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酒好き、映画好き、本好き、落語好き、バイク好き、そして鬱。 ちょっとばかり辛い日もあるけれど、フンニャロメ~と生きてます。
◎心にとめおく言葉
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●為政者たるものは憎まれることはあっても、軽蔑されることだけはあってはならない。(塩野七生)
●自分に当てはめられない基準を他人に当てはめるべきではない
――ノーム・チョムスキー
●さまざまな知識人、文化人、政党やメディアは一般の人々よりも右よりな立場を取る――ノーム・チョムスキー
●考えろ、考えろ、考えろ!――ジョン・マクレーン

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7日から始まる洞爺湖サミットでは、地球温暖化を中心とする環境問題が主要テーマになっている。
たしかに、昨今進んでいる地球規模での異常気象や環境破壊は人類が早急に取り組む必要がある問題といえる。それは否定しない。

しかし、世界全体の温室効果ガス排出量を2050年までに半減するという目標を掲げて討議するのはいいが、世界の首脳が集まって、今話し合うべきことにはもっと重要な問題がありはしないか。

それはもちろん、世界中を襲っている原油高騰と深刻な食糧問題である。なかでも原油高騰と食糧=穀物相場の高騰は対にして語るべき問題であり、さらにこれらに大きな影響を与えている投機マネーについては、各国が共同して解決策に乗り出さなければならない問題といえる。

日本国内だけを見ても、原油高によるガソリン高騰は家計を直撃しているだけでなく、あらゆる産業分野に大きな影響を与え、その活動に打撃を与えている。また、穀物相場の高騰は農業に打撃を与え、畜産農家を廃業に追い込むまでの深刻な問題となっている。何より困るのは、これらに対する打開策がいっこうに示されず、この問題が長期化する様相を呈していることだ。

これらの問題が世界規模で起きているのが現実であり、政権の責任者が集まるG8では、ぜひともこの問題について話し合いを重ねてほしいものだ。

さらに、食糧、原油の高騰には投機マネーが働いているとされているが、これらの動きに一定の枠組みを作ることも緊急を要する。
今朝の朝日新聞では、寺島実郎が「投機マネーの制御に踏み出せ」という記事を寄稿しているが、ここで彼はあらためて、投機マネーの運用資金の4分の1が日本を経由してきていることを挙げている。つまり、海外投資家たちは金利の安い日本で資金を調達して原油や穀物に投資をし、巨額な利ざやを稼いでいるというのだ。日本は投機マネーの暗躍に一役買っているというわけだ。
このような状態を、このまま放置しておいていいはずはない。欧米の金融当局がサブプライムローン問題から信用不安を恐れて金融を緩和し、これもまた投機マネーに力を与えてしまう結果をもたらしてしまった現在、投機マネーをどうやって今後制御していくかは世界に課せられた重要な問題と言えるだろう。

はっきり言って、私には50年までに温室効果ガス排出量をどうするかなどという問題(実現できるかどうかも分からない問題)などよりも、投機マネー制御について真剣に話し合うことの方が数段重要なことのように思えてならない。

洞爺湖サミットテーマは地球温暖化と言われ、マスコミでも連日そのことが取り上げられているが、実のところは、それ以外の問題は非常に曖昧模糊としていることを見逃すわけにはいかない。

いやしくも先進国の首脳が雁首をそろえるからには、もう少し具体的で実効性のある問題を討議すべきだと思う。

寺島実郎はこの記事で、投機マネー制御については450兆ドルともいわれる国境を越えた為替取引に、国際機関が広く薄く「国際連帯税」を課税してマネーゲームを縛ることを提言している。ここから得られる税収は、途上国への環境関連技術の移転や南極・北極の環境対策の財源にする。
もうひとつは、日本として食糧自給率を向上させることだ。これによって原油高騰と地球温暖化に立ち向かうというのだ。食糧の自給率が高まれば輸入時の輸送で消費される燃料消費と二酸化炭素の排出も抑制可能だ。もちろん食物価格の高騰にも耐性ができる。

福田康夫もふくむ首脳たちには、せめてこの程度の提言をまとめられるくらいの実のある話し合いをしてもらいたい。

だからあえて繰り返す。
洞爺湖サミットのテーマは、はたして環境問題でいいのだろうか?


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関連タグ : 洞爺湖サミット, 温暖化問題, 原油高騰, 穀物高騰, 投機マネー,

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