上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。
酒好き、映画好き、本好き、落語好き、バイク好き、そして鬱。 ちょっとばかり辛い日もあるけれど、フンニャロメ~と生きてます。
◎心にとめおく言葉
●人は、自分が見たいと思うものしか見ようとしない――ユリウス・カエサル
●為政者たるものは憎まれることはあっても、軽蔑されることだけはあってはならない。(塩野七生)
●自分に当てはめられない基準を他人に当てはめるべきではない
――ノーム・チョムスキー
●さまざまな知識人、文化人、政党やメディアは一般の人々よりも右よりな立場を取る――ノーム・チョムスキー
●考えろ、考えろ、考えろ!――ジョン・マクレーン

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
私が昔、小さな写真店でバイトをしていたときのことである。
その店の経営者は、典型的な小売店主で金の勘定しか頭にない男だった。それでも都内の中心部に支店を2つ、3つと増やしていったのだから、やり手の経営者には違いなかった。

頭のてっぺんから出すような甲高い声で、朝から晩まで細々とした仕事を命じ、少しでも気に入らないところがあるとくどくど小言を言い続けた。
客に対するヘコヘコした対応ぶりと、店員への横柄な態度のあまりの対照ぶりに、私たちバイト連中は徹底的に「社長」(彼は自分をそう呼ぶように命じていた)を嫌っていた。

その社長があるとき、支店に監視用のビデオカメラを据え付けた。
客の万引きを防止するためだと説明されたが、私たちバイトには、それがバイトたちの働きぶりを監視するためのものだということがバレバレだった。
なにしろ、カメラは社長がいつも詰めている店舗には置かれず、バイトだけで営業する店舗だけに据えられたのだから。

仕事をさぼっていないか、商品をちょろまかしていないか、レジから金を抜き取ったりしてないか。
一日中ビデオを回して録画し、棚卸しのときにでもおかしいところがあれば社長はそれを再生して犯人捜しをするつもりだったのだろう。

天上から無表情にこちらを向いているカメラを、私たちバイトはしばしば見上げ、憎らしげに悪態をついたものだ。もちろん、表情だけは平静を装っていたけれどね。

今でもあの社長のことを思い出すと、守銭奴野郎という言葉しか浮かんでこない。
橋下徹

大阪府知事の橋下徹が、廃止方針を打ち出している府立国際児童文学館(吹田市)の館内の様子を調べるため、職員に内緒で2日間にわたってビデオ撮影したことを明らかにした。そのうえで、ビデオを見た橋下は、「(来館者を増やす)取り組みは一切感じられなかった」と酷評。子どもたちが漫画ばかり読んでいたとして、「実際は漫画図書館」と不満を現した。

ビデオ撮影は橋下の私設秘書が行ったようだが、隠し撮りをしたことについて橋下は「民間だったら当たり前のリサーチ」だと言い、問題はないとした。

これに対して文学館の北田彰常務理事は「びっくりした。府民サービスを心がけて、いつ誰が来てもきちんと対応している」と困惑気味に話した。6月から書庫などの見学ツアーを始め、50回で延べ約500人が参加したといい「7月の来館者は昨年の4割増、8月は5割増になった」と反論。さらに「『漫画ばかり』と言われるが、70万点の資料のうち14%に過ぎない」と話した。
府は財政再建案で、文学館を来年度中に廃止し、機能を中央図書館(東大阪市)に移す方針を示している。橋下知事は「行政は予算を付けても、執行の管理ができていない。本当にやっているのかチェックするのが僕のやり方」と話し、廃止を検討する他の施設についても府職員らに「隠し撮り」させる方針を示した。(Yahooニュースより)

橋下徹は隠し撮りといっているが、これは職員から見れば職場を盗撮されたようなものだろう。
そのうえ、夏休み期間のこともあって通常以上に忙しく働いていたのに一方的に「来館者を増やす取り組みは一切感じられない」と断定し、文学館ではなく「実際は漫画図書館」だとこき下ろしたのだ。

私はこのニュースを読んで、あの守銭奴野郎の社長をすぐに想起した。
自分の下で働く人間を信用せず、一方的に監視する。
それでもあの社長はまだ、堂々と監視カメラを店内に据え付けることで見張っていることを店員に知らせただけマシだったかもしれない。橋下の場合は手下を使ってこっそりと職員の怠けぶりを暴いてやろうという魂胆が見え見えなだけにさらに悪質だ。
新自由主義者の橋下は「民間だったら当たり前のリサーチ」とうそぶいているが、一般の職場で実際にそういうことが行われているとして、それで成果が上がるのだろうか。あるいは社員の怠慢をみつけて減給したり降格したりといったことが行われているのだろうか。それで社員の士気が上がるのだろうか。

社員からすれば、そんなことをする経営者は掛け値なしの「嫌なヤツ」であり、そんなヤツのために精を出して働こうという気には到底ならないだろうと思う。

府立国際児童文学館の職員がほんとうに普段から怠けていたのかどうかは分からない。
しかし、わずか2日間ばかり、しかもはじめから予断たっぷりの視点で撮影されたビデオを見て「なんの努力の形跡もうかがわれない」と結論を出せるものだろうか。
職員としてはたまったものではないだろう。

橋下徹。やっぱり嫌なヤツ。

こんな男は絶対に上司にしたくない。
石原慎太郎と同様、人を不愉快にする人種の最右翼といえるだろう。

スポンサーサイト

関連タグ : 橋下徹, 盗撮, ビデオ, 文学館,

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。