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酒好き、映画好き、本好き、落語好き、バイク好き、そして鬱。 ちょっとばかり辛い日もあるけれど、フンニャロメ~と生きてます。
◎心にとめおく言葉
●人は、自分が見たいと思うものしか見ようとしない――ユリウス・カエサル
●為政者たるものは憎まれることはあっても、軽蔑されることだけはあってはならない。(塩野七生)
●自分に当てはめられない基準を他人に当てはめるべきではない
――ノーム・チョムスキー
●さまざまな知識人、文化人、政党やメディアは一般の人々よりも右よりな立場を取る――ノーム・チョムスキー
●考えろ、考えろ、考えろ!――ジョン・マクレーン

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今日、5月25日はわが家のパグ親子のうちの一人息子(ほんとは5匹兄妹なのだが)、タッチーの誕生日である。
タッチー

7年前の今日、5匹の赤ん坊をお腹に抱えて身動きするのも苦しそうだったこもも母さんは、私たち家族で赤ん坊を取り上げてやろうと準備を整え、さあ明日は出産予定日だからとカミサンと娘が出かけてしまったその日、私ひとりだけ家に残っていたときに出産を始めてしまったのだった。

羊膜に包まれて最初の子が出てきたとき、ここも母さんは一生懸命にその膜を食い破ろうとしていた。
犬は自分で出産できるものと思っていた私は、突然始まったお産にひとり慌てながらも、こももが羊膜を破り、子どもが産声を上げるのを待っていた。
ところが、10分たち20分が過ぎようというころになっても、こもも母さんは羊膜を破ることができずにいる。
さすがに心配になり、私はかかりつけにしていた病院に電話した。

「そのままじゃ、死んでしまいますよ。はやく羊膜を破ってあげてください」

え、そうなの?
私は手近にあったハサミを持って、恐る恐る子犬が入っている小さな袋を持ち上げると、そっとハサミの先端を入れてみた。
生暖かい水がこぼれて、手のひら大の子犬が現れた。
私は、いちおう予習しておいた処置法を思い出し、子犬の体をタオルで拭くと、へその緒を切って糸で結んでやった。

と、ここまではよかったのだが、肝心の赤ん坊がうんともすんとも言わない。
私は再び不安になって病院に電話した。

「羊膜を破るのが遅れたから息ができなくなってるんです。鼻に羊水が詰まっているはずだから吸ってあげてください」

私は躊躇もなく、子犬の鼻に口をつけ、チュッと一吸いした。
しかし子犬はぐったりしている。
私は三度、病院に電話した。

「体を軽くマッサージしてあげて、それから口にストローで砂糖水を1、2滴垂らしてみてください」

いわれるままに、タオルで子犬をくるみ、マッサージをする。それでもダメ。それではと砂糖水を作ろうと思ったのだが、ずっとそれまでかがんでいた私は、軽くぎっくり腰を起こしてしまった。
もはやこれまで。子犬よ、許せと思いかけたときにカミサンの母親が顔をのぞかせた。
「どうかしたんですか?」
「すいません、さ、砂糖水を!」

ようやく砂糖水を手にした私は、ストローの口を子犬の舌にあて、1滴、2滴落としてみた。すると、魔法の水でも飲んだように、ぐったりしていた赤ん坊が息を吹き返した。
「ニーッ! ニーッ!」

これが7年前、私が体験したワンコの助産経験である。

こもも母さんはそれから30~60分おきに5匹の子犬を産んだ。
最初の子は大変だったが、あとはもう慣れたものだった。
子犬たちの体を拭いてやり、こもも母さんに戻してやると、まだ目も開かない赤ん坊たちが這い始めて、母親の乳首を探し当てる。そして勢いよく吸い始めた。

ぎっくり腰になりながら、私にとってはほんとに大変な出来事だったが、同時に生涯二度と味わえない体験をさせてもらったと思っている。

その後、5匹の子犬たちは日ごとに成長し、4匹が次々と里親さんにもらわれていった。
そしてわが家に残ったのが、5番目に生まれ、今日7歳になったタッチーというわけだ。

生まれたときから両親と一緒に育ってきたタッチーは、チビのころはかなりな内弁慶のいたずらっ子だったが、大きくなるとおっとりして誰にでもよくなつく、いい子になった。
私が仕事をしているときは、いつでも足下にいてイビキをかいているし、トイレに立てば、一緒に来てドアの前で待っている。出かけたときは親子で玄関口に並んで私の帰りを待っているらしい。
夜眠るときも、タッチーだけは必ず私の寝室の前に陣取って、盛大にイビキをかいて寝ている。

人なつこくて忠実で、ほんとにいい子に育ってくれた。他の子がなにかと病院通いすることが多いなかで、タッチーだけは病気知らずの優等生で育ってきた。
ただ一つ、食い意地が汚いのだけが玉に瑕といえば玉に瑕。しかしこれだって、飼い主の私に甘えてのことだから、カワイイものである。

そのタッチーが7歳になり、犬の世界ではシニアに分類されるようになった。7歳なんてあっという間だった。先輩犬のココが亡くなったのも7歳だったが、今思うとあらためてその死が早かったことが悔やまれる。

これでわが家のワンコたちはこももと梅太夫婦が9歳と8歳、息子のタッチーが7歳、フレブルのブルースが4歳となった。あと3ヶ月すれば、梅太も9歳になり、ブルースが5歳になる。
散歩して食事をして、後は寝転んで、ときどき私に抱っこされて。ワンコたちはそんな毎日を繰り返してここまできた。

はたして、ワンコたちは、それで幸せを感じているのだろうか。

私は、ワンコたちにとっていい飼い主であったのだろうか。

疑うことを知らない犬たちは、どんなときも私を見上げ、尻尾を振り、体をじっと撫でさせる。それが彼らの答えなのだろうか。

撫でながら、私は思う。
私はずっと、幸せだったよ、と。

できれば、この幸せが一日でも長く続きますように。
そう願わずにはいられない。


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関連タグ : パグ, ペット, 誕生日, シニア,

わが家のパグ親子のお母さん、こももが誕生日を迎えた。
満9歳である。
人間でいうと、だいたい54歳くらいらしい。
こもも

だいぶ老けたね、こももさん。
年取ると人間もいろいろガタが出てくるけれど、こももも2年ほど前から膀胱を悪くしており、現在は処方食で発症を抑えている状態。
でも、いつまた血尿が出たりするか、冷や冷やなところはある。

ま、飼い主の私も原因不明の背中痛に悩まされる毎日だし、5年前からはウツを患っているし、同じだよ。
生きて行くのは大変だ。

今月は25日に息子のパグ犬が7歳になる。
もう息子の方もシニアに分類されるようになるということか。
5匹の子犬を私ひとりで取り上げたのが、もう7年も前のことになるかと思うと、あらためて時間の経つのが早いと感じる。
あのときは、大変な思いをしましたよ。

いい経験だったけどね。

お互い年を取ったけど、まだまだ一緒にやっていきたいものだね。

関連タグ : パグ, 老犬, 誕生日,

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