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酒好き、映画好き、本好き、落語好き、バイク好き、そして鬱。 ちょっとばかり辛い日もあるけれど、フンニャロメ~と生きてます。
◎心にとめおく言葉
●人は、自分が見たいと思うものしか見ようとしない――ユリウス・カエサル
●為政者たるものは憎まれることはあっても、軽蔑されることだけはあってはならない。(塩野七生)
●自分に当てはめられない基準を他人に当てはめるべきではない
――ノーム・チョムスキー
●さまざまな知識人、文化人、政党やメディアは一般の人々よりも右よりな立場を取る――ノーム・チョムスキー
●考えろ、考えろ、考えろ!――ジョン・マクレーン

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中国によるチベットへの弾圧行為が続くなか、日本を除く世界中から非難の声が上がっている。

私が不思議に思うのは、過去何度となく中国中国人に対して差別的な発言を繰り返してきた石原慎太郎東京都知事が、今回は妙に大人しくしていることだ。
いつもだったら「そら見たことか」とばかりに罵詈雑言を発するところだろうに、私が知るかぎりではまだ何も言っていないようなのだ。
イシハラ
さて不思議なこともあるものよ、と思っていたら、こんな記事が出てきた。

東京都の石原慎太郎知事は21日の定例会見で、チベットへの対応で批判が集まっている中国で、8月に開催される北京五輪に出席するかと問われ「招待状をもらっており、状況次第では行きますよ」と述べた。2016年の東京五輪開催を目指す石原氏には、中国側から1月に招待状が届いており、開会式に出席する意向を示していた。(スポニチ)

なんと、ちゃっかり中国から招待状を受け取っていたのだ。
そのうえで、「状況次第では行きますよ」とは、どういうことだろう。
おそらく石原は、チベット族たちの粛清がすんで、事態が落ち着いたら行くというつもりなのだろう。

しかしこの前まで石原は北京オリンピックについて、「ヒトラーのやった政治的色彩の強いベルリンオリンピックに似ているような気がする」などと発言して中国側を激怒させていたのだ。
それが今度は180度態度を変えて、「東京の友好都市・北京が大会を成功させることを祈念する」と都議会で述べ、東京オリンピック誘致に中国の協力要請までしている。
この態度の豹変ぶりを産経新聞は「双方の関係に変化が見られるようになったから」だと伝えている。

なんじゃこれは。
産経の記事も訳がわからないが、石原慎太郎のように発言がぶれる男というのも珍しいのではないか。
それまで忌み嫌っていた相手でも、少しでも自分の得になるとなれば主張を変える。
この男の目には、チベットで大勢の人々が殺されている光景など映ってはおらず、ただただ自分が打ち上げた東京オリンピック誘致の花火がいかに大きく開くかしか考えにないのだろう。
オリンピック成功のためには、中国としては石原のような男を懐柔しておく必要があって招待状を送ったのだろう。それはわからないでもない。
しかし招待状を送る方も送る方なら、受け取る方も受け取る方である。
まったく、脱力するほど情けない男とはいえないか。

チベットからは、携帯電話やネットでどんどん情報が送られてきている。
そのすべてが正しい情報かどうかはわからないが、少なくとも中国が民衆に向けて銃を向け、発砲していることは間違いないようだ。明らかに銃創を受けた死体の写真がネットに公開されている。血まみれになった遺体の写真も出ている。下にあるのは「チベット人権民主化センター」のウェブサイト にある写真の一枚だ。
遺体


こうした事実から目を逸らし、抗議するどころか変節までして北京オリンピック開会式のことを言う石原慎太郎という男。
私はこの男を、心の底から軽蔑する。


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関連タグ : 石原慎太郎, チベット, 中国, 北京オリンピック, 東京オリンピック誘致, 変節,

隣国で、侵略と虐殺が行われている。
僧侶や一般市民を相手に軍隊が投入され、多くの人々が負傷し、命を奪われている。

今、チベットで起きている事件は、中国政府による侵略行為だ。

[中国軍][チベット騒乱][侵略]
今、チベットで起こっていること・・・多くの人々に知って欲しい
by youtube

それなのに、いまだ日本は何の反応も示そうとしていない。
テレビや新聞も、なぜか報道に消極的だ。

北朝鮮で非人道的な政治が行われていることに対しては、ヒステリックなまでに告発し続けていたテレビだったが、昨夜のニュースでは、NHKをふくめ、どのチャンネルも秋田の児童殺害事件の判決と日銀総裁人事、それにねじれ国会による道路暫定背率の行方などを優先して報じていた。
TBSの「ニュース23」では、チベットのことは、スポーツコーナーの少し前の、数分間、それも中国政府が発表した映像を流すだけのものだった。

なぜ、日本はチベットで起きていることに対して、声を上げることさえしないのか。
BBCでは、大々的にこのニュースを取り上げているというのに。
中国政府による圧力が、日本のマスコミ各社にもかかっているという話を聞いたが、だとしたらとんでもない話で、テレビ局も新聞社も反発しなければならない。
なのに、この妙に遠慮したような雰囲気はなんなのだ。
まさか、オリンピックの放送権のことを計算しているのではないだろうな、と勘ぐりたくなってくる。

現在の事態に、各国ではいち早く声が上がっている。

アメリカは15日、ライス国務長官が中国政府に対して、チベット政策の方向性を変えることなどを促す緊急声明を出した。

ドイツのメルケル首相も15日、政府報道官を通じて「チベット問題を解決するには平和的な直接対話しかない」として、中国政府とダライ・ラマ14世との直接対話を呼びかけた。
また、シュタインマイヤー外相は16日、楊潔チー(ヤン・チエチー)外相と約1時間にわたり電話で会談し「最大限の透明性を確保して、事態を収束させて欲しい」との見解を伝えた。

フランスのクシュネル外傷は18日、中国チベット自治区の暴動がさらに続いた場合、欧州連合(EU)各国が北京五輪の開会式をボイコットするよう、今月下旬のEU外相会議で提案する考えを示した。

しかし、日本政府は何をやっているのか。
外務大臣の高村正彦は19日の衆院外務委員会で「中国の首脳(胡錦濤国家主席)も来る。(楊潔チ)外相も来る。この問題に触れないということはありえない」と述べ、中国に対する働きかけについては「首脳レベルもあるし、事務方の最高レベルもある。何が効果的か考えたい」としている。

いかにも手ぬるい。歯切れが悪い。
中国に対して何をしたいのか、政府の気持ちが何も伝わってこない。
だいたいなぜ、中国から要人が来るのを待って話さねばならないのか。
高村は、まさか抗議を伝えるために胡錦涛を呼び寄せたのではあるまい。国賓として招待し、晩餐会など開きながらコソッと何かのついでに話すつもりなのだろうか。
それにしても、中国軍による虐殺が続いているという事実は知っているだろうに、「何が効果的か考えたい」とは、いかにも自民党の頭のネジがゆるんだ男の答えらしくて笑いが引き攣ってしまう。

私は、中国を相手にするときは神経を使うべきだと思うが、それはへりくだって話をしろといっているのではない。
同じ東洋人であり、隣の国でありながら、彼らはまったく異なる感性を持っている、そのうえ巨大な軍事力を持っている。それを常に考慮に入れて接するべきだといっているのだ。
まったく気心が知れない相手を刺激するのは上策ではない。
けれども、明らかに非人道的な行為が行われていることに対しては毅然とした態度を取る必要がある。

そのためには中国からトップを招き、話をするのではなく、まず立ち上がって中国政府が行っている暴力を非難する、日本政府としての態度を明らかにしておくことが重要だ。
あらゆる暴力に対して日本は反対する。あらゆる流血の事態を、日本は許さない。
はっきりと声を上げなければならない。
北京オリンピックへの参加・不参加は日本の手持ちのカードとしてまだまだ伏せておくべきだろう。
まずは侵略行為に対する反対を表明する。中国側はチベット人による暴動だとするだろうが、ならば鎮圧のために軍隊を投入したことを責めるべきである。

中国は徹底して自国内ではメディア規制を行っているようだが、youtubeなどには中国軍たちによる残虐な行為が映し出された映像がたくさん流れているし、ネットには殺害された民間人や僧侶の写真も流れている。
今の時代は、政府がいくら規制しようとも情報を押しとどめることは無理なのだ。

これだけの情報がありながら、日本の政府は抗議声明をあげるでもなく、胡錦涛が来るのを待っている。チベット侵略には最前線に立って力を振るってきた胡錦涛に、いったい政府は何をいうつもりなのだろうか。
他国の素早い反応を見るにつけ、この国の政府の愚鈍と言ってもいい反応の鈍さには呆れるしかない。

いまや、北京オリンピックを控えた中国政府は問題をもみ消すことに必死だろう。
胡錦涛だってそうとう焦っているはずだ。もし、日本政府が彼らと会うときには、
この相手に対して、強硬な姿勢をもって臨むのではなく、理性的に暴力の行使を止めるように訴えるべきだ。そのうえで、オリンピックが成功しなかったらどうなるのですかと釘を刺してやればいい。
しかし政府には、そんな戦略があるのだろうか。はなはだ疑問だ。

中国軍侵略はまだ始まったばかりで、これから反共分子の摘発が始まることだろう。
それはつまり、さらなる大量の虐殺が行われる可能性があるということだ。

しかし、この事態を見てもダライ・ラマ14世は非暴力による解決を訴えている。
われわれとしてはこの声を重く受け止め、彼の姿勢を尊重しながら、冷静に、かつ執拗に声を上げ続けていかなければならない。
すでに、世界各国では人々が立ち上がり、侵略行為と暴力対する反対の声を上げている。
私も中国政府の行為に対し、暴力をすぐにも止めるようアピールしていきたい。

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関連タグ : チベット, 独立運動, 中国軍, 侵略, 虐殺行為, 北京オリンピック, 日本政府,

イスラエルがパレスチナ・ガザ自治区を包囲し、兵糧攻めとロケット弾攻撃を続けている事件は、相変わらず日本のメディアは伝えようとせず、その情報がほとんど入ってこない。
状況は深刻の度合いを深めており、憂慮すべき状態にある。緒方貞子JICA理事長が、その懸念を表明したのが10日のことだったが、日本政府はこれにたいして何ら反応を示していない。マスコミも沈黙したままだ。
14日にはアメリカ、イスラエル、パレスチナがエルサレムで3者協議を開き、2003年の和平案(ロードマップ)が定めた紛争停止への義務履行を検証しようとしている。しかしイスラエルはこのところ、あからさまなロードマップ違反を繰り返しており、この三者会議にも格下の国防省高官を出席させるなど、誠意ある対応を見せているとはいえない。
暴動
そして今度は、中国チベット自治区で暴動が起こり、中国軍が鎮圧に乗り出した。
その結果、当局側との衝突により少なくとも8人の犠牲者が出たとの発表があった。もっともこれは中国側が出したもので、チベット亡命政府の報道官は、少なくとも5人の少女をふくむ80人の遺体が確認され72人の負傷者が出ていることを明らかにしている。

パレスチナチベット
一見無関係に見えるかもしれないが、実は両者が抱えている問題には共通点が多い。
パレスチナとイスラエルとの関係は3月9日のエントリですでに述べた通り、ユダヤ人の故郷パレスチナを奪還しようとするイスラエルがそこに居住しているアラブ人たちを無差別に激しく攻撃している。

一方のチベットは、中国全土を支配下に置こうとする中国共産党政府と、仏教を信仰しダライ・ラマ14世を頭に民主主義的独立を願うチベット亡命政府が対立をしている。ご存じの通り、中国共産党は民主主義も宗教も認めない方針をとっており、彼らにとってダライ・ラマ以下仏教信仰で結束しているチベット民族が邪魔で仕方がない。
それでしばしば挑発を繰り返し、1988年にはチベット書記だった胡錦涛(現・国家主席)の指揮によって中国軍は聖都「ラサ」で大規模な殺戮と弾圧、そして宗教破壊を徹底的に行った。
ダライ・ラマ14世はすでに1959年、インドに亡命して臨時政府を樹立していたが、チベット自治区にはどんどん漢民族が入植し、いまや少数派となったチベット民族に圧力を加えている。これもイスラエル・パレスチナ問題と似ている点だ。
ダライ・ラマ14世
今回のチベットでの暴動も、中国政府は公表しないだろうが、挑発したのは中国側であり、チベット人たちが抵抗したのをいいことに軍を派遣して見せしめ的に犠牲者を出したのだろう。
ここにも大国の横暴と人権無視が行われているのだ。

それにしても、中国はあと半年後に北京オリンピックが控えているというのに、いかにも思慮の浅い行動を取ったものだ。あの胡錦涛が政権を握っている中国政府は「ダライ・ラマ14世の集団が暴動を策動した」と発表しているが、その説明はいかにも苦しい。武力で圧倒的な優位に立つ中国軍が、「自由」「民主」を願う人々に対して暴力をふるったことは明らかであり、それは決して許されるものではない。
この事件は世界中から非難されてしかるべきものだろうし、北京オリンピック開催にも影響を与えるのは必至だろう。

しかし、今回も日本政府の対応は、きわめて鈍い。
隣国で起きた暴動事件だというのに、なんのメッセージも発していない。
いったい何を考えているのだろう。
昨夜は、福田康夫が自民党幹部を集めて日銀総裁の後任人事のさしかえを協議したらしいが、世界の動きのなかで、日本がやっていることは本当に短視眼的というか、オタク的というか、なんだか溜息が出るようなことばかりだ。

毒入りギョーザ事件では図らずも中国に対する食の不安が露呈したが、中国という国はそれ以前から人権軽視が問題にされてきた国であり、その他にも環境問題、治安問題などさまざまな問題を指摘されている国だ。
こういう国で開かれるオリンピックに、日本はどこまでも馬鹿面下げて「平和の祭典」などと言って参加するつもりなのだろうか。
そしてメダルをいくつ取れるかと、そんなことばかりに国民を注目させようとしているのだろうか。

私は、必ずしもオリンピックをボイコットする必要はないと思う。
いたずらに中国を刺激しても得るところは少ないからだ。
しかし、この事態を見て何もしないというのは最低だ。
日本は少なくとも、中国政府に対する態度ははっきりさせてから、この大会に臨む必要があるのではないか。大事な食の安全を脅かされたうえ、人権を軽んじている国で、どうして黙って平和の祭典などと御祭騒ぎに興じることができようか。
日本は、毒入りギョーザの問題が解決するまではオリンピック参加を凍結すべきだし、今回のチベット問題をふくめ、人権問題について一定の回答を得るまではオリンピック参加を控えるべきだと、国際社会に立場を表明すべきではないか。
日本一国では、どうせ中国は相手にしないだろう。
しかし中国に対して懸念を抱いている国は多いのだ。それらの国に働きかけて、中国を動かすべきである。
そのうえで、オリンピックに参加するかどうかを判断すべきだ。

スポーツの大会を政治に利用すべきでないという意見は常に出てくるが、逆を言えばそれだけ、これまでのオリンピックはさまざまな政治の具として利用されてきたのだ。
今回だけ政治抜きでスポーツを楽しむというのは、無理というものだろう。

本音を言えば、私はオリンピックなど、もうどうでもいいと思っている。
世界中で紛争が絶えることがないのに、なにが平和の祭典かよ、と思う。
たとえその期間だけでも停戦させられるなら、少しでも意義があるというかもしれないが、もしそんなことが実現したとしても、戦争というものは、終結しないことには意義などないのだ。一時的に人殺しを止めたところで何になろうか。
アスリートたちには悪いが、彼らにはそれぞれの世界選手権で頑張ってもらうようにすればいい。
もうオリンピックが特別な大会であるという位置づけそのものを変えた方がいい。
そして、世界中から戦争や紛争がなくなったとき、あらためてオリンピックを再開させればいいのだ。

それでこそ、オリンピックが平和の祭典としての輝きを取り戻すことができるだろう。


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関連タグ : チベット, パレスチナ, 中国, 胡錦涛, 北京オリンピック,

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