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酒好き、映画好き、本好き、落語好き、バイク好き、そして鬱。 ちょっとばかり辛い日もあるけれど、フンニャロメ~と生きてます。
◎心にとめおく言葉
●人は、自分が見たいと思うものしか見ようとしない――ユリウス・カエサル
●為政者たるものは憎まれることはあっても、軽蔑されることだけはあってはならない。(塩野七生)
●自分に当てはめられない基準を他人に当てはめるべきではない
――ノーム・チョムスキー
●さまざまな知識人、文化人、政党やメディアは一般の人々よりも右よりな立場を取る――ノーム・チョムスキー
●考えろ、考えろ、考えろ!――ジョン・マクレーン

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今回、クジラがクローズアップされたのは、グリーンピースによる告発があったからだ。調査捕鯨を行っていた日新丸の乗組員が、捕獲し解体したクジラの部位を「手みやげ」として一人数キロずつ持ち帰る習慣があったのを利用して、合計1トンにものぼる「畝須」という部分を横流ししていたという疑惑が持たれている。
その後、西濃運輸が窃盗でグリーンピースを訴えたが、警察はどう対応したのだろうか。テレビ・新聞はそのことを伝えていない。
グリーンピースがやったことは、手法としてはあまり感心できるものではないと思う。けれども、彼らが「窃盗」したおかげで、日本人にとっては貴重なクジラが、不正に取引されていたかもしれないということが明らかになったのだ。問題としては、やはりこちらの方が大きいと、私は思う。
なぜなら、これは日本人の「食」に関わる問題だからだ。

現在、調査捕鯨を行うには、およそ60億円必要とされている。
しかし、これに対して政府から出る金は13億円ほどだ。残る50億ちかい金は、調査捕鯨で得たクジラの部位を売ることによって賄われている。
調査をするだけなのに、なぜたくさんのクジラを殺さなければならないのか。
それは、調査を続けるためには資金を稼がなければならないというジレンマがあるためだ。クジラを売ることで50億近い金を稼がなければならないとしたら、1頭や2頭で足りるわけがない。もし、なるべくクジラを殺さないようにするとしたら、クジラの流通価格は今の数十倍に跳ね上がることだろう。

だから、今回、日新丸の乗組員たちがクジラの部位を横流ししていたことが事実ならば、それはクジラ食を愛する人々を裏切る行為であり、調査捕鯨そのものを脅かすことになる。そこが問題なのだ。

私は、つい最近まで調査捕鯨には否定的な考えを持っていたし、無理をしてクジラの肉を食べなくてもいいではないかと思っていた。

けれども、調査捕鯨によりクジラの種によっては十分な数が棲息していることが明らかになり、マグロのような汚染物質に侵されていない肉が得られることがはっきりするならば、日本人の食にとっては貴重なタンパク源となるクジラをもっと食べるようアピールしてもいいのではないかと思うようになった。
クジラの食害については、IWCでも日本は主張しているようだが、もともと自国の牛肉を売りつけたいと考えているアメリカやオーストラリアでは聞く耳を持たないのは明白だ。彼ら反捕鯨国が、いかに矛盾に富んだ主張をしているかは、アメリカはアラスカのエスキモーに絶滅危惧種であるホッキョククジラの捕獲を許していることが挙げられるし、オーストラリアについては繁殖しすぎたという理由でカンガルーを虐殺しようとしている一事を見ても明らかだろう。

昨日のエントリの繰り返しになるが、われわれ日本人は伝統的にクジラを大切に食べてきたのだ。内臓はもちろんのこと、骨に至るまで捨てることはなかった。頭の先から尻尾の端まで、実にさまざまな工夫を凝らして料理を作り出してきた。
クジラは日本人にとって、世界に誇るべき文化なのだ。
日本はこの考えに基づいて、これからは国を挙げて捕鯨を行う体制を立て直すべきだと思う。今のような、中途半端な調査捕鯨ではなく、立派な捕鯨船を造って船団を組み、クジラを獲る。もちろん、決して乱獲はしてはならない。絶滅危惧種に手を出すこともならない。
その代わり、増えすぎて海の生態系を壊すほどの食害が危惧されるミンククジラなどは適正な数だけ捕獲する。捕獲したクジラは解体し、無駄にすることなく日本全国に公平に流通させる。
国が補助を出し、捕鯨を守るようにしていけば、今は高級なクジラもかつてのような大衆に愛される食材になるだろう。

日本がIWCを抜けられずにいるのは、一にも二にもアメリカとの利害関係があるからだろうが、日本の立場をはっきり説明し、クジラが決して人を癒すためだけの動物ではなく、時には食害をもたらす害獣であることもきっちりと説明し、安全なタンパク源として今後守り続けていく必要があることをアピールする必要がある。アメリカだけではなく、世界に向けてメッセージを発する必要がある。

私は肉が好きだ。牛肉はうまいと思う。鶏肉も好きだし、豚も、羊も、馬も、鹿も、イノシシも、食べる。美味しく食べる。クジラも同じだ。
実際、食べてみればわかるが、クジラはほんとに美味い。美味いうえに体にやさしい。クジラで食物アレルギーを起こすことはないのだそうだ。
私はクジラをもっと食べたい。
そして、食べる以上は有り難いと思って食べる。それが肉を提供してくれる動物たちへの礼儀というものだろう。
ただし、食べるならば安全でなければ困る。
今、アメリカ産の牛肉には大きな疑問符がついている。
大量生産されている鶏肉も、あまり健康的な肉とはいえなくなっている。
それは魚も同じで、マグロのような大型回遊魚は、体内にメチル水銀が蓄積されているといわれる。

だとすれば、アメリカ産牛肉や薬漬けで育てられたブロイラーや、高濃度に水銀汚染されているマグロは、もう止めにしたい。
日本は、これまで調査捕鯨を行ってきた成果から、クジラが安全な食材であると宣言できるなら、世界に広くこれをアピールし、明日からでもクジラ食を始めるべきだと思うのだが、いかがだろうか。



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