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酒好き、映画好き、本好き、落語好き、バイク好き、そして鬱。 ちょっとばかり辛い日もあるけれど、フンニャロメ~と生きてます。
◎心にとめおく言葉
●人は、自分が見たいと思うものしか見ようとしない――ユリウス・カエサル
●為政者たるものは憎まれることはあっても、軽蔑されることだけはあってはならない。(塩野七生)
●自分に当てはめられない基準を他人に当てはめるべきではない
――ノーム・チョムスキー
●さまざまな知識人、文化人、政党やメディアは一般の人々よりも右よりな立場を取る――ノーム・チョムスキー
●考えろ、考えろ、考えろ!――ジョン・マクレーン

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いやもう、笑っちゃったね。
苦笑するというか、こうなると呆れるのを通り越して失笑するしかない。
無駄遣いの実態が後から後から出てくる道路特定財源問題だ。
昨日は民主党の菅直人らが無駄遣いの温床といわれる国交省・地方整備局のうち、関東地方整備局を視察した。
そこで民主党議員と整備局職員との間で「証拠を見せろ」「見せられない」の押し問答が行われた。
関東整備局
何の証拠かといえば、タクシーチケット(いわゆるタク券)の半券があるかどうかをやりあっていたのである。

なにをつまらないことで、と思ったら、関東地方整備局では07年4月~08年2月末にかけて1134回分、約2200万円のタクシー代をチケットで支出していたことが明らかになったのだ。
しかも驚くのは、道路部の課長補佐級職員が07年4月~9月にかけて11ヵ月で190回、全部でおよそ490万円ものタクシー代を一人で使っていたというのだ。
ということは、この職員は2日に1度以上の割合、というかほぼ毎日タクシーを使ってご帰宅なさっていたということだ。

こりゃあ、見せてみなさいよと言いたくもなるわな。半券を。

ふつう、企業が無駄な支出をカットするというときに、まず対象になるのがタクシー券だ。経営が厳しければタクシー券を全廃するし、全廃しないまでも自由には使えないようにする。
だって、タクシー代って高いもの。
そのうえ、タクシーチケットは使い放題にしておくと、仕事に関係ないことで使ったり、社員以外の者に使わせたりといった不正使用が日常茶飯になりがちの代物なのだ。

ニュースの画面に映った当の課長補佐級職員というオッサンは、バーコード禿げの、どう見ても冴えない男だったが、民主党議員たちの前で伏し目がちにしている様子は
「こいつ、ゼッタイに不正使用しているな」
と思わせるに十分だった。

きっと、このオッサンは仕事帰りに飲みに行き、終電なんか気にせずにカラオケなんか歌ってたのだろうな。なんたってタク券がポッケにあるんだから全然帰りのことなんか心配しないでいいわけだ。
一人じゃつまらないから、仲間とか社外の友人なんかも誘ったりしたんだろうな。
「いいよ、帰りはタクシーでみんなの所を回ってやっから」とか言ったかもしれない。あるいは
「俺の名前でサインしとけばいいから」とか言って、それぞれにタク券を渡したりしたかもしれない。

いや、「かもしれない」ではなくて「やった」だな。

彼らにとっては、それが役得なのだから、利用するのは当たり前なのだ。罪悪感などさらさらないだろう。
たとえ、その先、タクシー会社に支払わねばならない金が税金だとしても、人の金ほど使うのが楽しいものはないというものだ。

まったく役得ってやつは、こたえられねえ。

結局、関東地方整備局はタクシー券の半券を見せるのを断った。
憤る民主党議員たちに対して、担当者が言ったセリフがまた笑わせた。

「今、上の者から見せなくてもいいと言われましたので」
だってさ。まるで小学生なみの受け答え。

失笑。

で、役得といえばもうひとつ、調査捕鯨をしていた日新丸の乗組員が、捕獲した「標本」であるはずのクジラの肉を手土産として持ち帰っていたことがグリーンピースによって明らかにされた。
もともと科学的な調査をするために、なんでクジラを殺さなければならないのかがよくわからない「調査捕鯨」で、乗組員たちは役得のようにクジラの肉を持ち帰っていたのだ。
しかも、今回問題にされているのは、そのお持ち帰りの量だ。
今回、証拠としてあげられたのはウネス約23キロが入った段ボール箱だった。
しかし、朝日新聞によると、なかにはなんと一人で200~300キロも帰国後に自宅などに発送した者がいて、総量にすると1トン近く、卸値で約1500万円分が「手土産」になっていたというのだ。
ウネス

これも、もう明らかだよ。
裏ルートでどこかの料理屋に流していることは。
今や日本人にとってクジラ肉は高級品だ。
たとえば今回、日新丸の乗組員が持ち帰ったとされるウネスという部分の場合、昨年で1キロ3750円で卸されている。04年は同じものが5500円で卸されており、価格は下がっているが、これは調査捕鯨による「漁獲高」が増えたからだ。
それでもウネスから作られるクジラベーコンは、今、100g2000円近い値段で売られている。
絶対に食べられないことはないけれど、まあ庶民はあまり手を出さないような金額の商品には違いない。

一人で200キロも横流ししていた乗組員は、これをいくらで分けてやっていたのだろう。
きっと、卸値よりは何割か安い「良心的価格」だったのだろうな。
たとえば8掛けで売ったとして3000円×200キロだから60万ということになる。
いい小遣いになるじゃないか。

これだから調査捕鯨はやめられないってか。

何かと批判の多い日本の調査捕鯨だが、昔から手土産の習慣はあったとはいえ、こういう薄汚く見えることをやっているかぎり、日本の捕鯨に対する主張が世界から理解されることはないように思う。

まったく、この国は役得天国のようだ。

しかし、こういう役得に対して、あまり大きな非難の声が上がらないのは、国民の大多数が役得の旨味を知っているからなのだろう。
そうではないか?

役得にはほとんど縁がない、私のような個人零細事業者は、ヘッヘッと引き攣った笑いを顔に浮かべるしかない。


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関連タグ : 道路特定財源, 関東地方整備局, タクシーチケット, 調査捕鯨, 日新丸, ウネス, 手土産,

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