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酒好き、映画好き、本好き、落語好き、バイク好き、そして鬱。 ちょっとばかり辛い日もあるけれど、フンニャロメ~と生きてます。
◎心にとめおく言葉
●人は、自分が見たいと思うものしか見ようとしない――ユリウス・カエサル
●為政者たるものは憎まれることはあっても、軽蔑されることだけはあってはならない。(塩野七生)
●自分に当てはめられない基準を他人に当てはめるべきではない
――ノーム・チョムスキー
●さまざまな知識人、文化人、政党やメディアは一般の人々よりも右よりな立場を取る――ノーム・チョムスキー
●考えろ、考えろ、考えろ!――ジョン・マクレーン

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私がガツガツの新自由主義の経営者で、小沢一郎が下で働いていたとしよう。
彼は今までよく働いてくれた。
とくに先週末の千葉での大イベントまでは、社内をまとめ一丸となってライバル社との競り合いに勝たねばならなかった以上、彼の存在はなくてはならないと私は考えていた。

しかしその大イベントも期待はずれの結果に終わった。
もちろん、その責任がすべて小沢にあるとは思っていない。むしろ、家庭内で問題を抱えていたとはいえ、結果に対する彼の責任はわずかなものだったと思う。
それでも今、経営者の私は小沢を社長室に呼びつけて言わなければならないだろう。

「小沢君、君は今までよくやった。でも、もう君に任せることはなくなった。明日からは出社しなくても結構だ。では、さようなら」

そう。私はもはや小沢一郎は、民主党代表としてその座に着いている意味はなくなったと考えるようになった。
今ならば新自由主義者ではない私も声を大にして言う。
小沢一郎よ、代表の座を去れと。

千葉知事選で民主党が推す候補が負けたことは、小沢の責任だけに帰すことはできない。あの負けは、民主党県連が候補者選びを誤った挙げ句に大きく出遅れてしまったことが原因だ。森田健作の嘘を暴くこともできず、愚直な選挙戦を行って愚直に負けたということだ。
その結果に小沢一郎が今抱えているスキャンダルが大きく影響を与えたとは思わない。

しかし、党内でのモヤモヤを抱えたまま、小沢一郎はいまだに党員たちに納得のいく説明をしていない。むしろ反対に説明などは後回しにして自分は党代表としてこれからも頑張ると言っている。
ということは、今彼が抱えているスキャンダルに党全体を巻き込んで行くことを意味している。その上で、もっとも重要な課題は政権交代することだと小沢は言っているが、果たして公設第一秘書が政治資金規正法違反に問われたまま政権交代などできるのか。
小沢一郎は、このスキャンダルが起きた時点で代表を辞任してすみやかに民主党の看板を掛け替えるのがベストだと思っていた。けれども、小沢は身の潔白を訴え、涙まで浮かべて党首としてやっていくと宣言し、最初の総選挙を占う千葉知事選に臨んでいった。
けれども知事選が終わった以上、小沢が代表でいる理由もなくなった。

ブログ界では、小沢続投に異常なまでにこだわり続けている人々がいるようだが、言っておこう。
小沢はもう終わったのだ。
マスコミ各社の世論調査では、小沢が今回のスキャンダルで国民に納得のいく説明をしていないと答える人が60%程度いることを明らかにしている。一社だけの調査ではなく、どの調査を見ても小沢が説明責任を果たしていないという答えを出している。私自身もそう思っているし、これは大多数の国民が感じていると思って間違いないだろう。
民主党と小沢一郎は、この国民の声に素直に耳を傾けるべきである。

さらに、次の総理大臣にふさわしい人は誰かという調査においても、ついこの前までは麻生太郎にダブルスコアをつけて勝っていた小沢一郎が、今では僅差とはいえ、逆転されるまでになっている。
あの無能な極右政治家の麻生と比べても、総理にはしたくないと考えられているのだ。
これでも小沢を代表にして戦えるのか。
たしかに総選挙をすれば、民主党は勝てるだろう。しかし、今のままでは野党と連立政権を組んだとしても自民党との差はわずかにしかならないだろう。それでは安定した政権運営を望むことはできまい。

数日前の朝日新聞には立花隆が「民主代表のまま裁判を続けるのか 師から何を学んだ」と題する論考が寄せられた。
そこには、ここまで私が書いてきたような理由とともに次の点を挙げて小沢辞任を促している。
すなわち、一国の宰相とは私的なことなど考える余裕もないほどの激務であり、次から次へと懸案事項が持ち上がり、それに対する決断を下していかなければならない職務である。そんな職務に、政治資金規正法の法解釈など検察との論争を抱えたままの人間が就くことが果たしてできるのか。国政という重要な職務よりも裁判が大事という人物を日本の総理大臣に据えるわけにはいかないというのだ。

私はこれこそ重要なポイントだと思う。
小沢がどんな微罪であれ、汚職に関わっていたことは疑いようがない事実である。その上でなお問題がないとして検察と戦う姿勢を示し、総裁の座を狙うと言うことは許されるべきではない。
立花隆は、田中角栄がロッキード事件で逮捕されたときのエピソードを紹介して、田中が逮捕されて真っ先にやったことは、検事正から紙を貰い受け、その場でサラサラと自民党への離党届を書いたという。角栄は自分の無罪を信じており、そのためにはとことん裁判で戦うつもりだったが、それはあくまで私事であり、党を巻き込むことはしないという覚悟の現れだったのだ。

その角栄の姿を間近で見てきた小沢一郎は、今回、それとはまったく逆のことをしている。小沢は田中角栄からいったい何を学んだのか。立花隆はそう書いている。

小沢がこのまま代表に留まれば、民主党はいつまでも納得できない議員たちが不満を抱き続け、党が一つにまとまることなどできないだろう。
「党に迷惑をかけちゃいかん」
田中角栄が言ったその言葉を、小沢一郎はどうして自分の口から吐くことができないのだろうか。
小沢が本気で政権交代を望み、野党の連立で自民党を完全に押さえ込むためには、小沢自身が代表を辞して裏方にでも回る必要がある。
昨日の毎日新聞には菅直人が小沢に直接、代表を辞めてはどうかと言った事実が記事になっていたが、小沢は菅の言葉を重く受け止めるべきなのである。
そして一刻も早く代表を退き、後任を菅直人なりに任せるべきなのである。

私は立花隆の論は非常に理性的な考察だと思うし、これに深く同意する。
小沢一郎でなければならないと頑なに信じているブロガーはどう思うか、私の知ったことではないが、今の小沢に対する民意はきわめて正論に立っていると私は信じる。

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関連タグ : 小沢一郎, 民主党, 立花隆,

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