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酒好き、映画好き、本好き、落語好き、バイク好き、そして鬱。 ちょっとばかり辛い日もあるけれど、フンニャロメ~と生きてます。
◎心にとめおく言葉
●人は、自分が見たいと思うものしか見ようとしない――ユリウス・カエサル
●為政者たるものは憎まれることはあっても、軽蔑されることだけはあってはならない。(塩野七生)
●自分に当てはめられない基準を他人に当てはめるべきではない
――ノーム・チョムスキー
●さまざまな知識人、文化人、政党やメディアは一般の人々よりも右よりな立場を取る――ノーム・チョムスキー
●考えろ、考えろ、考えろ!――ジョン・マクレーン

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あれあれ、きっこ女史はオムライス党(社民党)からいつの間にか民主党の熱烈な支持者に変わってしまったらしい。
まあ、私は「きっこの日記」の熱心な読者ではないから、この変質がいつ始まったのかは知らないのだが。
それでも、小沢一郎が代表を辞任した5月11日のエントリ「飛車格落ちの民主党」を読んだときには驚いた。

だって、小沢一郎は囲碁の名人で戦略の達人だなんて書いてるんだもの。沈没寸前の自民党に対して、民主党は何十手先までも展開を読み切る頭脳派集団で、飛車格落ちでも民主党は楽勝だなどと持ち上げてるんだもの。
ちなみに囲碁の名人が将棋をやって飛車格落ちで勝てるかどうか、なんて突っ込みは誰か入れたのだろうか。

ここまで民主党を大絶賛してもいいのだろうか。
民主党を自民党の対抗軸として考えることには異論はないが、民主党をそれほど信用していない私などにはきっこ女史の言い分は奇異に映るばかりである。

きっこ女史はその後も、小沢一郎が西松建設の献金疑惑について何ら説明せずに辞めてしまったことについても非常に攻撃的な口調で小沢を擁護している。
客観的に見れば、自分の秘書が逮捕され、違法な献金があったことは事実なのだから、代表を辞めるに当たってはこれに対する説明をするのは当然だと思うのだが、どうだろう。だって「違法なことは一切ない」と言いながら「このままでは選挙戦を戦えない」ところまで追い詰められていたのは小沢一郎だろう。
だったらご本人に説明を求めるのは当たり前じゃないか。すくなくともいきなり「偉そうに説明責任を果たしてないなんてのたまってるクルクルパー」などと呼ばれるいわれはないはずだ。国民には事実を知る権利があるし、報道にはそれを知らせる義務があると考えるのがあたりまえだろう。

おまけに民主党の代表選が行われた15日には、自らのブログでアンケートを行い、きっこ女史はここで勝手に立候補(苦笑)。めでたく鳩山由紀夫に次いで2位の票を獲得し、自ら副代表に決まったと悪ふざけをしている。調子に乗ったのか、副代表に「就任した」きっこ女史は、前原誠司と小宮山洋子をお得意のバカ呼ばわりして首を宣告。レンホーとかの腰掛け議員どもはいつでも派遣切りにできるとエスカレートしている。これ、派遣の人たちに失礼じゃね? 限りなく。

きっこ女史はさらに代表選に敗れた岡田克也をフランケンとこき下ろし、今回の代表選は「反自民の鳩山と親自民の岡田の対決」と解説し、岡田克也に投票するのは自民党支持者だと決めつけている。
大丈夫かい、きっこさん。あなたはまだ熱狂的な社民党支持者だとは最後に書いているけれど、それならばなおさらのこと、本気で支持しているわけでもない党のことをこんなふうに書いてしまっていいのだろうか。

おまけに民主党が挙党態勢を整えるために行ったのがこの代表選なのに、あなたのように反自民と親自民に党内を色分けしてしまったのでは何もならないじゃん。矛盾してるよ。

そして、なによりもよくないと思うのは、マスコミを腐りきった自民党の手先のように言い切っていることだ。
べつにマスコミを貶すべきじゃないというつもりはない。
けれども、新聞その他の報道をひとからげにしてインチキ呼ばわりするのは、どう控えめに見ても言い過ぎだ。きっこ女史はおそらく自民党や財界のいいなりになって偏向報道するマスコミなどよりも、自分の主張、ブログの存在の方が正しいと言いたいのかもしれないが、残念ながら今のブログというかネット界を見回すと、これほどバイアスがかかった主張が無責任に横行している世界もないといえる状況ではないか。

マスコミのことを「マスゴミ」呼ばわりするのはネット右翼の常套だが、ここでもうひとつ思い出してしまうのがテカガミ先生こと植草一秀の「知られざる真実」というブログだ。
このブログについても私は熱心な読者などではないが、1日のアクセスが3万にも達するというから、今や影響力もバカにならないといえるだろう。
しかし、「知られざる真実」を読んでいるといつも思うのは、植草という人は、政治や政局を語るように見せかけていながら、もっとも力を入れ、執着していると言ってもいいほど繰り返しているのはマスコミ不信であり、検察をはじめとする権力に対する憎悪である。
彼は理知的に語っているように見せながら、例の「マスゴミ」という表現を何のためらいもなく使っている。
かつては自分もマスコミに出て飯を食っていただろうに、今さらゴミ呼ばわりするというのはどうだろう。私には信じられない神経だ。

植草氏は政官業が癒着した「悪徳ペンタゴン」が日本社会を牛耳っており、それを糺すべく立ち上がろうとしているのが小沢一郎をはじめとする民主党だという筋書きで毎回話を進めている。
けれども仮面ライダー対地獄の軍団じゃあるまいし、この社会の病巣をそんなに簡単なくくりで語っていいものか。
毎日のようにエントリをアップし、熱っぽく語るこのブログが数万の読者を獲得し、それなりの同意というか支持を得ているというネット界の状況が、私にはとても危なっかしいものに見えて仕方がない。

今では「きっこの日記」をはじめとする有名ブログが植草氏の影響下にあるようで、ここ数日の記述を見ても言わんとしていることがよく似ている。なかには植草氏の主張をそのままコピペしたような内容のエントリをあげているブログまであって、おかしいというか可哀相というか、複雑な気持ちになってしまう。

しかし「きっこの日記」が民主党は挙党一致して自民党を倒すべきと言いながら、岡田支持者は自民党に近いと言ってせっかくの主張を台無しにしているように、植草氏もまた「悪徳ペンタゴン」を倒すためには民主党に勝ってもらうしかないと言いながら、実は民主党などこれっぽっちも支持していないネット右翼たちとも仲がいいという矛盾をはらんでいる。マスコミの世話になっていたのにコロリと寝返ってマスゴミと言い放ち、テレビ・新聞の報道は偏見に満ちている、悪徳ペンタゴンに操作されていると言ってしまう植草氏というのは、私にはとても信じることができない人物なのだ。
植草氏の本質は政権交代による社民主義的社会の実現にあるのではなく、単に自分を陥れた(と自ら信じている)権力や、それをネタに騒ぎまくったマスコミへの恨みを晴らすことだとしたら、今、彼を信じ、声をからすようにして応援しているブロガーたちは好い面の皮だろう。

私は民主党など支持していないけれども、自民党を倒すには民主党が中心になって野党共闘していくしかないと思っているからとりあえず民主党を応援している。
この程度なのだから、代表が小沢一郎から鳩山由紀夫に替わったとしても大した期待はしていないし、世襲の鳩山が代表になるよりは岡田克也が選ばれた方がよかったと思っている。
そして、せっかく代表選をやるのだったら、わずか2日間でひっそり決めてしまうのでなく、全党員に投票権を持たせて大々的に代表選をやった方がよかったと思っている。そうすれば鳩山由紀夫が言った意味不明の「友愛社会建設」だとか「愛ある政治」の内容も国民みんなに分かるように説明できたと思う。
テリー伊藤じゃなくたって分からないだろう、普通さ、「友愛社会」なんて言われたって。分からないものを分からないと言うのがなんで民主党攻撃になるのか。
私にはそっちの方がよほど分からない。

まあ植草氏がこのブログを読むこともないだろうから、今さら説明してくれることを期待してはいない。

でもさ、植草さんよ。
そんなにブログで世の中陰謀だらけだと煽って、この後どうするつもりなのよ。

できればそれだけは聞かせてもらいたいものだ。

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関連タグ : きっこ, 植草一秀, 民主党,

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