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酒好き、映画好き、本好き、落語好き、バイク好き、そして鬱。 ちょっとばかり辛い日もあるけれど、フンニャロメ~と生きてます。
◎心にとめおく言葉
●人は、自分が見たいと思うものしか見ようとしない――ユリウス・カエサル
●為政者たるものは憎まれることはあっても、軽蔑されることだけはあってはならない。(塩野七生)
●自分に当てはめられない基準を他人に当てはめるべきではない
――ノーム・チョムスキー
●さまざまな知識人、文化人、政党やメディアは一般の人々よりも右よりな立場を取る――ノーム・チョムスキー
●考えろ、考えろ、考えろ!――ジョン・マクレーン

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サマータイムの導入が検討されたのは小泉内閣当時のことだったかと思う。
春から夏にかけて、日照時間が長くなるのを利用し、時計を1時間早く戻す。その方が一日を有効に利用できるという考えが基本だった。
しかし、大方の国民から見れば時計の針を1時間戻し、今までより早起きするようにしたところで寝不足になるばかりだろうという冷めた見方が大勢を占めていたように思う。
早起きして早くから仕事を始め、終業時間も早くする。
しかし、実際にはずる賢い経営者が多いこの世の中だ、始業時間だけ早めて就業時間は変えない企業が続出したのではないだろうか。サマータイム手当などとわずかばかりの額を給料に上乗せするだけで、実質的には強制的に長時間労働を課すのに役立てられるばかりだったのではないだろうか。

以上は私のつまらない妄想だが、実際、時計の針を戻したところで人間の体は容易に時計通りに生活のリズムを順応させることはできないものである。
それはもう、すでに私が実証済みだから間違いない。

それというのも、わが家には4匹のがいて、このたちが夜明けが日毎に早まるこの時期になると有無を言わさずサマータイムを導入してくれるからだ。

幸か不幸か私はたちに好かれており、家族の中でも序列はいちばん高いところに置いてもらっているらしい。
そのため、家の中であればどこであろうとたちは私のそばから離れようとしない。
ソファに座ってテレビを見ていれば足下に4匹が私を取り囲むようにして寝そべり、そのうちあわよくば私に抱かれようと隙をうかがっている。私が油断しようものならひょいと飛び乗って私の腿をベッドにゆっくりと眠りに入る。なるべくそんなことはしたくはないのだが、難儀なことに私はちょくちょくに対して隙を見せてしまうので、私はソファに座るときはかなりの確率でを抱くことになる。

風呂に入れば脱衣場に入ってきて、私の脱いだ服を敷いて横たわる。犬が入ってこないようにドアを固く閉めて風呂に入ると、犬は風呂場のドアの前で私が出るのを待っている。

そして夜ともなれば、犬たちは当然のように私のそばに寝たがるのだが、さすがに寝室にまで犬4匹を入れる気にはなれないので、わが家では寝室のドアの前に犬用の寝床を広げ、そこで眠らせるようにしている。なに、寝床と言っても古くなった夏掛けなどを折りたたんで敷いてやるだけだ。夏になって暑くなれば、布団に変えてアルミの板などを置いてやる。犬たちはそれぞれに気に入った場所で一晩を過ごしている。

さて、それで困っているのはこの3月から4月にかけて夜明けが早まってくるにつれ、犬たちが目覚める時間も早くなってくるらしく、目が覚めると私にも起きろと鼻を鳴らしたり寝室のドアをカリカリひっかいたりするのである。
冬の間は、犬たちも平気で7時近くまで熟睡していたものが、最近では犬の立てる音に目を覚まして時計を見ると5時半だったりする。
犬たちにしてみれば明るくなったのだから散歩に出かけ、早いところエサにありつきたいということなのだろう。

しかし、犬に誘われるまま5時半に起き出していてはこちらの身が持たないし、第一それでは飼い主としての示しがつかない。
そこで私は犬が鼻を鳴らしても素知らぬふりでもう一度眠りに入る。
だが、犬も容易に諦めるものではなく、何とかして私に起きてもらいたいと騒ぎ続ける。
そして私もついには根負けして、体調が良ければ6時頃に起き出して散歩に出ることにする。
体調が悪く、起きるのが辛いときでも6時半頃には起きている。

つまり、この季節になると私は犬によって強制的にサマータイムを導入せざるを得ない状況になるのである。

これで小泉純一郎が狙ったように、私の一日が効率よく時間を使うことができれば文句を言う必要はない。
しかし実際には、無理矢理起こされると睡眠を邪魔された不快感が残り、寝不足のボーッとした状態が続く。
犬を散歩させ、望み通りにエサを与え、ついでに鳥のケージを掃除したりエサやりをしていると、いつの間にか1時間半から2時間近くが過ぎている。
それから朝食をとるのだが、その頃になると私は大概気分が悪いというか、とにかく調子が悪くなってきて起きていられなくなる。我慢できなくはないが、我慢をするとその不調を一日引きずることになる。だから、私は気分が悪くなってくると家族に告げてもう一度寝床に入ることにしている。そうして1時間から2時間眠るのだ。

ほんとうはこんなことはしたくない。
せっかく起きたのにもう一度床に入るのは、自分としては許し難い行為で、時間を無駄にしているとしか思えない。
けれども起きていれば気分が悪いためにもっと時間を無駄にすることになる。
私は頭を掻きむしり、チクショー何でこうなるんだと呻きながら、2度目の睡眠に入る。

もし犬たちが騒がず、わが家のサマータイムが導入されていなければ、私は邪魔されることなく睡眠を続け、適当な時間に気持ちいい目覚めを得ることができるのだろうか。
それは何とも言えない。
犬を飼いはじめてもう何年にもなるが、そしてここ数年の間、私は毎日簡単な日記をつけているのだが、この時期の日記を読み返すとこの時期はずっと犬に起こされて気分が悪い、調子が悪いと行った記述ばかりが続いているのだ。

ことほどさようにサマータイムなど導入したって人間の体はそう単純についていけるものではないのだ。
一日を有効に活用するだって?
冗談じゃない。
それより安心して眠れる生活の方がずっと大切だよ。
そう思いつつ、私は今日も犬たちを恨めしい目で見つめるのである。

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関連タグ : サマータイム, , 睡眠,

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