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酒好き、映画好き、本好き、落語好き、バイク好き、そして鬱。 ちょっとばかり辛い日もあるけれど、フンニャロメ~と生きてます。
◎心にとめおく言葉
●人は、自分が見たいと思うものしか見ようとしない――ユリウス・カエサル
●為政者たるものは憎まれることはあっても、軽蔑されることだけはあってはならない。(塩野七生)
●自分に当てはめられない基準を他人に当てはめるべきではない
――ノーム・チョムスキー
●さまざまな知識人、文化人、政党やメディアは一般の人々よりも右よりな立場を取る――ノーム・チョムスキー
●考えろ、考えろ、考えろ!――ジョン・マクレーン

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テレビを見ていると、いわゆる良識派として登場する人物がいる。
櫻井よしこもその1人で、私は最近まで彼女のことをある程度評価して見ていた。
櫻井よしこ

櫻井よしこといえば以前、「櫻井良子」と表記して日本テレビの「NNNきょうの出来事」に小林完悟とペアでキャスターをやっていたのを思い出す。この2人をお笑いタレント(誰だったか失念)が真似をして、小林の「えー、さてー」という口癖と、櫻井の独特な抑揚の語り口を真似して笑わせていた。

その当時の櫻井といえば、中国残留孤児の問題がしばしば大きく取り上げられた時期であり、この問題に大きな関心を持った櫻井は、自ら中国語を習得するほどの熱の入れようで取り組み、少なからず感動的なルポをしていた思いがある。
実は私はこのとき櫻井本人に面会し、中国残留孤児についての思いを聞いたことがある。
なぜ、自ら中国語を習ってまでこの問題に取り組もうと思ったのかという私の問いに対して、櫻井は「中国語しか話せないみなさんの胸の内を本当に知るには、直接語りかけることが不可欠だと思ったからだ」と答えた。その時、櫻井は残留孤児たちのことを思うあまりか感極まって涙を抑えることができず、しばらく話が中断したのが印象に残っている。

次に櫻井のことがクローズアップされたのは、薬害エイズ問題で、櫻井はこの問題の中心人物の1人と目されていた帝京大学の安倍英に単独突撃インタビューを試み、邪険に追い払おうとする安倍に執拗に食らいついていく姿が番組で流され、その模様は薬害エイズ問題を振り返るとき、しばしば繰り返して放送された。

これらの姿から、私の脳裏に残っているジャーナリスト櫻井よしこのイメージは、いささか漠然としてはいるが「骨のある、プロのジャーナリスト」というものであり、そのイメージは長く私に染みつくことになったのである。

しかし、最近の櫻井の言動を見ていると、言論人としての櫻井には首をかしげざるを得ないことが多い。

そのひとつは「kojitakenの日記」にkojitaken氏が書いたエントリ(http://d.hatena.ne.jp/kojitaken/20080810/1218343896)にある通り、テレビ番組に出演した櫻井が、秋葉原で起きた事件の原因が日本国憲法にあると主張した件だ。櫻井いわく「現憲法が権利ばかり主張して義務をおろそかにする風潮を生み出した」というのがその根拠だそうで、櫻井とすれば「だから今の日本国憲法は改憲する必要がある」と言いたかったのだろうが、あまりにも論理が飛躍しすぎていて私などにはとても理解できない言い分だ。

さらに櫻井は、『文藝春秋』で韓国の政界をリポートし、韓国の政治家について「彼らはひ弱な左翼思想から脱皮し、堅牢な現実感覚を身につけている」と述べて左翼を批判しつつ、次のようにまとめている。

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私たちが「冬ソナ」で見落としてはならないのは、あの優しげな顔のヨン様も、兵役で鍛えた頑丈な肉体を持っていることだ。それは、韓国に台頭する新しい指導者層が、ひ弱な左翼思想から脱皮し、堅牢な現実感覚を身につけていることを連想させる。彼らは日本に憲法改正と軍事力の充実を求めている。私たちはそれに応えると同時に、首相以下全員が靖国に参拝し、一時の反発を恐れず、参拝の意義をきちんと説明すべきである。そのような日本人と日本のあり方を、韓国の心ある人々は必ず、喜んで見守るだろう。
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つまり、櫻井は改憲論者であると同時に徴兵制支持者であり、首相以下、国民全員が靖国神社を参拝するべきだという強烈な右翼民族主義思想の持ち主であることを明らかにしているのだ。

骨のあるプロのジャーナリスト櫻井よしこに対する私のイメージは、ここにきて音を立てて崩壊していく。

さらに櫻井は一種のレイシストとしての側面も見せている。彼女は、在日朝鮮人に参政権を与えることを「亡国への第一歩」とし、「いわゆる永住外国人と呼ばれる人の内、9割余りが韓国、朝鮮籍の人々だ。参政権問題は、即、在日韓国、朝鮮人問題である。参政権付与に賛成の政治家たちは、彼らの日本での状況をどれだけ認識しているのか」と語り、在日韓国・朝鮮の人々に対してひどく冷たい態度をとっている。

私の前で中国残留孤児の身の上を思い、涙を見せた櫻井は、ことが日本人以外におよぶと見事に冷淡な人間だったのである。参政権をはじめとする日本人としての権利を得たいのであれば、櫻井は「帰化すればいいのだ」と言う。しかし、その言葉は日本との間に複雑な事情を持つ韓国・朝鮮の人々に対して、あまりに思いやりに欠けた言い方なのではないか。
在日韓国、朝鮮人に参政権を与えることは、すなわち彼らが政治的意思表示を通して日本が犯してきた行為を糾弾することにつながるのであり、櫻井は何としてもこれを避けるべきだと考えているように思われる。

このような考えの持ち主である櫻井よしこが、超保守・右派政治家である平沼赳夫や城内実に声援を送るのも、きわめて自然なことといえるだろう。

注意しなければならないのは、これまでの櫻井の活動に目を奪われ、彼女に対してリベラルなイメージを勝手に持ってしまうことだ。彼女はニュースショーにしばしば良識派のコメンテーターのような立場で登場する。
しかし見誤ってはいけない。
右翼にしてレイシスト。
見ようによっては、石原慎太郎よりも右よりな言論人。
これがジャーナリスト・櫻井よしこの正体なのだ。

■最後にYoutubeから、城内実の応援演説をする櫻井よしこ。
安倍政権を評価し、これが残留孤児たちのために涙を見せた人かと思うほど、見事なまでの反中・民族主義ぶりを見せる。残留孤児たちを助けて育てたのは中国人たちだったというのに。

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関連タグ : 櫻井よしこ, ジャーナリスト, 良識派, 右翼, 民族主義,

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