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酒好き、映画好き、本好き、落語好き、バイク好き、そして鬱。 ちょっとばかり辛い日もあるけれど、フンニャロメ~と生きてます。
◎心にとめおく言葉
●人は、自分が見たいと思うものしか見ようとしない――ユリウス・カエサル
●為政者たるものは憎まれることはあっても、軽蔑されることだけはあってはならない。(塩野七生)
●自分に当てはめられない基準を他人に当てはめるべきではない
――ノーム・チョムスキー
●さまざまな知識人、文化人、政党やメディアは一般の人々よりも右よりな立場を取る――ノーム・チョムスキー
●考えろ、考えろ、考えろ!――ジョン・マクレーン

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麻生太郎
麻生太郎は10月26日夕、東京・秋葉原駅前で首相就任後はじめての街頭演説を行った。警視庁の調べで約3200人集まった聴衆からは“太郎コール”が湧き起こったという。そして麻生は、彼らに対して「いい年をした若者が『日本の将来は暗い』みたいな顔をするな。明るい顔をしろ」などと麻生節を炸裂させたという。(産経ニュースより)

同じ10月26日の午後、渋谷ではインターネットなどの呼びかけで集まった若者約40人が、地価だけでも62億円という麻生太郎豪邸を見学するツアーを始めた。「リアリティーツアー」と命名されたこのツアーはフリーター全般労働組合が企画したもの。渋谷の駅から歩いていける距離にあるという麻生の邸宅をぶらぶら歩きながら見に行こうという「のどかな」企画であるはずだった。

一行は「お宅拝見!!」の横断幕の他、麻生太郎の顔を描いたプラカード、大きな風船に書いた麻生の顔に「うち来る? イクイク」などと書かれたものやプラカードなどを持っていた。しかし、警官が集まってきて「これは無許可のデモなので、横断幕やプラカードはダメだ」と言われ、彼らはその指示に従った。
そしてとくに騒ぐこともなく5人くらいの列になって歩き出した。

ところが、渋谷駅前のハチ公園を出て、東急本店との間にある人通りの多い交差点で、いきなり私服の公安警官が襲いかかり、現場は大混乱になった。そして、混乱が収まったときには3人の若者が逮捕されていた。
不当逮捕


この事件を産経ニュースでは、次のように伝えている。
「インターネットなどで麻生太郎首相の私邸見学を呼びかけていたグループが26日午後、東京都渋谷区で麻生首相宅に向けて無届けのデモ行進を行った。中止の警告を無視したことなどから、警視庁公安部は、デモに参加していた男3人を都公安条例違反や公務執行妨害の現行犯で逮捕した。(中略)調べでは、1人は午後3時50分ごろ、渋谷区宇田川町の路上で無届けのデモを行った。この男を都公安条例違反の現行犯で逮捕する際、ほかの2人が逮捕を妨害しようと警察官に暴行を加えた。3人は黙秘しており、身元の確認を進めている。」

実際に起こった出来事を時系列に並べるならば、渋谷での騒動で3人の若者が逮捕された、その後に麻生太郎は秋葉原駅前に赴き、聴衆に手を振って“太郎コール”に応えていたことになる。

さて。
なぜかテレビ・新聞ではどこも積極的に取り上げようとしない渋谷での事件をどう思うか。
不当逮捕。警察権力の横暴。その通りだ。
マスコミの歪曲報道。意識的スルー。これも、その通りだ。
まったくひどい話だ。

逮捕された若者たちは、いずれもいわゆるワーキングプアで、逮捕拘留されているだけで収入が減り家賃の支払いが滞る恐れがあるというのだが、今日現在、渋谷警察はいまだに彼らの身柄を拘束したままだという。

10月26日夕、秋葉原で笑顔を振りまいていた麻生太郎は、まだこの事実を知らされていなかったかもしれない。
しかし今ならばそんなことはないだろう。
なにしろ、自宅に訪れようとしていた若者が3人も逮捕されたのだ。麻生は事実を(都合よくねじ曲げられているにせよ)耳に入れているに違いない。
それでも麻生太郎からは何のコメントもなく、3人の貧しい若者が不当に勾留されているのを放置したままだ。

もし、麻生太郎の中に本当に気さくで打ち解けやすい性質があり、心から秋葉原駅前に集まった若者たちに「お宅の皆さん」と声をかけたり、「暗い顔をするなよ、もっと明るい顔をしろ」と発破をかけてやる気持ちがあるのなら、いわれのない逮捕を受けた若者3人に対しても何らかの意思表示をしてやるべきではないのか。
もちろん、彼ら3人は麻生にして見れば心情的に「招かれざる客」かもしれない。けれども、彼らは単に62億の敷地に建つ豪邸がどんなものか見て、己の貧しい身の上と比べて日本社会に横たわっている格差を形あるものとして実感したかったに過ぎないのではないか。若者に対して明るい顔をしろと声を掛ける気持ちが本心ならば、警察に留置されている若者たちに対しても同じような気持ちで声をかけ、拘束を解いてやるべきではないのか。麻生太郎にはそれだけの権力はあるのだから。

もちろん、私は麻生太郎には本心から日本の若者を思いやる気持ちなどないだろうと思っているし、オタクの皆さんに対してもその場限りの都合のいい味方くらいにしか考えていないだろうと思っている。ましてや下々の貧乏暮らしをしている若者のことなど、薄くなった後頭部に生えている産毛の先ほども考えていないだろう。

土地だけで62億もする高級住宅街の御殿に住み、夜ごとホテルのレストランや高級レストランで会食し、その後は会員制バーでゆったり葉巻をくゆらせながら密談に勤しんでいる麻生太郎に、非正規雇用者の暮らしがどんなものなのか、カップラーメンの値段以上にイメージが湧いてこないだろう。

権力の座に酔いしれているそんな麻生太郎などに、今さら呼びかけても詮ないことかもしれない。
しかし、心ある人間の一人として、私もあえて声を上げたいと思う。

麻生太郎よ、出てこい。
出てきて、捕らわれている若者たちに詫びを入れろ。
お前に人間らしい心があるならば、たとえ下々のことではあっても苦しんでいる人々がいることを忘れるな。

私は、ふたたび今回の「リアリティーツアー」のような企画があれば参加したいと思っている。
いや、集団で動くことが苦手な私は、一人でもカメラ片手に是非とも渋谷にある麻生の御殿を見物に行きたいと思っている。

麻生御殿

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関連タグ : 麻生太郎, 豪邸, 不当逮捕, リアリティーツアー,

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