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酒好き、映画好き、本好き、落語好き、バイク好き、そして鬱。 ちょっとばかり辛い日もあるけれど、フンニャロメ~と生きてます。
◎心にとめおく言葉
●人は、自分が見たいと思うものしか見ようとしない――ユリウス・カエサル
●為政者たるものは憎まれることはあっても、軽蔑されることだけはあってはならない。(塩野七生)
●自分に当てはめられない基準を他人に当てはめるべきではない
――ノーム・チョムスキー
●さまざまな知識人、文化人、政党やメディアは一般の人々よりも右よりな立場を取る――ノーム・チョムスキー
●考えろ、考えろ、考えろ!――ジョン・マクレーン

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デュラム小麦のセモリナ粉を買ってきて、パン焼き器を使ってピッツァ生地を作る。発酵を済ませた生地は、適度に膨らんでプクプクと炭酸ガスの気泡ができている。
これを適当な大きさに分割し、少し休ませてから麺棒でのばす。
ピッツァの生地は、あまり厚くない方が好きなので、最初の生地はごく薄く、3~4ミリにしてみた。
のばした生地にトマトソースを塗り、スライスオニオン、サラミ、ピーマン、トマト、それにたっぷりのチーズを乗せてオーブンに入れる。20分ほどして焼き上がったピッツァは、チーズが溶けて柔らかく、生地はというとパリッとお煎餅のように焼き上がって香ばしかった。
やっぱり自分で作るピッツァは美味い。
残った生地を、こんどは厚めにのばして具を乗せて焼く。
今度は具を多くしすぎたために、生地まで完全に火が通らず、ちょっと生焼け。それでもセモリナ粉独特の甘みが出ていて十分美味しく食べられる。

ああ、ジャンクフードってなんて美味いのだろう。
カロリーばかり高く、ビタミン、ミネラルなどの栄養素が不足している体に悪い食べ物。
でもこいつがなかなか止められない。
フィッシュ・アンド・チップスもたまに食べるならビールはもちろん、アイリッシュ・ウィスキーにもよく合うつまみになる。ほんらいフィッシュ・アンド・チップスは、白身魚のフライとジャガイモのフライに塩をかけて食べていたらしいが、マヨラーの私はやっぱりタルタルソースなどをつけて食べる方が好きだ。
熱々の魚とジャガイモのホクホク感、それにマヨネーズの酸味が次々に口の中に広がって、至福のジャンクフード・ワールドが展開される。そこにモルトの苦みが利いたウィスキーを流し込む。
たまらなく不健康で、幸福だ。

子どもが小さい頃、ハンバーガーを食べたいというと、私はいい顔をしなかった。
ことに今、名ばかりの管理職を店員に押しつけて荒稼ぎしている悪徳企業「マクドナルド」のハンバーガーは、通りを歩いていても外まで悪い肉と油の臭いが漂ってきて、気持ちが悪くなるので嫌だった。
「あんなもの、食べるなよ」
私は言い捨てた。
しかし、食べたいと言って顔を輝かせている子どもの気持ちを潰しては悪い親になるような気がして、5回に1回くらいはつきあってしまう。
そして、喜んだ子どもはチーズバーガーにフライドポテトにチキンナゲット、それにデザートとしてアップルパイも注文してしまう。
ほっぺたをふくらまして食べている子どもの顔を見て、私は言う。
「よく、そんなものを食べるな」
そう言いながらも、私はフィレオ・フィッシュを頬張っているのである。

私は今でもマック(関西風にいうとマクド)は好きではない。
あのハンバーガーにはどんな肉が使われているか、わかったものではないし、出がらしのように薄いコーヒーはアメリカンというのもはばかられるほどの薄さと不味さだ。
ただでさえ、ジャンクフードは体に悪いのを覚悟して食べるのに、マクドナルドの商品ときたら、そのうえに不味い。
なにが、 I'm loving it! だよ。
ちっとも愛しちゃいないよ、私は。

メタボリックシンドロームが注目され、日本肥満学会は胴回り85?以上の男性、同じく90?以上の女性は要治療であるとの基準値を設けた。しかしこの基準値だと日本人の中高年は半分以上が病気予備軍ということになってしまう。この基準は厳しすぎるだろうと、医学者の間からも異論が出ている。
そりゃ、デブは体によくないだろうさ。だけど、よけいなお世話というものだ。
何を食おうが、その結果どんな病気になろうが、生活習慣まで御上に命令されたくはない。

ところが、国は今年度から健康保険法を改正して健保組合が社員とその家族にメタボ脱却のための指導をすることを義務づけている。一定期間内のメタボ減少率が国の定めた基準に達しなかった場合、その健保に対してはペナルティを課すことが検討されている。
体によくない食べ物を食って、挙げ句に医者の世話になるとしたら、医療費が上がって国はたまらないというのだろう。
さらに国は、各企業の社員の健康状況を数値化して会社別の順位を公表するとも。

その結果、順位が低い企業は社をあげてメタボ社員を減らすべく動き出したということだが、企業によってはペナルティよりも社員たちの健康管理にかかる金の方が大きくなるらしい。ひいてはそれが企業の収益まで影響をおよぼすようになる。
ということは、最悪の場合、企業からすればメタボ社員の首を切った方が安上がりになるかもしれないわけだ。

すべては医療費削減が目的で始まったことだが、医者からも異論が出ている基準をそのまま導入して企業に圧力を掛けるというのは、これもまた新自由主義に毒された政府の手口といえるのではないだろうか。

また、厚労省ではメタボ基準値を超えた人間は最大10%の医療費アップを検討しているともいう。
たしかに、メタボリックシンドロームになるのは自己責任かもしれない。
けれども、これもまたほんとうに大きなお世話というものだ。企業だけでは飽きたらず、個人にまでペナルティを課そうという発想がまず卑しい。

もしこれが本当なら、ジャンクフードを売る側からも金を取らなければ片手落ちというものだろう。
マクドナルドなど、ごっそりメタボ税を徴収すればいいではないか。タバコにたばこ税があるように、ファーストフード店からも取ればいい。
マックのまずいバーガーを食ってメタボになって、挙げ句に国からペナルティ同然の医療費を請求されるようになるとしたら、まったく浮かばれないと言いたくなるけれど。

日本人はラーメンが好きだ。そりゃマックなんかよりもずっと好きなはずだ。
最近は、とんこつに醤油スープをミックスした和歌山風とか「家系」と呼ばれるラーメンが幅を利かせている。もちろん、ラーメン店には店それぞれに流派がありこだわりがあり、それが顕著なほど美味い店として行列ができる。
しかしラーメン店のなかには妙に素材にこだわり、客に蘊蓄を垂れたがる店が多い。なかにはヘルシーな素材を吟味して、健康にいいラーメンを提供していると謳った店もある。だが、こういう店はあまり長続きせずに店を閉めてしまうことが少なくない。

それもそのはずで、ラーメンとはやはりジャンクフードの一種なのだ。きつすぎるほどの塩分、こってりした油が浮かぶスープ。脂身の乗ったチャーシュー。肉や野菜を煮込んで作るスープは、それだけならばヘルシーかもしれないが、ラーメンとして完成したときには立派なジャンクフードになっている。客は、その不健康だけれど癖になる味が忘れられなくてお気に入りの店に足繁く通うようになるのだ。

昔は庶民の手軽な食べ物として親しまれたラーメンも、今は1杯700円、800円というものが珍しくなくなった。なかには1000円以上する高級ラーメンもある。ジャンクフードと呼ぶには畏れ多くなってきているが、いまさら改まって食べるのも業腹だ。
「高えな、ラーメンでこんなにするのかよ」
「このスープ、思い切り化学調味料を使ってやがる」
「なんだよ、煮卵に味が浸みてねえじゃねえか」
「野菜にもやしが多すぎる。味が水っぽくなってかなわねえ」
「シナチクにこんな濃い味つけをしてどうするんだよ」
などと腹の中で文句を言いながら食べる。

このごろはラーメンを食べる回数も減ってきているのだが、昨日は久しぶりにラーメン屋に出掛け、つけめんを食べてきた。
少し酸味の利いたスープに太めの手打ち麺。油が浮いたスープにはゆで卵2分の1とシナチク、小切りにしたチャーシューがたっぷり入っていた。
「ああ、魚粉の香りが強いね。それに麺が少し柔らかめだよ。いけないね、これは」
なんだか落語の「酢豆腐」の若旦那みたいなことを言いつつ、ズルズルと麺をすすり、ぐびりぐびりとスープを飲み、ふぐふぐとチャーシューを噛みしめた。
うーん、体に悪い!
しかしジャンクフードは、やっぱりやめられそうもない。

そのうち政府はラーメンにもメタボ税をかけるようになったりして。せこい話だと、書いていても嫌になってくるが。
しかし、そうなったら全国のデブと全国のラーメン党が、黙っちゃいないぞ。
きっとね。
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関連タグ : ジャンクフード, メタボリックシンドローム, ラーメン, ピッツァ,

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