって、自給率が低いために食を他国に頼らざるを得ない日本としては、このまま手を束ねているわけにも行かない。今回の事件があったからと言って、単純に今後は中国からの食品輸入を取り止めるというのも現実的ではない。
冷凍ギョーザに毒物を入れた犯人は、なんとしても探し出さなければならないが、それとはべつに、食の安全を確保するためのシステムを日中で早急に作り上げる必要があるだろう。

地震被災者の救援活動などを通して、今のところ日中関係は悪くない状態にある。この機会を逃さずに、一日も早くシステムをつくってほしいものだ。
それはたとえば、地震の被害に遭った農村地帯の復興から協力する形で安全な農作物を作るシステムから始めるといったことが必要なのではないだろうか。

食の安全といえば、中国だけが問題なのではない。
日本もまた、今、食に対する信用が大きく揺らいでいる。
客が食べ残した料理を使い回していた大阪・船場吉兆が昨日廃業したが、産経ニュースはこれを受けて行った「使い回し」についてのアンケート調査の結果を報じている。
それによると、27日までに921人(男性694人、女性227人)からの回答があり、以下のようにまとめられている。
船場吉兆
------
(1)使い回し発覚で飲食店の信用が失われたと思いますか

YES→94%NO→6%

(2)使い回しに関する厳しい罰則は必要ですか

YES→71%NO→29%

(3)食べ残しを自己責任で持ち帰ることを望みますか

YES→64%NO→36%

-------

私の場合、
(1)については、私も同感でイエス。
ただし、外食産業の末端では以前からかなりひどいことが行われていたことを知っているし、体験もしている。
体験したのは銀座で、今はもう潰れてしまったに違いないが、ある無国籍料理の店だった。私は友人と二人でそこに入り、ワインとサラダ、トルティーヤ、それに煮込みのようなものを注文した。しばらくして料理が出てきたが、なんと出された皿に並んでいたトルティーヤのひとつには、明らかに人が囓った後の半月型の欠損があった。
これ、やっぱり使い回しだったんだよね。

もうひとつ私が実行犯の一人から直接耳にしたことだが、学生時代に高速道路のあるレストランでアルバイトをしていたその男は、長時間勤務で腹が減ってくると、客が注文したピザパイをつまみ食いしていたというのだ。ご存じの通り、ピザパイはあらかじめ何等分かにカットして出される。その男は(っていうか、古い友人なんだけどね)、そのうちの1枚をこっそり食べ、適当に並べ替えて隙間を埋めてテーブルに運んだというのだ。
これは使い回しではないけれど、食の現場ではこのような不正が昔から行われていたということだ。

だから、今さら船場吉兆のせいで飲食店の信用が失われたというよりも、もともと日本の飲食産業など、信用できるものではなかったということだ。

(2)についても、罰則は必要だと思うが、往々にして食の現場、それも末端ほど労働条件が劣悪な場合が多い。この環境を変えることなしに罰則だけを強化しても問題の解決にはならないだろうと思う。

(3)については、お好きにどうぞというしかない。しかし「自己責任で持ち帰る」とはどういうことだろう。もし持ち帰ったものを食べて腹をこわしたりしても自己責任だ、ということか? なんだかなあ、のクエッションだ。持ち帰るよりも、出されたものは残さずに食え、と言っておこう。

とにかく今回の事件を通して、日本でも食の安全などお寒い状態にあるのであって、使い回しなどの不正はほんとうに氷山の一角が現れたに過ぎないのだろう。
これを防ぐには、それこそ「自己責任で」外食を続けるか、さもなくば、もう外食なんかしないことにするしかなさそうだ。そうして一時は狂乱状態ともいえた、あのミシュランガイドなど、破り捨てることだ。

三つ星だって、そこまでは見通してはいないだろうからね。


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関連タグ : 中国製ギョーザ, メタミドホス, 食の安全, 船場吉兆, 使い回し,

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