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酒好き、映画好き、本好き、落語好き、バイク好き、そして鬱。 ちょっとばかり辛い日もあるけれど、フンニャロメ~と生きてます。
◎心にとめおく言葉
●人は、自分が見たいと思うものしか見ようとしない――ユリウス・カエサル
●為政者たるものは憎まれることはあっても、軽蔑されることだけはあってはならない。(塩野七生)
●自分に当てはめられない基準を他人に当てはめるべきではない
――ノーム・チョムスキー
●さまざまな知識人、文化人、政党やメディアは一般の人々よりも右よりな立場を取る――ノーム・チョムスキー
●考えろ、考えろ、考えろ!――ジョン・マクレーン

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それにしても週末からここ数日間のテレビの報道はひどかった。
これについては「『猫の教室』平和のために小さな声を集めよう」の、今日のエントリでも詳しく書かれているが、まるで大怪獣が出現し、日本を襲ってくるかのような騒ぎ方だった。
「猫の教室」の眠り猫さんは、この一連の騒ぎを「テポドン祭り」と揶揄しているが、まさにPAC3が配備された秋田と岩手の現場からの中継やそれらの町役場の対応ぶりを報じるニュース番組は、「24時間テレビ」のマラソン中継でもやっているかのような騒ぎ方だった。

いちばんワルノリしていたのは、嘆かわしいことにNHKで、昨日などは7時のニュースだけでは足りずにその後に続く「クローズアップ現代」でも北朝鮮による脅威をテーマに取り上げていた。そして同番組には、近頃すっかり元気を取り戻したらしい安倍晋三がしたり顔で登場し、インタビューを受けるというおまけまでついていた。
安倍晋三などは、たとえ今回の「テポドン祭り」がなくても北に対する強硬姿勢を訴えるに決まってるじゃないか。安倍には改憲と対北強硬論しか芸がないのだから。つまりNHKははじめから結論ありきの北朝鮮脅威論を垂れ流していたのだ。

これは異常としかいえないのではないか。

テポドンは日本にとって脅威ではない。
脅威があるとすれば、切り離されたロケットブースターが日本国内や日本海域にいる船舶の上に落下してくることだが、これは今回政府・防衛省がとった措置では防ぐことができない。いくらレーダーで追ったところで、軌道を予測できない物体を「迎撃」することなどできないからだ。
テレビには「専門家」たちが登場してもっともらしいことを言っていたが、日本にとって脅威なのはテポドンではなくノドンの方であり、今回の打ち上げはほとんど心配する必要はないと言った者はどれくらいいただろうか。

ほんらい、マスコミは非常時には国民に対して落ち着くようにと呼びかけるのが役目である。阪神淡路大震災のような災害が起きたとき、いたずらに恐怖をあおるような報道をしたらどうなるか。しかし、今回のテポドン騒ぎではまさにマスコミは国民の恐怖心や北朝鮮に対する警戒感・敵愾心を煽ることに懸命になっていたとしか言いようがない。

NHKまでが熱心に国民の恐怖心を煽るように努めていたのは、極右政治家として軍備拡大・拡張の野心をもつ麻生太郎をはじめとする自民党政権の意志が反映されていたように思う。
麻生太郎はG20に出席し、その成果を国民に分かりやすく説明する役目があったはずなのに、まともにそれをせず、国民にとって喫緊の課題であるはずの景気や社会保障の問題から注意をそらすように北の脅威を強調し、国連決議を声高に叫んでいる。
国民にとって最も重要な問題は最も難しい問題でもある。しかし無能な麻生太郎には景気や国民の生活をどうするかということよりも、ほとんど実体のないテポドンの脅威を訴えて恐怖を煽り、改憲・再軍備を訴えていく方が手っ取り早く国民の気持ちをつかむ手段だとばかり、声高に北朝鮮を非難することに懸命だ。さらに、これをいい機会とばかりに、自民党の改憲・タカ派議員どもは敵基地攻撃を議論すべき時がきたと騒ぎ出している。
もし日本が戦争抑止のためとして、敵基地に先制攻撃するようなことがあれば、どうなるか。山本一太らバカ議員には分かっているのだろうか。

国民にとっては目下のところ、北朝鮮もテポドンもどうでもいいのだ。
世界恐慌とも言われる不況にどっぷり両足を突っ込んだ状態から、どうやって抜け出すかこそが重要な問題である。私は陰謀論は嫌いだが、この問題から目をそらせようとする報道はすべて政府与党の意図が働いていると思いたくなる。

政府は景気対策として10兆円の補正予算を決議したものの、はたして10兆円程度の財政出動で効果を上げることができるのか。
麻生太郎はいまだに財務、金融、経済財政政策という国の経済にとって最も重要なポストを与謝野馨ひとりに預けっぱなしにしているが、こんな状態がいつまでも続いていていいのか。私のような素人が見ていても危なっかしくて見ていられない気持ちである。
私にとっては北朝鮮などより、麻生太郎の無能な政治が続くことの方がずっと脅威だ。
このままでは日本はどうなってしまうのか。
11年続けて3万人以上の自殺者が出ている状況を変えるにはどうしたらいいのか。

日本の政治家には敵基地攻撃が戦争抑止になるなどという戯言を考えるよりも、もっと重要な問題が山積しているのだ。そのことを忘れないでもらいたい。
これは民主党をはじめとする野党にもいえることで、NHKなどの報道に引きずられる形で北朝鮮問題に気を取られ、内政を疎かにしているような印象が続けば政権交代は限りなく遠のくに違いない。彼らにはそのことが分かっているのか。

つくづく異常さは北朝鮮ではなくこの国の内側にあると思う。

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関連タグ : テポドン, NHK, マスコミ,

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