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酒好き、映画好き、本好き、落語好き、バイク好き、そして鬱。 ちょっとばかり辛い日もあるけれど、フンニャロメ~と生きてます。
◎心にとめおく言葉
●人は、自分が見たいと思うものしか見ようとしない――ユリウス・カエサル
●為政者たるものは憎まれることはあっても、軽蔑されることだけはあってはならない。(塩野七生)
●自分に当てはめられない基準を他人に当てはめるべきではない
――ノーム・チョムスキー
●さまざまな知識人、文化人、政党やメディアは一般の人々よりも右よりな立場を取る――ノーム・チョムスキー
●考えろ、考えろ、考えろ!――ジョン・マクレーン

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だいたい麻生太郎の口から出てくる言葉には重みもなければ信憑性もないのが特徴だ。
自民党総裁選のときに麻生は言った。
「日本の経済は全治3年だ」
これひとつを取ってみても、麻生が口から出任せを言っているのが分かろうというものだ。何をもって全治3年なのか。その後起こったアメリカ発の世界金融危機を差し引いても、日本の経済が3年で立ち直り、諸問題を解決した上で景気が上向くという根拠はどこにあるのか。

たとえば雇用の問題一つをとっても、非正規雇用者の数が増加の一途をたどり、ひいてはそれが社会格差の原因になっていることを考えれば、なんとかしてこれを抑制する、つまり正社員化する方策を採らなければならない。
総務相の調べでは、2007年10月現在の非正規雇用者数はおよそ1890万人。これは就業者数約6600万人のうち自営業者などを除いた数約5326万人の35.5%にあたる。雇用者の3人に1人が非正規雇用者ということだ。

金融危機と円高により、トヨタなどは純利益を2兆円からなんと6000億円へと70%以上もの下方修正をしているが、そこで最初に取られる対策は言うまでもなく雇用調整だ。そして雇用調整にはもっとも便利な存在としてクビを切られていくのが非正規雇用者であることは、もはや誰もが知っていることだろう。

トヨタに限らず、日産、ホンダも収益の下方修正をしていることから、今後、日本の社会には製造業を中心に職を失った非正規雇用者があふれ出すことが予想できる。
彼らを再就職させ、安定した収入を得させなければ経済が持ち直すことなど考えられないはずだが、麻生太郎はこの問題を3年で解決できるというのだろうか。

そしてもっとも麻生太郎の言葉が無責任なものとして響くのが、景気が持ち直した後の増税策だ。
当初、麻生は3年後には消費税を5%上乗せ、つまり倍増することを明言した。しかしその後、5%という数字はいつの間にか姿を消し、とにかく増税だけはするというようになった。
その背景には政府の社会保障国民会議がまとめた最終報告があり、それによると年金制度を維持するには現行の保険方式でも2015年までに最大8.5%、25年までに11%に引き上げなければならず、全額税方式だと15年までに16%、25年までに18%まで引き上げる必要があるという。いずれの方式を採るにしても、とても消費税5%の上乗せだけでは足りないことが明らかになっているのだ。

けれども、年金ひとつをとってもそうだが、社会保障を消費税で賄おうとするかぎり消費は冷え込み、景気の回復など望む可くもないことは明らかだ。
たとえば年収700万円の家庭の場合、今まで消費税は15万円払っていたが、8.5%になれば25.5万円、11%で33万円、16%ならば48万円、18%になると54万円もの支出になるという。
もっと年収が低い家庭の場合、たとえば年収500万円だと、これまでが11万円だったのが、8.5%で18.7万円、11%で24.2万円、16%で35.2万円、18%だと40万円と4倍近い額を支払うことになる。
つまり、収入が低いほど高い割合で消費税を支払わねばならないことになるのだ。年金受給者の場合は受給額が減る一方で消費税負担が増すのだから、生活はさらに厳しくなる。年収が生活保護基準よりも低いとされる非正規雇用者にとって、消費税増税は死活問題になってくるだろう。

どう考えても、社会保障を消費税で賄おうとする限り、こうした矛盾が出てくることは明らかなのだ。
消費税増税は、トヨタやキヤノンなど「優良企業」が舵を取る財界が強く主張し、政府自民党はその尻馬に乗る形で言い続けている事柄だが、こうした輩の言う通りにしていると、生活困窮者は今後も増加し、生活苦が原因で自殺を選ぶ者の数が増えることは火を見るよりも明らかだ。

麻生は、これで本当に日本の経済を3年で立て直せると思っているのだろうか。

少しでも本気になって経済の立て直しを考えるならば、消費税増税などではなく富の再配分を強化する以外に方策はないはずだ。すなわち富裕層の所得税と法人税、相続税の増税である。
毎晩ホテルの会員制バーで葉巻を吹かしている麻生に貧乏人の生活のことなど逆立ちしても分かるはずはない。
しかし、麻生が日本経済を立て直し、景気をよくしたいと真面目に考えるのならば、経済効果などゼロに等しい定額給付金のばらまきなどすぐにも止めて、税制の改正に取り組まなければならないはずだ。


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関連タグ : 麻生太郎, 消費税増税, 非正規雇用者, 富の再配分,

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