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酒好き、映画好き、本好き、落語好き、バイク好き、そして鬱。 ちょっとばかり辛い日もあるけれど、フンニャロメ~と生きてます。
◎心にとめおく言葉
●人は、自分が見たいと思うものしか見ようとしない――ユリウス・カエサル
●為政者たるものは憎まれることはあっても、軽蔑されることだけはあってはならない。(塩野七生)
●自分に当てはめられない基準を他人に当てはめるべきではない
――ノーム・チョムスキー
●さまざまな知識人、文化人、政党やメディアは一般の人々よりも右よりな立場を取る――ノーム・チョムスキー
●考えろ、考えろ、考えろ!――ジョン・マクレーン

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反イスラエル

以下に「反戦翻訳団」のエントリを転載する。

この旗の意味が解からない人たちの為に・・・。
 
 1945年、欧州のユダヤ教徒たちは、ドイツ第三帝国が解体されたことによって救われた。
 逆に、パレスチナに昔から住んでいた人たちは、欧州のユダヤ教徒たちがドイツ第三帝国から受けた苦しみを、1948年のイスラヘル「建国」以降60年間に渡ってイスラヘル人たちから受け続けているのだ。どうすればパレスチナ人たちは救われるのだろうか?ドイツ第三帝国と同じく確信的にパレスチナ人絶滅政策を遂行している民主的軍事国家イスラヘルに、元より自浄能力は期待できようか?いや、出来まい。
 
 目指すべきは、1948年以前の姿に戻すこと。国連決議によって「建国」したイスラヘルという「国家」を新たな国連決議によって解体し、パレスチナ国連管理地域としてキリスト教徒・イスラム教徒・ユダヤ教徒が同じ立場で共同で生活する土地を復興することだ。後から入ってきたユダヤ教徒たちが、昔からその土地に住んでいたパレスチナ人たちを絶滅させようとするのは、そこに「自分たちの国家」が在るからである。その「国家」を認めることを前提とすると、後は、「領土の線引き」や「パレスチナ人の取り扱い方法(殺すなら人道的な兵器を使いましょう?)」の程度問題にすりかわってしまって、アメリカ合州国という生命維持装置をつけたイスラヘルは、パレスチナ人の絶滅政策を続行することが出来る。

 ユダヤ教徒という存在は悪では無いが、イスラヘル人という存在は悪である。

このエントリに掲載されている写真を見てほしい。
そこには1940年、ナチスによって虐待を受けているユダヤ人たちの姿がある。
そして右隣には2009年、イスラエルユダヤ人たちによって虐待されているパレスチナのアラブ人たちの姿がある。
両者は誰が見ても瓜二つ。
つまり、イスラエルユダヤ人たちは今、ナチスと同じことを行っているという何よりの証拠である。

ユダヤ人は、2000年ちかく前のローマ帝国時代にも反乱をたびたび繰り返し、ついにはヴェスパシアヌス帝によって彼らが住んでいたパレスチナの地を追われたという過去を持つ。
いらいユダヤ人たちは国を失った民として世界各地に散らばり、被害者意識と仲間内の団結心だけを強くして生きてきた。
しかし彼らは自分たちを襲った度重なる悲劇から他者を思いやる気持ちを学ぶことなく、第2次世界大戦後にイスラエル国家を与えられると即座にパレスチナに住み着いていたアラブ人たちを迫害し始めた。

アメリカでオバマが大統領に就任するのに合わせてイスラエルはパレスチナ侵略をいったん休止したが、イスラエルによる国境封鎖はまだ解けたわけではない。イスラエルは、アラブ人たちの反撃がほんの少しでもあれば、いつでも何千倍にして仕返しする用意をしている。

こんな状態にあるのを国連も手を出せずに見守っている。
バラク・オバマは就任早々、前任者のブッシュと同じく「イスラエルには自国を守る権利がある」とイスラエル擁護を宣言した。
世界は、パレスチナというゲットーに閉じ込められた人々をいつになったら救うことができるのか。
そのためにはイスラエル国家を解体し、1948年以前の状態に戻すしかないのではないか。
ローマ皇帝がしたように、ユダヤ人たちを再び離散させ、パレスチナに近づくことを許さないようにすべきではないか。

歴史と体験に学ぶことがなかった民族国家には、それほど厳しい措置を講じるしかないのではないかと思うのである。
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関連タグ : ユダヤ人, ナチス, イスラエル, アラブ人,

大統領就任

オバマ大統領は、就任第一日目から精力的に仕事を始めているようである。
とくに外交問題では最初にパレスチナのアッバス議長に電話をかけ、話し合いをした。次いで矢継ぎ早にイスラエル首脳とも話し合い、今後の中東和平について話し合ったと見られる。

しかし、繰り返して書くが、バラク・オバマは、今回のイスラエルによるナチス的なジェノサイドを黙認することで支持をした。その点において、強く非難されるべきであり、オバマは自らの行為を恥じなければならないと私は思っている。

第二次世界大戦を経験したヨーロッパの人々は、戦争中にナチスに協力したか否かを厳しく問われた。ナチスに少しでも荷担したことが明らかになった場合、その行為は糾弾され人によっては職を失ったり、名誉を失った。日本でも有名なココ・シャネルは戦前は売れっ子のデザイナーとして活躍し、多くの文化人との交流もあったが、パリがドイツ軍の手によって陥落するとナチス将校と愛人関係を結び、その庇護のもとで自堕落な生活を送った。
戦争が終結してパリが解放されると、国民はシャネルを「ナチスに魂を売った売国奴」として非難し、シャネルは難を逃れてスイスに亡命しなければならなかった。フランスでは今でもシャネルを嫌っている人がいるという。

ナチスはその宣伝に芸術を取り込む戦略をとっていたことが知られているが、ここでもナチスに協力したか否かで、戦後の人生を大きく変えられた人々がいる。
たとえば音楽界では、名ピアニストとして知られたフランス人のアルフレッド・コルトーは、ナチスに招かれて演奏会を何度も行ったが、そのことが戦後になって非難の的になり、パリの音楽界からボイコットされることになった。オランダが生んだ偉大な指揮者と言われたウィレム・メンゲルベルクも、ナチスに招かれてベルリン・フィルで指揮したことが問われて戦後はすべての名誉と財産を剥奪され国外追放されるという憂き目にあった。
また、ドイツが誇る名指揮者といわれたフルトヴェングラーは、必ずしもナチスに対して協力的ではなかったけれどもドイツにとどまり、結局はナチスに利用される形で演奏し、その模様がフィルムに撮られていたのが証拠とされて、戦後は演奏活動を禁止された。

これらの例を見れば分かる通り、戦争は人間ひとりひとりの真価を問う試金石となっている。
映画でも描かれたオスカー・シンドラーはナチス党員でありながら、そのあまりに残虐な行為に心を痛め、密かにユダヤ人たちを助ける活動をした。日本の外交官だった杉原千畝もまた、政府の命令に反してユダヤ人の亡命に便宜を図ったことで知られる。

人心にもとる非道が行われ、罪もない人々が苦しみ、財産を奪われ、あるいは命を落としていっている事実を知ったときに、人はどういう態度を取るべきなのか。
パレスチナのガザ地区を中心に繰り広げられたイスラエル政府による虐殺行為は、世界中が知るところである。
しかし、この許されざる行為を前にしながら何もしなかったという点で、バラク・オバマは強く非難されるべきではないかと、私は思っている。
もちろん、親イスラエル政策をとり、戦争兵器を大量に売りつけて金儲けしていたブッシュ政権はナチスに協力した人間と同じように名誉を剥奪し、国外追放にしてもおかしくない罪を犯したといえる。バラク・オバマはこのときまだ政権についておらず、自分では何もできなかったと釈明しているが、彼もまた残虐行為を知りながら黙認したというだけで罪を負うべきだろう。

オバマはすでに次期大統領として、普通の人間に比べればずっと大きな影響力を持っていた。たとえ外交筋に働きかけることはできなくとも、世界が期待を寄せている人物ならば、反対の声をあげるだけでも大きな効果があったはずだ。
アメリカはユダヤ系人種が大きな権力を握っており、オバマが大統領選を勝ち抜くためには彼らの力がものをいったという背景はあるのかもしれない。
オバマとしても難しい微妙な立場にあったのかもしれない。
ダンス

それでも、と私は思わずにいられない。
大統領就任式の前、ボランティアとして施設の壁にペンキを塗る暇があったのならば、オバマはイスラエルに対していい加減に人殺しは止めてくれと声を上げるべきだったのだ。
就任式の後、優雅にファースト・レディとのダンスを披露する暇があったのなら、オバマは犠牲となったパレスチナ人民に対して詫びをいうべきだった。
何百人ものパレスチナ人が殺されていっているときに、ハワイでゴルフを楽しんでいる姿を世界中にさらす必要などなかったはずだ。
麻生太郎でさえ、形式的なだけにせよ、イスラエル政府に対して憂慮の念を伝えたときに、オバマは何を考えていたのか。
ガザ地区

バラク・オバマはアメリカ国内のみならず、世界中から期待と喜びをもって大統領に迎えられた。
しかし、彼は就任したそのときからすでに、目の前にある非道を黙認し、消極的ながらも支持したという罪を背負っていた。
歴史はイスラエル政府が行った大量虐殺行為に対して、厳しい評価を与えるだろう。
同時に、ブッシュはもちろんのこと、バラク・オバマを筆頭とするアメリカ政府に対しても大きな汚点を残したとして記録にとどめることになるだろう。

■追記
今、国連総会に対して「イスラエル戦争犯罪特別法廷」の設置を求める署名運動が起きています。下記のアドレスのサイトの上のほうにあるSign the Petitionをクリックすると、署名のページになるので、名前とメールアドレスを記入してください。
メッセージを書くこともできます。これは英語でなければだめでしょうけれども。
今回のイスラエルによる大量虐殺に対して反対の意思を唱える方は、ぜひ署名してください。
よろしくお願いします。
もちろん、私も署名しました。

http://www.PetitionOnline.com/EAFORD09/petition.html

関連タグ : バラク・オバマ, イスラエル, ガザ,

オバマ
バラク・オバマが第44代アメリカ大統領に就任する。
アメリカ国内はもとより、同盟諸国もこぞって彼の就任を喜び、祝福することだろう。
おそらく明日の新聞もニュースも、オバマ新大統領で埋め尽くされるだろう。
ブッシュによるこれまでの8年間があまりにもでたらめな政治だったこともあり、オバマに対する期待はいやが上にも高まる。

しかし私はアメリカ国民ではないし、次期大統領になったときからのオバマを見ていて素直には喜べない気持ちでいる。喜べないというよりも、やはりアメリカはアメリカであり、大統領が誰になろうともどうしようもないのだという諦めと落胆で一杯になっている。

なぜオバマに失望しているかといえば、ひとえに彼がこの年末から始まる3週間にわたってパレスチナを空爆し、侵略行為をほしいままにしたイスラエルに対して、なにひとつ行動を起こさなかったからだ。
ガザ地区という世界でもっとも人口密度が高い地域に無差別に爆弾を落とし、文字通り町中を廃墟に変えてしまったイスラエルの蛮行は、非難してもしきれるものではない。1000人以上の女性や子どもをふくむ市民が犠牲となり、家を失っていったこの3週間の間、オバマはハワイでゴルフを楽しみ、悠然と構えてワシントン入りに備えていた。

これは私に、あの2001年の「えひめ丸事件」が起きたときに、平然とゴルフを続けていた総理大臣・森喜朗を想起させた。
アメリカの潜水艦に衝突されて何人もの若者が命を落としたとき、森は事件の一報を耳にしながら事件を究明し、アメリカに抗議をするどころか第三報が入るまで楽しげにプレーを続けた。
その結果、森内閣に対する支持率は決定的に下落し、二ヶ月後に森は退陣へと追い込まれた。

ハワイでゴルフに興じ、パレスチナで多くの犠牲が出ていることを聞かされながらも「大統領はふたりも必要ではない」と言って平然としていたオバマは、大統領就任が決まり、金融危機に陥ったアメリカ経済に直面したときとは、明らかに違った対応を見せた。
それはオバマが、アメリカはこれまで通りイスラエルとの関係を重視するということの表明であり、他国で起こっていることよりも自国をまず優先して考えていくことの表明に他ならない。
彼が就任演説でどんなに立派なスピーチをしようとも、この事実は変わらない。
オバマは、パレスチナでの虐殺行為を肯定し、イスラエルを擁護し続けることに積極的ではないかもしれないが、決して反対ではないのである。

私はこの数週間にわたって行われたイスラエル政府による大量虐殺は、かつてナチスがユダヤ人に対して行った行為に匹敵するものだと思うし、国際社会を味方に引き込んで好き放題をしようとしているイスラエル政府を決して許すことができない。今回の虐殺に荷担し、これを肯定し続けたオルメルト首相ら政府要人と軍関係者は国際軍事法廷にかけて厳しく非人道行為を責められるべきだと思う。また、自らの歴史的背景を理由に被害者意識を持ち、それゆえにパレスチナを攻めるというイスラエル人たちの甘えは、今後決して許されるべきではないと思っている。
犠牲者


イスラエルは、今回の非人道的行為を行ったことにより、後々大きな代償を払うことになるだろう。今回の身勝手な行為によって世界に根深く浸透している反ユダヤ主義には恰好の材料を与えることになるだろうし、新たなレイシズムを生み出す原因にもなるかもしれない。私はレイシズムに与するものではないが、ユダヤ人とは積極的に親しくなりたいとは思わないし、オリンピックなどの国際大会にはイスラエルが参加するかぎりボイコットする方を支持する。
スポーツを政治の道具にするなとはいわれるが、スポーツとは政治の道具であり続けてきたのだ。その道具をこれから日本も使うことにすることに異論はない。

バラク・オバマは熱狂的にアメリカ国民に迎えられることだろう。
そして彼は、彼らの期待に応えるべく、必死に仕事に取り組むだろう。
しかし、それはアメリカ国内に向けたものに大きく限られるに違いない。
経済の立て直し、雇用の改善など、アメリカ国内には取り組むべき問題が山積している。オバマは、これらに取り組むことで精一杯だろう。もし、それが上手くいけば、波及効果として世界経済も立ち直るきっかけをつかむかもしれない。しかしそれはあくまでも二義的なことだ。
オバマは内政に重点を置かざるを得ない。
だから、イラク問題やアフガン問題は同盟諸国の負担を強いることだろう。
確固とした政治的信条を持たない日本政府は、唯々諾々としてアメリカの要求に従おうとするだろう。しかし、われわれは忘れてはいけない。
戦争に荷担するようなことはしない。
そして非人道的な虐殺行為を黙認し、荷担するような国の言いなりになど、決してなるべきではないということを。

関連タグ : オバマ, イスラエル, パレスチナ,

犬のケンカというやつは、単なるじゃれあいのような取っ組み合いから、命がけの決闘まで、いくつかの段階がある。激しく組み合って噛み合っているようでも、案外彼らにしてみれば遊び半分ということもあり、そんな場合には飼い主が「こらこら!」と制止すれば離れていく。
しかし、いわゆる本気モードになると、犬は特有のニオイを発散するらしくそれを嗅ぐことで犬たちはさらに興奮して抑制がきかなくなる。こうなると飼い主が間に入っても止めることは容易ではない。正気を失ったかに見える犬は、どちらかが負傷して引き下がるまで闘いを止めようとしないのだ。

これはなにも犬だけの話ではないように思える。
たとえば、ときどきニュースにもなる集団リンチ事件などは、暴力をふるっているうちに正気を失い、そうなると相手にどんな危害を与えても当然だというような高揚した気分が支配して抑制がきかなくなる。その気分はその場にいる人間に瞬く間に伝播して、暴力をエスカレートさせる。たわいもない理由で始まった集団暴力が、終いには殺人事件へと発展していくときは、こうした人間の正気を失わせる空気が現場を支配していることが多いと考えられる。

その最たるものは戦争だろう。
ホロコースト

今、世界中が注目し、多くの人が心を痛めながらどうにも止めることができない「戦闘行為」がイスラエルパレスチナの間に繰り広げられている。
しかしここで「戦闘」という言葉を使うのには抵抗感がある。
パレスチナ側がロケット砲で散発的に攻撃しているのに対し、イスラエルはアメリカから提供された潤沢な兵器を存分に使い、空から陸から、圧倒的な戦力で人口が密集しているガザ地区を攻撃し続けている。イスラエルパレスチナ人たちを狭い地域に押し込め、兵器はもちろん、食料や医療品の供給もできないようにして攻撃している。
この2週間ほどの間に、パレスチナ側では700人近い死者が出ているのに対して、イスラエル側は数人ほどの犠牲者がでているだけだ。この事実だけを見ても、両者の戦力がいかに偏ったもので、攻撃が一方的に行われていることがあきらかになろうというものだ。

そして6日には国連機関の学校が砲撃されて多くの犠牲者が出た。さらには医療活動を続けている国連の自動車も攻撃されて職員が殺された。
イスラエルは明らかに攻撃する必要のない施設や人員に攻撃を加えて犠牲者の数を増やしている。それを作戦遂行の一環として正当化している。
さらに昨日は、ガザ近郊のザイトゥン地区で110人のパレスチナ市民をイスラエル兵が銃を突きつけて1軒の住宅に集めたうえで砲撃を加え、少なくとも子どもをふくむ30人を死亡させるという事件が起きた。

こうした一連のイスラエルの行為を見ていると、どうしても思い出してしまうのは、かつてナチスがユダヤ人民に対して行ったホロコーストの悲劇である。
あのとき、ナチスは優勢思想からユダヤ人を世界から抹殺しようとした。強制収容所をつくり、そこの連行されたユダヤ人たちはガス室に閉じ込められて一気に殺害された。
収容所では過酷な労働と非衛生的な環境、それに最低限の食料しか与えられずに、何人ものユダヤ人たちが餓死したり病死したりした。

今、イスラエルがパレスチナ人たちに対して行っている行為は、かつて自分たちの縁者たちが受けたのと同じ行為をなぞっているとはいえないだろうか。
150万人もの人々を狭い地域に押し込めて食料や医薬品を運び込むことを禁止し、事実上、彼らはパレスチナ人を鉄格子のない収容所に隔離してしまった。
そのうえで、子どもや女性をふくむ非戦闘員を無差別に銃撃あるいは砲撃して命を奪っている。昨日起きた、住民を閉じ込めたうえで砲撃を加えた事件などはナチスのガス室や、あるいは米軍がベトナムで行ったソンミ村での虐殺事件を想起させずにおかない。

イスラエル人たちは、もはや抑制を失わせるニオイを嗅いでしまった犬のように相手を殺さずにおかない気持ちになっているのではないだろうか。
あるいは国を挙げての集団リンチに加わっているうちに、相手に何をしても構わないような残酷な気持ちにはまりこんでいるのではないだろうか。

噛み合いに夢中になってしまった犬を鎮まらせるには、冷水をかけてやるか、人間が棒などをつかって力ずくで引き離してやるしかない。
集団リンチに夢中になってしまった半狂乱の人間を鎮めるには、冷静な第三者が間に入って暴力を止めるように説得するしかない。

イスラエルが今行っている、残虐な行為を止めさせるにも、こうした手段が有効なのだろうか。
冷水を浴びせて攻撃に逸る政府や軍部を抑えることができるのならば、地中海の海水でも浴びせかければいいのだろうが、彼らはそんなことでは諦めないだろう。
ならば残っているのは、冷静な判断力を持った第三者が仲裁に入るか、ある程度の武力を持って抑止する方法しかない。
仲裁にはいるべき第三者として、いちばん期待されるのが国連だったが、停戦を求める決議にアメリカが反対してその効力は半減してしまった。今となってはエジプトの停戦案をイスラエルがどれだけ真摯に受け止めるか、その理性に期待するしかない。
もし、エジプトの仲介も不調に終わったならばどうなるか。

私は武力を使うことには反対だから、世界中でイスラエルに対するボイコット運動を広めていくことがいちばん有効なのではないかと思う。ただし、この方法には即効性がないのが懸念材料だ。それでもガザにいるパレスチナ人たちに、これ以上犠牲者が出ないために、私たちは何かをしなければならない。それは一人一人が声を上げていくことであろうし、イスラエル政府に抗議する運動に参加することでもあろう。また、イスラエル産の輸入品を買わないということもひとつの方法だ。世界中の人間ひとりひとりが考えて、この残酷な現実を早く終わらせるために手を打たなければならない。
さもなければ、イスラエルの行動に業を煮やしたアラブ同胞国が立ち上がり、大規模な戦争が勃発する恐れもある。

それだけはなんとしても避けなければならないと思うのだ。

関連タグ : イスラエル, ホロコースト, パレスチナ,

イスラエルによるパレスチナ・ガザ地区への侵略はその後も続き、地上軍の侵攻に加えて国際的にその使用の規制が論じられているクラスター爆弾が使用されているとの情報もある。
こうした攻撃により、ガザ地区では600人近い民間人の死者が出ており、その中には160以上の子どもがふくまれているという。

1月4日に上げたエントリでは、こうしたイスラエルの一方的とも言える侵略行為がかつてナチスがユダヤ人たちに対して行ったジェノサイドに等しいものであるとし、今後も批判の声を上げることの重要性を唱えた。
現在、イスラエルにはフランスのサルコジ大統領が停戦仲介のために訪れているが、ペレ巣大統領、オルメルト首相と相次いで会談したものの、説得は不調に終わった模様だ。

狭い地域に150万人もの人々を閉じこめて長期にわたり糧道を断ったうえ、空爆と地上侵攻するイスラエルの行為は決して許されるべきではない。
この点については同じ思いを抱く方が多いと思うのだが、なかには「イスラエルにも空爆を」という意見も出るなど、日本人の間にも苛立ちに近い思いが広がっている。

しかし、どんなことがあっても戦争が起きれば必ず無辜の民間人が巻き込まれるのは避けられない。日本人までが急進的になって「イスラエルにも空爆を」とは、やはり言い過ぎだと見るしかない。

実際、先日のエントリに対してはホタルさんという方から貴重な情報が寄せられている。

それは、イスラエル国内でも政府と軍部の暴力行為に対する反対運動が起きているというものだ。
以下は、いただいたコメントのコピーだ。

  一つ、あまり報道されない事実は、政府の強攻策に反対するイスラエル市民が沢山いるということです。毎回の選挙の結果が左・右ぎりぎりで拮抗していることからも、国民のほぼ半数は戦争反対と言えます。私はイスラエル滞在暦が長かったことから、その空気をよく知っています。また、市民の平和団体も多数あって、アラブ人イスラエル人が協力して活動しています。
(中略)
約1万人が攻撃反対デモに参加している。日本でさえ1万人のデモはそう無いでしょう。

ここまで市民が反対しているのに、政府は非道な行為を強行する。国際社会が動いても容易には説得されないでしょう。


残念ながらホタルさんが紹介してくれたサイトを開くことはできなかったが、私も調べてみようと思い、検索してみると次のようなものがみつかった。
記事のタイトルは「イスラエル国内でガザ侵攻に反対して10万人以上がデモ」である。
この記事によると、年末から年始にかけて中東・ヨーロッパ・アジア・アメリカなど全世界で約100万人の労働者・学生・市民がイスラエル弾劾とガザ連帯の集会・デモ行動に決起している。そしてきわめて重要なこととして、イスラエル国内でもパレスチナ人とユダヤ人がともに手を組んで決起し始めているという。1月3日には、テルアビブで1万5000人が参加したデモが行われ、パレスチナ人の多い北部のサクニンでは10万人以上が参加した巨大なデモが闘われた。
テルアビブでは、「ユダヤ人とアラブ人は敵同士であることをやめよう!」「ユダヤ人とアラブ人は人種差別・民族差別に対して闘おう!」「平和なくして安全なし。資本の支配を解体しよう!」といったスローガンが多く掲げられた。

日本ではなぜかほとんど報道されない事実だが、この背景には今行われている侵略行為が、アメリカの支援を受けているという要因が良心あるイスラエル、パレスチナ双方の人々を動かしたと見るのが妥当だろう。
こうした反戦運動が行われていることひとつをとってみても、「イスラエルにも空爆を」などとは決して言ってはならないことだと思う。

自国に対して強硬な態度を取る組織がたまたま第一党に選ばれたからというだけで、圧倒的な武力を行使して他国に攻め込むというのは、どんな国にも許されないことだ。
これを容認しているアメリカは、今後、イスラエル政府同様に国際的な非難を受けるべきだろう。
バラク・オバマは自国の経済対策を行う前に、イスラエル問題対策に追われるかもしれない。

ガザ地区では、今この瞬間にも侵略が進められ、多くの人々が血を流し、命を奪われている。
われわれはそのことを決して忘れることなく、この無法行為に反対する全世界の人々と一緒に、反対の声を上げ続けていかねばならないと、あらためて思う次第である。

関連タグ : イスラエル, ガザ侵攻, , 反対デモ,

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