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酒好き、映画好き、本好き、落語好き、バイク好き、そして鬱。 ちょっとばかり辛い日もあるけれど、フンニャロメ~と生きてます。
◎心にとめおく言葉
●人は、自分が見たいと思うものしか見ようとしない――ユリウス・カエサル
●為政者たるものは憎まれることはあっても、軽蔑されることだけはあってはならない。(塩野七生)
●自分に当てはめられない基準を他人に当てはめるべきではない
――ノーム・チョムスキー
●さまざまな知識人、文化人、政党やメディアは一般の人々よりも右よりな立場を取る――ノーム・チョムスキー
●考えろ、考えろ、考えろ!――ジョン・マクレーン

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昨日3日告示された東京都議会選挙で、各党は党首をはじめとする幹部クラスが街頭に立ち、熱弁をふるった。

この都議選で敗れるようなことがあれば、自らの進退にも関わるとされている自民党の麻生太郎は、今回もまた民主党を挑発するような言葉で自民党を「応援」した。
いわく、民主党は何をするのか。政権交代とは手段で目的ではない。
いわく、政権を交代して何をするかが問題だ。政権交代と景気後退。同じ「コウタイ」でも意味は違う。政権交代が景気後退になってはならない。

麻生太郎にしては、いい部類の演説ではなかったろうか。
政権交代とは手段に過ぎないというのは正論だし、政権交代をして景気後退をしたのでは洒落にならないというのも、その通りだ。

しかし、一方で麻生は、この9ヶ月間に予算編成を4回もやったと言い、これは異常なことだが、世の中が異常なくらいの不況なのだから仕方がないのだとも言った。

これには異論がある。
たしかに世の中は異常なくらいの不況に見舞われているが、その対策として麻生太郎がやったのは、予算編成という名のバラマキで、その規模は空前と言ってもいいだろう。中には問題になっている「マンガ喫茶」もあるが、それ以前に、定額給付金にしてもエコポイントにしても、効果的な景気刺激策を施したとは言い難い。

さらに、麻生太郎が行ったバラマキの質が悪いのは、生活に困っている人よりも経済的に余裕がある人に厚く恩恵が届くような使い方をしている点だ。
エコポイントがそうだし、エコ・カー減税もそうだ。
換金できるポイントがつくから家電を買い換えよう、それも大型にした方がポイント率が高くなるから大型にしようなどと考えられるのは、ゆとりのある人々だけだし、減税されるうえに補助金まで出るのだから車を買い換えようというのもゆとりのある人々にしかできないものだ。

例の「マンガ喫茶」に至っては、世界的にも認められる日本のアニメを発信する基地にしようという名目はもっともらしいが、肝心のアニメを作っている現場では、月に10万ちょっとの給料で下請け仕事をしている人々がいる。こうした人々の労働・雇用環境を改善することなしに、何を世界に発信していこうというのか。

麻生太郎がこの9ヶ月間にやってきたことは、見事に的外れな施策だったとしか言いようがない。

こんな自民党とその肩を持って社会を悪くした公明党には、早いところ下野してもらいたいが、そのためにも今回の都議選では野党に投票してもらいたいものだと思う。

と言って、その野党とは民主党かといえばそうではない。

民主党は国政では野党だが、都政を見る限りでは野党とは言い難いことをやってきている。
新銀行東京の設立でも民主党の議員たちは自公と一緒になって賛成に回っている。

昨日、荻窪で第一声を上げた共産党の志位和夫委員長は、民主党が新銀行東京のことを「史上最悪の失策」と言っているが、かつては「夢とロマンの持てる新銀行」などと持ち上げていると批判した。

それはもっともな話で、民主党は都議会でしばしば自公とともに石原慎太郎による悪政を支えてきたことは忘れられない。
築地市場の豊洲への移転問題でも、民主党は当初、この案に賛成していたはずだ。
今になってそんな事実はなかったかのように自民党を批判する資格は、民主党にはないというものだ。

石原慎太郎は新銀行東京をはじめ、利権が絡むといわれる築地市場の豊洲移転、東京五輪招致といくつもの問題を抱えている。
今回の都議選では、何としても石原の暴走に待ったをかけるために、自公の候補者を落とし、この期に及んで節を変えたかに見える民主党の候補者にはしっかり吟味をしたうえで、東京都民には投票してもらいたい。

私はできることならば共産党に躍進してもらい、社民党にも議席を回復させ、石原包囲網をがっちりと作ってもらいたいと思っている。
民主党には、都合のいい裏切り行為だけは許さないぞと思って見ている。

銀行としての機能を果たしているとは言いがたい新銀行東京には店をたたませ、東京の台所を猛毒の土壌の上に建てるなどという暴挙を止めさせ、浪費と混乱を招くだけの五輪招致にもストップをかけられるような議会を作ってもらいたい。

石原慎太郎を三期も当選させるという愚挙を犯した東京都民には、今回こそ、賢明な判断をする責任があるのではないだろうか。
投票日は12日。

その結果が、怖いようだが楽しみだ。

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関連タグ : 石原慎太郎, 都議選,

石原慎太郎が三宅島を復興させるのを目的として強引にぶち挙げた「バイクイベント」については、実質的になんら復興の役に立っておらず、都民が払った血税を使って空疎なお祭り騒ぎを起こしただけだという批判がある。
mixiではこの問題をテーマにしたコミュニティがあり、怒りのコメントが寄せられているが、その声が少しでも石原に届けば無謀な無駄遣いを今年も続けて行うのを阻止できるかもしれないのだが、どうやらその可能性は低いようだ。
石原のような恫喝だけが取り柄の卑怯な男は、たとえ批判の声が耳に入ったとしても聞こえぬふりをしてこのイベントを続けるだろう。
なぜなら、このバイクイベントは石原にとって儲かる催し事だからだ。

このイベントはもともと「マン島レース」を真似して、三宅島の公道をコースに使い、本格的なバイクレースを行おうという石原慎太郎の思いつきで企画されたものだ。
名目上は三宅島復興となっているが、何のことはない、実際には復興どころか村民に新たな負担を強いる、とんでもない企みだった。そのうえ、三宅島の公道をコースに使うにはあまりに危険が多すぎる、救急体制が確保できないといった理由でプロのレーサーたちは皆反対した。それでも言い出したら聞かない石原は、公道レースは諦めたものの飛行場を使ったバイクイベントを開くことで体裁を繕い、そのために2億6500万円もの税金を使った。

こうして昨年11月に開かれたイベントには、わずか1000人ほどの観客しか集まらなかったというが、石原はそれでも懲りずに今年も同様のイベントを行うとし、5月には東京・台場でプレイベントまで行っている。

石原の暴走を止められる者はもはやいないのだろうか。
岩城滉一

ほんとにトホホな気持ちでいるときに、さらに気分を落ち込ませるような事実が報道された。

毎日新聞によると、昨年開かれたイベントにはゲストとして俳優の岩城滉一が招かれたが、パレードやツーリングに参加しただけの岩城に対して、都は三宅島スポーツ振興会を通して1000万円の出演料を支払ったという。しかも、法外なギャラを支払っただけでなく、宿泊費と交通費として約50万円を支払っていた。

なんとも呆れた金銭感覚という他ないが、それは支払った都側にいえるだけでなく、受け取った岩城の方にも言えるだろう。
いくら芸能人だからといって、交通費と宿泊費が50万とは恐れ入る。さらに岩城が所属する事務所によると、受け取ったギャラの1000万円のうち、600万円は島に持ち込んだ三輪バイクの改装費と整備士3人の同行費として使ったという。事務所の代表者によれば「イベントなので見栄えがいいようにバイクを改装する必要があった。島民の気持ちには応えられたと思う」とのこと。
つまり岩城滉一は、自分のバイクを島民にひけらかすために整備士を3人も引き連れていき、税金から支払われた金でそのバイクを改装・整備したというわけだ。

石原慎太郎の腹の中に三宅島復興などほとんどないのは分かりきったことだが、その分け前にあずかった岩城滉一にも復興に協力するなどという気持ちはミジンコほどもなかっただろう。
税金から支払われた金で好きなように自分のバイクを改装し、いい気になってパレードをすることのどこに復興に役立つ効果があったというのだ。
岩城滉一という5流俳優は、単に美味しい仕事として三宅島に出張し、血税と知りながら自分のバイクをカッコよくして帰ってきたに過ぎない。

金に対する意地汚さでは石原慎太郎と同等と言えるだろう。

1000万のギャラが法外だったかどうかはこの際どうでもいい。

もし岩城に三宅島復興への真摯な思いがあったのならば、ノーギャラで仕事を引き受けるべきだっただろうし、受け取ったとしても1000万は多すぎると辞退したことだろう。自分のバイクを改装して島民の気持ちに応えるよりも、いくらかでもチャリティーとして寄付したことだろう。
さらに岩城がまともなバイカーならば、誰もが危険で中止すべきだとしているイベントを後押しするような行為はしないはずだ。
しかし岩城滉一はそのようなことは一切せず、ギャラを受け取り、宿泊費と交通費も受け取った。
岩城滉一は石原慎太郎が企てたクソのようなイベントに同調して都民の金を貪ることで、俳優としてもクズだが、バイカーとしても人間としてもロクなもんじゃないことを示したといえるだろう。
今後、私は岩城滉一という男を石原慎太郎と同等の人間のクズとして見ることにしよう。

最低だな、岩城って。

多くの反対の声を無視して、バイクイベントは今年も17~19日に開かれる。
また大枚の税金が注ぎ込まれ、復興どころかイベント開催支援として島民たちの金がまたしても搾り取られることになる。
石原の暴走を止めない限り、利権と金にまみれた薄汚いイベントはこれからも延々と続くことになるだろう。

関連タグ : 三宅島復興, バイクイベント, 石原慎太郎, 岩城滉一,

昔、日雇い労務者は日銭を稼ぐと簡易宿泊所、いわゆる木賃宿に寝泊まりしていた。そこではまったくの素泊まりだけで簡単なカギのついた部屋に薄くてかび臭い布団があるだけだった。料金は前払いで、金がなければもちろん泊まることはできない。
周辺では仕事にあぶれた男たちが昼間からカップ酒を飲み、どこからか拾ってきた新聞を広げて見ていたりする。
なんとも殺伐とした光景だった。

私が学校に通う時、電車の窓から木造長屋の木賃宿が見えていた。「一泊300円」などという、ペンキの剥げかかった看板が掛かっているのを見ながら、ああいうところで寝泊まりするようになったら終わりだな、などと勝手な想像をしていたものである。今ならその看板も「一泊1500円」程度に掛け替えられているのではなかろうか。それでもそこを利用する客は、なくならないだろう。

その木賃宿が、最近はネットカフェや漫画喫茶、個室ビデオ店と衣を替えて繁華街に進出している。
利用するのは終電を逃したサラリーマンが多いらしいが、一泊1000円程度で泊まれるとあって、金に困っている日雇い労働者や派遣社員など、ワーキングプア層もねぐらとして利用しているようだ。

さいわいにも私はネットカフェや漫画喫茶、それに個室ビデオ店も利用したことはないのだが、もしそこで寝泊まりしなければならなくなったなら、かつて木賃宿の光景を見て思ったように「俺もついにここまで来てしまったか」と慨嘆するに違いない。

ネットカフェも漫画喫茶も個室ビデオ店も、必要最低限の体を休めるだけの設備は整えているが、ほんらい寝泊まりするための施設ではないのだから、そこで何日も暮らすとなれば体には相当な負担になることは想像に難くない。それでも、さまざまな事情を抱え、自分の家の布団に身を横たえることができなくなってしまった人々が、仕方なくここを訪れ、つかの間の休息を得ているのだ。
彼らに共通しているのは、貧困。不安と絶望。
ネットが利用できたり漫画が読めたり、エロビデオが見れたりするかもしれないが、そんなものを目当てにこれらの施設を使う者はほとんどいないだろう。

終電に遅れたサラリーマンにしたところで、仕事で帰りが遅くなったのならば、ほんらいは会社がタクシー代を出すべきなのに出してはくれないものだから、よんどころなく個室ビデオ店を利用することになる。なぜ仕事が遅くなったかといえば、業績悪化でリストラが進み、仕事場から社員が減ったために仕事量が増え、毎日遅くまで仕事をしなければならないのだ。

昔ながらの木賃宿は今でもあるが、さすがにそこまでいくのには度胸がいる。しかし一晩泊まるにはなるべく安いところを選ぶしかないから、彼らは風俗店のドアを潜っていく。
石原慎太郎

こうした人々のどこが、ファッション感覚で寝泊まりしているといえるだろうか。
それを、事情も分かりもせず、貧しさに喘ぐ人々の気持ちを想像する能力もない東京都知事の石原慎太郎は、愚弄した。

石原は3日の会見でこう言った。
「山谷のドヤに行ってご覧なさいよ。200円、300円で泊まれる宿はいっぱいあるんだよ。そこへ行かずにだな、何か知らんけれどもファッションみたいな形でね、1500円っていうお金を払ってね、そこへ泊まって『おれは大変だ、大変だ』って言うのはね」

これに対しNPO「もやい」の稲葉剛代表理事は「200円~300円で泊まれる宿なんて聞いたことがない。個室ビデオ店に泊まる生活困窮者を『ファッションみたい』というのも失礼な話だ」と指摘している。

石原慎太郎という稀代のポピュリストは、次から次へと口から出任せでものを言う。そしてこの男の口から出てくる言葉は必ずといっていいほど人を小馬鹿にし、傷つける毒をふくんでいる。この男が生活困窮者の気持ちを思いやることなど、百年経ってもできないだろう。
木賃宿に泊まるようになったら終わりだなと思ったとき、私の心の中には、いつか自分もそういう境遇になることへの恐れがあった。木賃宿に泊まるということはどういうことを意味するのか。そういう生活をするということは、どんな思いを味わうことなのか。
私には想像することができたから、できることなら利用せずにすましたいものだと思ったのだ。

東京都の知事として盤石の基礎を築き、殿様のように周囲を見下して暮らしている石原のような男には想像もつくまい。
今、貧困が国民の間にどのように広がっており、一日一日を凌ぐために人々がどんな思いをしているのか。

私は石原慎太郎の吐き出す汚れた言葉を耳にするたび、耳に栓をしたくなる。それでも石原の言葉はどこかから耳目に入ってくるからついに気分が悪くなる。そして怒りが湧いてくる。
この男のねじ曲がった自尊心を叩きつぶし、世界でいちばん惨めな生活を味わわせてやることができるのなら、私は悪魔に魂を売ってもいいと、本気で思っている。

関連タグ : 石原慎太郎, 貧困, ファッション,

東京都=石原慎太郎が画策している大きな問題のひとつに、築地市場豊洲移転問題がある。
しかし移転先とされた豊洲が、とんでもない有害物質に高濃度で汚染されていることがわかり、今、移転に大反対の声が上がっている。

そもそもなぜ、築地市場を引っ越しさせる必要があるのか。
これについては石原の腹心である猪瀬直樹が「築地市場の豊洲移転問題」を書いているので、これをまとめてみることにする。

まず、移転問題が生まれる原因になったのは、現在の築地市場施設が老朽化していることだ。
築地市場は1934(昭和9)年に建てられたもので、以前から施設の老朽化が指摘されてきた。そこで86年、築地が都民の台所としては手狭になったということもあり、東京都が再整備を決定した。
ただし、このときの決定は移転ではなく現在の場所に施設を作り直すというものだった。

ところが、市場の営業を続ける傍らで一部ずつ手直しを加えていくのでは工期が遅れるうえに整備費がかさむという問題が生じた。
そのため、今度は市場を臨海部へ移転させることが検討されるようになった。
そして99年、業界団体と中央卸売市場との間で移転整備ということで意見がまとまった。
最終的には2001年に東京都が「第7次卸売市場整備計画」を策定、豊洲地区への移転を決定した。

ここまでは事実の流れである。
この後、猪瀬は築地に足を運び、そこで見た印象を語る。
「築地市場の印象は、とにかく狭い」
「レイアウトにも古さが目立つ。(中略)水産物部仲卸業者売り場のメインストリートは、(中略)じつは鉄道時代のレイアウトなのだ。昔は、鮮魚を積んだ貨車を汐留からここに引き込み、荷物の積み卸しをしていた。(中略)ところが現在、貨物取扱量は大きく減っており、代わって、多くのトラックが市場に入り込んでいる。これが築地市場が狭くなった原因のひとつ」
猪瀬はさらに、施設が古い建築のためアスベストが多く使われている問題もあげている。これを処理するには手間も時間も金もかかるというわけだ。

もうひとつ猪瀬が挙げているのは、築地がいまや取扱量においてジリ貧にあるという点だ。2002年度の築地の取扱金額は6300億円だが、2006年度には5800億円、約8%も減少しているというのだ。
築地は長い間「首都圏の台所」といわれ、築地で行われるセリの価格が基準になって料亭、寿司屋からスーパーで売られるマグロの値段が決まってきた。
ところが、取引量が減少し、かわりにイオンなどの大手小売店がバイイングパワーをつけ始めてきたことにより、築地市場の価格決定力が低下してきているというのだ。猪瀬は言う。
「もちろん消費者から見れば、イオンやイトーヨーカドーが価格を決めても問題はない。お寿司屋さんも、イオンに行ってネタを買えばいい。あるいは、生産地と直接契約して買えばいい」

施設の老朽化と取扱金額の減少。
この二つを解決するための妙案が、豊洲移転というわけだ。
豊洲ならばクルマに適応した市場、郊外にある大型モールのような施設ができる。また豊洲周辺には物流倉庫が多く、近くを湾岸線が走っているのも市場機能に向いている。

けれども豊洲移転には問題点がある。
ひとつは築地市場に店を構える店舗の資金力。
豊洲に移転して店を出すには、設備投資や場所代を自己負担しなければならない。資金力のある大型店舗ならばいいが、中小の店舗にはそれだけの資金がないというところが少なくない。

もうひとつは土壌汚染の問題だ。

この問題については「現役雑誌記者によるブログ日記!」というブログがくわしくまとめている。
それによると、豊洲の移転予定地は1956年から約30年にわたって東京ガスの工場が稼働していた土地であり、ここでは石炭からガスを抽出していたことから、その製造過程で産生された有害物質が大量に溶け込んでいるという。去年3月、畑明郎日本環境学会会長らが行った地下水の水質調査では、石けん水なみの強アルカリ性を示したことが明らかになった。
この水は単に基準値を大きく超えるアルカリ値を示しただけでなく、高濃度の鉛やヒ素、水銀、六価クロム、シアン、ベンゼンが溶け込んでいることもわかった。ことにシアンはほんらい土壌から検出されてはならない物質であり、ベンゼンも環境基準の1500倍という高い数値を示したことが注目された。

この有害物質てんこ盛りという感じの土壌に「首都圏の台所」を移そうと決めたのは石原慎太郎だ。
かねてより東急エージェンシーとの結びつきが強い石原は、東急グループの東急不動産ともつながりがあることは容易に想像がつく。売却すれば2兆円は下らないとされる現在の築地市場がある土地を手に入れれば、東急は大儲けができるに違いない。

「どうです、石原先生。あの土地、なんとかしましょうよ」

と言われたかどうかは知らないが、石原は東京ガス工場跡地に目をつけて売却を打診した。
しかし、この土地に住居・商業オフィスを建設する計画を立てていた東京ガスは、これを断っている。
2000年6月2日づけで東京都副知事・福永正通あてに提出した意見書には「豊洲の土地は工場跡地であり土壌処理や地中埋設物の撤去等が必要です。弊社では土壌の自浄作用を考慮したより合理的な方法を採用し、長期的に取り組む予定でありますが、譲渡に当たりその時点で処理と言うことになれば大変な改善費用を要することになります」と反対意見が述べられていた。

なんとしても豊洲の工場跡地が欲しい石原は、工場跡地に必要となる護岸工事で、東京ガスが負担する600億を免除するという懐柔策を打ち出した。さらに、石原は東京ガスの社長と同じ一橋大学出身でもある。
結局2001年7月に「築地市場の豊洲移転に関する東京都と東京ガスとの基本合意」が締結された。

一方、国では環境庁が2002年2月に「土地汚染対策法」を国会に提出し、03年4月から施行されることが決まった。
ところが、この「土地汚染対策法」には「附則3条」というものがついており、土地汚染対策法が施行される前の土地に対してはこの法律が適用されないということになっていた。つまり、2001年に東京都と東京ガスとが結んだ基本合意に基づく土地利用には、たとえどんなにそこが汚染されていようとも、土地汚染対策法は適用されないというわけだ。

なんというタイミングのよさ。
環境庁は、豊洲が汚染された土地であることを知っていながら、石原を援護射撃するように抜け穴つきの法律を作ったに違いない。ちなみに石原は76年に環境庁長官を務めていた。この男が、長官を務めていたときの人脈と威光をフルに使ったことは想像するまでもないだろう。

豊洲の市場移転予定地は、とんでもなく汚染された、危険極まりない土地だ。
そこに首都圏の食をあずかる市場を持ってくるという発想が、普通の感覚からすれば、まずあり得ない。
東京都は土壌改善をやるから大丈夫だといい、市場部分は50センチの高床式でやるから安全だと言っているが、それはまるで地雷原の上に幼稚園や学校を建てようとするものである。
畑日本環境学会会長は、1000億円規模で土壌改良をしなければ安全は望めないと言っている。

「たとえ土を森土してアスファルトで覆っても環境汚染は避けられない。野菜や鮮魚は大量の水を使う。その水がアスファルトのひび割れなどのしみ込み、毛細管現象で汚染物質がしみ出してくる。そのことで魚や野菜が汚染される事になる。
シアンやベンゼンなどは揮発性のもの。汚染土壌から蒸発するのは当たり前。市場関係者がこの気体をすえば健康被害が出るおそれがある。
また、豊洲は江戸時代から続いた築地市場と違って最近の埋め立て地。近年にもありそうな地震では地盤の弱さから液状化現象で汚染物質が地上に飛び出す事は自明の理。
一度汚染されたものはどんなことをやっても100%安全になることはあり得ない。
食の安全は至上命題だ。豊洲移転はやってはいけない」

以上の流れを見ると、石原という男がここでもまず移転ありきで強引に事を進め、食の安全など完全に無視していることがわかる。そして東京オリンピック開催とからめ、大手ディベロッパーと結託して巨額な利益を貪ろうとしていることもわかる。
石原は、築地市場は都設のものなのだから、都の意向に背くことは許さないと思っているようだが、とんでもない。
こんな男に首都圏の台所の行き先をまかせたら、いずれ東京は第二の水俣のようになってしまうだろう。もし、そうならずにすんだとしても、土壌改良には莫大な費用がかかることは明らかであり、そのときにはまた都民の血税が注ぎ込まれることになるのだ。
いいことなど、何もない。

築地市場の豊洲移転は、絶対に阻止すべきだ。


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関連タグ : 石原慎太郎, 築地市場, 移転問題, 豊洲, 土壌汚染, 附則3条,

この男のことを考えると、それだけでジンマ疹が出そうになるのでしばらく触れずに来たが、それでも言わずばなるまい。
石原慎太郎
杜撰な経営で破綻寸前の新銀行東京は、2008年3月期決算で累積赤字が1016億円にも達し、6月末に赤字分を減資することになった。
これで都民の血税1000億が、見事にドブに捨てられることになったわけだ。

すでに何度も書いたように、都民にとってはほとんど役立たずの金食い虫のようなこの銀行は、石原慎太郎によるトップダウンによって設立されたものである。
ところが、その銀行が大赤字を出した挙げ句、400億の追加出資をさせ、なおそのうえ今度は赤字分を資本金で穴埋めすることにして企業としての価値を限りなく低くした。
こんな銀行は一刻も早く業務を停止し、すべてを精算すべきなのに石原慎太郎という男は責任をすべて他人になすりつけて知らんぷりをしている。

まったくもって、これも何度も書くことだが、この男は唾棄すべき男というほかない。

新銀行東京の責任については知らぬ存ぜぬを貫こうとしている石原が、今やろうとしていることは何かと言えば、三宅島でのバイクイベントだ。

三宅島の復興を旗印に掲げ、観光振興の起爆剤にと石原は昨年このイベント開催をぶち上げたが、実のところはこのイベントも批判轟々の代物だった。
石原は当初、「マン島のようなバイクレースをやろうじゃないか」と三宅村に話を持ちかけた。
マン島のレースといえばバイク好きならご存じだと思うが、バイク数十台が島の公道を完全に遮断して走り回る伝統のレースだ。
しかしこのレースは高速で曲がりくねった公道を走ることから危険が多く、数多くの死亡事故を起こしていることでも知られる。

マン島のようなバイクレースをやりたいと言い出した石原は、もちろん三宅島の一般の通行を封鎖し、島を周回する都道をコースにすることに固執した。
ところが、これを知ったバイクメーカーやプロ・ライダーたちは危険すぎる、絶対に開催すべきではないとして反発した。
結局、昨年のレースは国内のバイクメーカー4社は不参加を決定、公道レースも断念せざるを得なくなり、三宅島空港の滑走路を使ってドラッグレースを行うことになった。

このイベントが、果たしてどれほど三宅島復興に役立ったのか。
東京-三宅島間のフェリーを運航する東海汽船によると、期間中の来島者は909人で、三宅島の平野祐康村長は「経済効果は十二分に出ている」と語ったようだ。しかし1000人にも満たない観客を前に繰り広げられたバイクイベントが、どれほどの盛り上がりだったのかは、はなはだ疑問といわざるを得ない。
バイクメーカーからも見放されるようなイベントを企画するくらいなら、もっと島民に直接結びつく復興策があろうというものだ。
それにもかかわらず、石原は懲りずに今年もまた同じイベントをやるつもりでいる。
以下は石原の記者会見での発言だ。

------
「大いに盛り上がったですね、あのモーターサイクルフェスティバルが、今年もですね、さらに内容を充実して、開催することになります。開催日は10月17日から19日の3日間で、三宅島とですね、三宅島のNPO法人が主催することになります。フェスティバルではクラシックバイクやレーシングサイドカーなどが都道を走りましてですな、ツーリストプロや全日本選手権最終戦として行われる空港ドラッグレースの他ですね、一般参加型の新しい企画やフリースタイルのモトクロスなど見て楽しいですね、参加しても楽しい、三宅島ならではのレースが計画されております」
------

ほとんど三流キャバレーの呼び込みのような、バカ丸出しのセリフである。

Wikipediaの記述によれば、このイベントのために「東京都は専門家による検討経費などに4000万円、都道改修に3億円を2007年度予算に計上している。民家への衝突を防ぐガードレールを増強し、マンホールには滑り止めを施す予定である。運営する三宅村(人口2934人)も、開催に必要な約3億円を負担する見込みであり、村民一人当たり約10万円の負担となる」

結局、公道を使うことは断念されたけれども、いまだ帰島できない人もいるというのに、島民一人あたり10万も負担させる復興計画があっていいものだろうか。

それを石原は今年もまたやろうとしているのである。
共産党の都議会議員団は石原に対し、「島民のおおくからは歓迎されず、計画そのものが破たんした三宅島でのバイクイベントはきっぱりと中止すべき」と声明を出している。
この声明では、このバイクイベントは例によって石原のトップダウンによって始められたものであり、石原は巨額の税金をかけてマン島視察をおこない、噴火の被害に苦しむ三宅村・島民に公道レースを押しつけようとしたと非難している。
石原からすればマン島視察は専門家による検討経費にふくまれているというのだろうが、石原はバイクの専門家でもなんでもありゃしない。東京マラソンと同じレベルで考えているのだろう。
しかし、もしもこんな奴のためにレースが行われ、死亡事故が起こったならば、どうなっただろう。バイクに対する危険なイメージがふくらみ、事故の責任を取るために都はまたしても莫大な金を出さざるを得なかったかもしれない。

このバイクイベントに反対するサイト「WWW.MADERV.COM」の告発によると、このイベント運営は石原の選挙を仕切った東急エージェンシーが行っており、税金を使い放題にしていることや、村営住宅の建設等は無視して道路族議員の言いなりに税金を道路整備に注ぎ込んだことなどが挙げられている。

こんなイベントには何にも価値はない。
またしてもポピュリスト・石原慎太郎のワンマンショーになるだけだ。
開催日は10月17日から19日までとしているが、7月6日にはお台場でプレイベントまで開催するという。

もう、いい加減にしてくれよ、石原慎太郎
早いところ、私の目の前から、都民の目の前から、国民の目の前から姿を消してくれ!

これは一バイク愛好家からの願いでもある。


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