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酒好き、映画好き、本好き、落語好き、バイク好き、そして鬱。 ちょっとばかり辛い日もあるけれど、フンニャロメ~と生きてます。
◎心にとめおく言葉
●人は、自分が見たいと思うものしか見ようとしない――ユリウス・カエサル
●為政者たるものは憎まれることはあっても、軽蔑されることだけはあってはならない。(塩野七生)
●自分に当てはめられない基準を他人に当てはめるべきではない
――ノーム・チョムスキー
●さまざまな知識人、文化人、政党やメディアは一般の人々よりも右よりな立場を取る――ノーム・チョムスキー
●考えろ、考えろ、考えろ!――ジョン・マクレーン

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四川省大地震による被害で、中国国内は今も混乱のさなかにあるのだろうが、それより以前に起きた中国製冷凍ギョーザによる中毒事件はまだ解決していない。
今日の報道によれば、兵庫県高砂市の家族が食べたギョーザのトレーに付着していた具材から、約1万3200ppmの有機系殺虫剤「メタミドホス」が検出されたことが県警捜査1課の調べでわかった。
この数値は、残留基準値の約4万4000倍にあたるという高濃度で、県警は残留農薬ではなく、やはり人為的混入の可能性が高いとしている。

人が口に入れるものに毒物を混ぜるという、きわめて悪質で卑劣な犯罪が行われているのだ。
犯人は必ずいる。
しかし、この地震による混乱のために、ただでさえ捜査が行き詰まっていたものが、事件解明はさらに遠のいてしまった観がある。
ここはなんとしても、救助活動とはべつに断固とした捜査を中国側にしてもらいたいと思うのだが、現実には難しいのではないだろうか。
だからといって、自給率が低いために食を他国に頼らざるを得ない日本としては、このまま手を束ねているわけにも行かない。今回の事件があったからと言って、単純に今後は中国からの食品輸入を取り止めるというのも現実的ではない。
冷凍ギョーザに毒物を入れた犯人は、なんとしても探し出さなければならないが、それとはべつに、食の安全を確保するためのシステムを日中で早急に作り上げる必要があるだろう。

地震被災者の救援活動などを通して、今のところ日中関係は悪くない状態にある。この機会を逃さずに、一日も早くシステムをつくってほしいものだ。
それはたとえば、地震の被害に遭った農村地帯の復興から協力する形で安全な農作物を作るシステムから始めるといったことが必要なのではないだろうか。

食の安全といえば、中国だけが問題なのではない。
日本もまた、今、食に対する信用が大きく揺らいでいる。
客が食べ残した料理を使い回していた大阪・船場吉兆が昨日廃業したが、産経ニュースはこれを受けて行った「使い回し」についてのアンケート調査の結果を報じている。
それによると、27日までに921人(男性694人、女性227人)からの回答があり、以下のようにまとめられている。
船場吉兆
------
(1)使い回し発覚で飲食店の信用が失われたと思いますか

YES→94%NO→6%

(2)使い回しに関する厳しい罰則は必要ですか

YES→71%NO→29%

(3)食べ残しを自己責任で持ち帰ることを望みますか

YES→64%NO→36%

-------

私の場合、
(1)については、私も同感でイエス。
ただし、外食産業の末端では以前からかなりひどいことが行われていたことを知っているし、体験もしている。
体験したのは銀座で、今はもう潰れてしまったに違いないが、ある無国籍料理の店だった。私は友人と二人でそこに入り、ワインとサラダ、トルティーヤ、それに煮込みのようなものを注文した。しばらくして料理が出てきたが、なんと出された皿に並んでいたトルティーヤのひとつには、明らかに人が囓った後の半月型の欠損があった。
これ、やっぱり使い回しだったんだよね。

もうひとつ私が実行犯の一人から直接耳にしたことだが、学生時代に高速道路のあるレストランでアルバイトをしていたその男は、長時間勤務で腹が減ってくると、客が注文したピザパイをつまみ食いしていたというのだ。ご存じの通り、ピザパイはあらかじめ何等分かにカットして出される。その男は(っていうか、古い友人なんだけどね)、そのうちの1枚をこっそり食べ、適当に並べ替えて隙間を埋めてテーブルに運んだというのだ。
これは使い回しではないけれど、食の現場ではこのような不正が昔から行われていたということだ。

だから、今さら船場吉兆のせいで飲食店の信用が失われたというよりも、もともと日本の飲食産業など、信用できるものではなかったということだ。

(2)についても、罰則は必要だと思うが、往々にして食の現場、それも末端ほど労働条件が劣悪な場合が多い。この環境を変えることなしに罰則だけを強化しても問題の解決にはならないだろうと思う。

(3)については、お好きにどうぞというしかない。しかし「自己責任で持ち帰る」とはどういうことだろう。もし持ち帰ったものを食べて腹をこわしたりしても自己責任だ、ということか? なんだかなあ、のクエッションだ。持ち帰るよりも、出されたものは残さずに食え、と言っておこう。

とにかく今回の事件を通して、日本でも食の安全などお寒い状態にあるのであって、使い回しなどの不正はほんとうに氷山の一角が現れたに過ぎないのだろう。
これを防ぐには、それこそ「自己責任で」外食を続けるか、さもなくば、もう外食なんかしないことにするしかなさそうだ。そうして一時は狂乱状態ともいえた、あのミシュランガイドなど、破り捨てることだ。

三つ星だって、そこまでは見通してはいないだろうからね。


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関連タグ : 中国製ギョーザ, メタミドホス, 食の安全, 船場吉兆, 使い回し,

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